期待度 ★★★★☆ 満足度 ★★★★☆
テロでは歴史は変わらない。変えてはいけない。
これがわたしの持論。 でも、わたしは六法全書でも、ロボットでもない。 だから、フランキーの気持ちは、わかる。
……が、本当に彼はテロリストか?(笑) なんか、甘いような気がするんだけど、顔の甘さに騙されているのかしら。
プラッド・ピットってそんなにかっこいいとは思わないんだけど、頼りなげなところがいいのかもしれないなぁとこの映画を見て思ってしまった(と、テロ役をしていて、そう思われるのはよくないのではないかと思うけど ^^;)。 かわいくはあるのだけど、わたしの好みからはちょっと外れる。うるうるした瞳はみんな芝居で、もちろんそれをつかって女もたらし込んでいてっていうのがいいなぁ。←妄想(笑) 映画の中でも、冷徹な部分があるのだけど、それを感じさせない。それがいいのかもしれないけれど、わたしには物足りない。 武器商人もあっさり殺されるし、FBIとかも情報をつかんでいる割には全然出てこないし、リアリティがないんだよな。いや、リアリティというより、スリル感か?
といいつつも、ブラビの表情だけで十分楽しめた映画でした。いいよ、許すよ。あなた、かわいいもん(笑)。 ハリソン・フォードはかっこいいおじさまですが、役はかなりお間抜け。 「殺させたくない」「助けたい」って言っておいて、自分が殺してどうするよ? まあ、終わりかたとしてはああするしかないのだろうけれど……。
とにかく(?)、テロやIRAやらをうんぬん言っている映画ではないですね? 「プラピ、かわいい」「おじまさ、かっこいい」っていう映画ですね?(違います??? ^^;) これは、出演者から見てもエンターティメントだ。深いことは考えるのはよそう。
期待度 ★★★☆☆ 満足度 ★★★★★
最初はつまらない映画だと思ったけれど、スザンナとリサが病院を脱そうするあたりから面白くなってきて、最後にはすっかり虜になっていました。結局、立て続けに2回も見てしまった。 DVDには未公開シーンも収録されているらしいので、ぜひ欲しいなと思う。
リサにたまらく惹かれる。 あんな目で見つめられたら、スザンナじゃなくてもキスしたくなるって(おい ^^;)。 反社会性人格障害。 はっきり言って、身の回りにはいて欲しくないタイプだな。 人の一番痛いところを的確にかぎ分けて、遠慮なく突いてくる。 でも、映画鑑賞という安全圏から見ている限りでは、彼女に惹かれる人って多いのではないかなと思う。 もし、彼女が目の前にいたら。 わたしにどんな言葉を投げつけるんだろう。 そう思うのは、猫をも殺す好奇心(笑)
誰でも心の中に闇を持っているし、矛盾も抱えている。 精神病と言われる人たちは、心が壊れてしまっているではなくて、自分の醜さから目を背けたり、自分に嘘をつくという安全装置が壊れてしまっている人なのかもしれないと思ったり。
映画や小説の登場人物に自分を探すことはめったにしないけれど、これはつい思ってしまったな。「自分だったら誰だろう?」と。 残念ながら、リサではない。かなり、不本意ながら(?)スザンナってとこかなぁ。 が、待てよ、と思う。 誰でも「自分が入るとしたらスザンナ」って思うのかも。 そういうふうに「スザンナ」というキャラクターを作ってるのかもしれない。だとしたら、監督の思惑に見事にはまってしまったってことね(笑)
期待度 ★★★★★ 満足度 ★★★★☆
この映画、しっとり叙情的映画だと思っていたら、コメディだったのね(え? 違う?? 笑) 非現実的なストーリーの邦画の限界を感じてしまった映画でした。設定とか、穴だらけでっせ? 穴があってもいいのだけど、それを感じさせないぐらいの迫力がない。だから、「コメディ?」と思ってしまう。 と、文句をいいつつもけっこう楽しかった。 「サトラレ」の苦悩とかなんとか、難しいことはあまり掘り下げてなくて、だから軽めの仕上がり。一番の張本人であるサトラレくんは、最後までその事実を知らずにぼけているし(笑)。 ま、それでいいんじゃないのかなぁ。これはそういう映画だろうし。 それにあんまり掘り下げたら、ヒューマンドラマではなくてホラーになってしまいそうだわ(笑) ドラマ的なのかもしれない。適度にコメディの要素を入れて、深くは考えさせない。それはそれで、正解だ。 最後はあまりに平和ぼけって気がしないでもないけれど、ま、いいや。みんなで「よかったね」って言えれば、それでいいのよ。これは、そういう映画さ。 深いことを考えてはいけない。考えれば、この話は破綻する(笑) これは、八千草薫の微笑みと鈴木京香のぼけぶりで見る映画なのさ(本当か?) にしても、里見健一くんはとてもIQ180には見えなかったぞ? ←だから、深いことを考えたらだめだってば……。
言いたい放題だけど、それでも手術後のシーンにはうるうるしてしまった。そして、ふと横を見ると、宿題をしていた娘が涙を拭いていた。やっぱり、親子ねぇ(^^;)。
2002年02月12日(火) |
「地球は女で回っている」 |
期待度 ★★★★☆ 満足度 ★☆☆☆☆
ウッディ・アレン監督だっていうから、コメディだったいうから借りたのだけど。 つまらなかった。どこかコメディなんだろう? どたばたしていて、早口でまくし立てれば面白いってもんじゃないでしょ? 文化的に笑いのつぼが違うのかもしれないけれどね。 小説家ハリーは最低男だし、見ていてむしゃくしゃするから何度も見るのを止めようと思ったけれど、レンタルした分は元をとりたい(日記にあげたい 笑)ので、最後までがんばりました。
つまらないけれど、わかりやすくはあります。 小説家ハリーは私生活を小説に書いて家族やまわりの女性から非難されまくり。ずっと「自分は悪くない」的にいいわけをするのです。逃げてばかりのダメ人間。小説にもそこらへんがよーく出てる。やっぱり、文は人なりね(笑)。 が、途中から登場人物が現実にまで混じり込んではあれこれ話しかけてきます。そして、最後にはハリーも少しは考えるようになって、めでたく小説の登場人物にも受け入れられるというお話。 小説を書くことによって自分探しをする人間の典型的な例かもしれない。
しかし、なんであんな男がもてるんだ??? そこからして、わたしにはわからない。
2002年02月11日(月) |
「ペイ・フォワード」 |
期待度 ★★★★☆ 満足度 ★★★★☆
ラスト。 「そんな〜」と思ったのはわたしだけではないはず。そんな終わり方って悲しすぎる。 見る前は、アメリカ的なハッピー映画だと思っていたのです。たしかに設定などはかなりアメリカ的ではあったけれど、しっとり系だったのですね。
ハーレイ・ジョエル・オスメントはやっぱりかわいい。憂いを帯びた瞳が堪らない。こんな息子がいたらいいのにな。今後の活躍に期待。
作品の最初の方に出てくる先生の話がよかったな。「なぜ、社会科を勉強する必要があるのか」。これを聞くだけでも、この映画を見た価値があったなと思います。ここまでしっかりと生徒に話せる先生ってめったにいないよ?
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