期待度 ★★★☆☆ 満足度 ★☆☆☆☆
筋のお粗末さは仕方がないとしても、せめて絵ぐらいはさすがジブリ! ってしてほしかった。 「耳をすませば」ではあんなに綺麗だったバロンが、この映画ではただの猫顔よ? 「猫の国」「猫の事務所」も一体なんなのよ? って感じだし、「自分の時間を生きる」というテーマにしても、セリフとしてはあるけれど内容として伝わってこない。
同時上映の「ギブリーズepisode2」。 TVだったらおもしろかったと思います。でも、わざわざ映画で見るほどでもねぇ。 上映中、隣の席から「もう帰りたい」という男の子の声がして、前からは「まだやるの?」という声がして(^^;) 特に後半、大人にはノスタルジックでも子どもには退屈だったかもしれません。
そういえば、宮崎アニメに対して夫が 「ノスタルジーかファンタジーかのどちらかしかない(注:その奥に深い意味があるのよ〜)」 とのたまったことがあるのですが、今回はまさにそれ。背後に深い意味も思想もない。あるのかもしれないけれど、何度も繰り返してみたいと思わせるだけのものは感じられない。
子どもたちにはすこぶる評判はよかったです。内容的にもお子さま向けかな(そのわりには主人公が高校生だったりしますが)。ポケモンと同レベルで見る分には問題ないかもしれません。ジブリってだけでどうしても期待をしてしまうんですよね。 お子さまの付き添いで見る分にはそこまで退屈しない面白い映画なのではないかとは思います、はい。
2002年08月30日(金) |
「明智小五郎と怪人二十面相」 |
期待度 ★★★★☆ 満足度 ★×5 ビデオに取っておいた「明智小五郎と怪人二十面相」を見ました。 なにげに見ていたら、最初の方に「山口祐一郎」の文字が! 山口さんが出ているなんて知らなかった。ビデオに取っておいてよかったわ。 で、わくわくしながら見始めて。一体どんな役かなぁ。調べようかとも思ったけれど、楽しみがなくなっちゃいそうで、大人しく見ていました。 が、出てこない。なかなか出てこない。もう、そうなると話の筋なんかどうでもよくなっちゃって(笑)。ひたすら待ち続けること1時間半(早送りしなかっただけ誉めて欲しいぐらい)、出てきました! スーツ姿がとてもお似合いで。 ああ、やっぱりいいお声。お声が聞けただけでわたしは幸せでございます。
田村正和の明智くんはなんだかなぁ。ビートたけしの二十面相もなんだかなぁ。 この二人のセリフ廻しってあまり好きではないのよね。 一番最初にキャストを見た夫が一言 「これってお笑い?」(^^;)
ストーリーはどうでもよくなったとは書きましたが、二十面相の犯罪が個人的恨みから来ているというのはイメージが壊れるな。 互いの才能を認めつつ挑戦する、永遠の好敵手って思っているから。 最後に自ら命を絶つのもまるでイメージと違う。二十面相でさえなかったならよかったのですけど。
図書館にシリーズものがずらりと並んでいたんですよね。一冊ぐらいしか読んでいないから、今度読んでみようかな。
2002年08月09日(金) |
「千と千尋の神隠し」 |
『あたりまえじゃん。雨が降りゃ、海ぐらいできるよ(リン)』
*「Theater」に劇場で見た時の感想があります。
DVDを購入して、すでに数え切れないぐらい見ています。 子どもが好き&何度見ても飽きないので、つい時間が余るとかけてしまいます。
これから、見た映画の中で好きな言葉を感想と一緒に書いていきたいなと思います。 早速ですが、この映画で一番好きなのが上の台詞です。 ええ、地味な台詞ですね(笑) でも、好きなの。一番、好き。こういう台詞をあっさりと書けるようになりたいな。 言われてみると「そうだよね、雨が降ったら海になるのなんてあたりまえだよね」と納得してしまう(わたしだけ?? 笑)。 あたりまえであって、あたりまえじゃない。あたりまえじゃなくて、あたりまえ。 背中合わせのおもしろさ。
|