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■ 2キロの道を帰ってきた猫の話
最近猫の親子がベランダ下で暮らしてます。
その猫たちをぼんやり眺めていて、昔のこと をふと思い出しました。
それはワタシがたしか小学4,5年生くらいのこと。 その当時のワタシの家の隣には、空き地があり 建築物の壊した後の廃材などを置く場所 になっていました。
いつもそこで遊んでいたワタシの後を真っ白な 猫がついてきました。右目と左目の色が違うキレイな 猫で、なつっこい猫だったので家に連れていき ごはんやミルクをあげたりしていました。
もちろん飼いたくなり、親に頼み込みましたが 「絶対だめ!」と言われ泣く泣くあきらめました。
その当時捨て猫がたくさんいる場所といえば 市内の病院の裏のほうでした。裏のほうは残飯など を置いて置く場所だったので、猫のご飯になるためでした。
その白猫もそこに連れて行くと父が言い、一緒に車で行き 置いてきてしまいました。
そして次の日、また隣の廃材置き場で遊んでいると ニャーニャーと小さな泣き声が。。。
あれ?どこだろうと見てみると小さな子猫が3匹も! 毛色や目の色からみてあの白猫の子供のようでした。
とりあえずみな抱っこして家に連れて行き 父に話すと父もびっくりして、「親を探しに いかないと」ということになり捨てた場所に 行きましたがすでに姿はどこにもなくて・・・。
こんな小さい猫を捨てるのも、ということで 3日くらい世話をしていました。
そしてある日の夕方、ふと外を見ると、 あの白猫の姿が!
家から病院までは2〜3キロくらいの距離が あるのだけど、なんと帰ってきたではないですか。
もう真っ黒になってガリガリに痩せていました。 子猫が心配で必死で帰って来たんですね〜。 猫の本能はすごい。。。 子猫のところに行きペロペロなめてあげて いました。
その猫の親子はどうなったかというと 親子ごともらってくれるという人がいて もらわれていきました。
2002年06月13日(木)
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