白日の独白
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他人の人生を渡り歩くのって結構疲れるんだよね。 あぁ、勿論そんなことは不可能なのはわかっている。 例え話だと想ってくれていいよ。そのつもりだし。 そんな訳で君のクダラナイ話なんて聞きたくもない。
自傷なんて馬鹿馬鹿しい。 酒で記憶を飛ばして怪我をしたり人を殴ったりすることもなくなった。 絶対無理だと想った煙草もやめた。 辛辣さも皮肉も抑え気味に口当りのいい言葉で笑顔を振り撒く。 これが大人になるってこと? だとしたらなんて気楽なことだろう。
『普通』が必ずしもいいとは限らない。 『普通』なんてものはない。 それでも僕は『普通』でありたいと思う。 『特別』にはなれない。 『特殊』にもなりたくない。 だからこそ僕は『普通』でありたいと思う。 誰の眼にも留まらないように。 誰の記憶にも残らないように。
「ところでどうなの?」 「別に。相変わらずですよ。相変わらずモテないです」 「モテない訳ないよ」 「ない訳なくないんです」 「そもそも恋人なんていらないんでしょ?」 「いらなくはないです」 「え?いるの?何で??」 「何でって・・・・」 「やっぱり最初から選別し過ぎだよ」 「あぁまた言われた」 「いらねぇオーラ出し過ぎ」 「なんですかオーラって」 「大丈夫だよ。その内ぴったりの人が現れるから!」 「安易なまとめを有難う御座います」
Re: 今おきた 面倒だから行きたくない
Re: Re: 外に出ると得した気になるよ。春を感じている!
Re: Re: Re: 行く
どうして彼女はこうも簡単に僕を正反対の気持ちにさせるのだろう。 しかしノコノコと外へ出た瞬間、帰りたくて帰りたくて後悔する。 何で屋根のない所で食べたり飲んだりするんだ?そういうのって変だよ。 僕はきっと馬鹿なんだな。 桜なんて夜に独りで見るものなのに。
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