「隙 間」

2007年07月29日(日) 「カンバセーションズ」と爆風ランナー

「カンバセーションズ」

 をギンレイにて。
 約二十年振りに結婚式で偶然再会した元恋人同士。
 すでに結婚していたり、若い恋人がいたりするけれども、たった一夜の限られた時間、今と昔の二人の時間を重ね合わせて過ごす。
 画面を二分割し、互いや現在と過去の二人を映しながら話は流れてゆく。
 こんなことがあるなら、結婚式に恋人や奥さんを出席させたくなくなっちゃうかもね。

 そんな心配する相手はおりませんが(笑)

 雷が向こうのビルに落ちて、神楽坂の不二家で「ペコちゃん焼き、頑張って売ってます」なんて看板を見たり、そして本を読みながら落ちたり、香取慎吾扮する孫悟空よろしく、

「うっきぃぃ〜〜!」

 と雄叫びをあげたくなったり。
 東大前の駅で、雨で足止めされてます。

「途中まで、どうですか?」

 と傘を差し出してくれるこころ優しい女子が現れるのを待ってます。

 永遠に待ってろっ!

 て?
 腹が減ったので、走って帰ります。

 走るぅ走るぅ、おれ〜さ〜まぁ
 叩きつける雨も、そのまぁまぁにぃ〜
 いえにぃたどりぃ、着いぃたぁらぁ
 ひとりぃグチこぼしてるぅだぁろおぉ
(RUNNERのメロディで)

 懐かしひ(笑)

 あ、常備しているよれよれの三段折畳み傘を差して帰りました。
 差すのがめんどかっただけです(笑)



2007年07月28日(土) にくいけぬ端、そばに世を偲ぶ(肉(行けぬ)、池之端、蕎麦、(徳川)慶喜)

 朝起きてすぐ、布団とシーツを洗濯機に放り込み、干しました。
 今夜は心地よく眠れそうです。

 芝のドクのところへ行ってきました。
 谷崎潤一郎談義に花が咲きました。
 夢野久作の「ドグラ・マグラ」を、怖いもの見たさで読んでみるとよいかも、と言われました。
 気にはなっていたのだけれど、コア過ぎて敬遠していたのに、ドクの口から言われると、読んでみる価値はあるかもしれません……汗

 晩ご飯のお誘いがあり、久しぶりの独りじゃない食事をしました……涙
「なら、焼肉行こう」
 と持ちかけておきながら、夏バテか胃袋が直前に、応、と応えず。

「すまん、蕎麦でもいい?」

 さっぱりしたのを食べよう、と誘ってきたのを、否、としておきながらの、この体たらく。
 まあ、気にせず「どこでも」と言ってもらえたのでよかった……。

 で、

 上野は「萬盛庵」という蕎麦屋にしました。
 このお店、江戸時代からの老舗で、明治維新後に徳川慶喜が車で店に突っ込んで壊してしまったことがある、というユニークなお店。
 外見はアーケードのせいか、普通の蕎麦屋にしか見えません。味は、麺のこしがあってなかなか、普通においしかったです(笑)

 御徒町駅北口を出て道向こうの左。アメ横入口の脇、ケンタッキーの隣にあります。
 雨が降っても濡れずに行けます(笑)

 藪蕎麦御三家の「池之端藪蕎麦」に行きたかったのだけれども、どうにもお上品らしく、今回はやめておきました。
「神田やぶそば」は休日お出かけコースの通り道だし、もちろん、何度も行ってます。
「池之端藪蕎麦」も、通り道だからいつでも行けるのよね。
 まあ、夏は蕎麦でしょう、ということで近いうちに行きましょう。

 独りで……汗

 残りの「並木藪蕎麦」は浅草雷門付近なので、なかなか機会がない。

 いや、明日にでも行ってみようか……笑

 だって、独りだもの。
 気紛れもオッケーだもの。

 ちゅるちゅる、ぞ、ぞぞぞっ……。



2007年07月27日(金) 掲示板が……落ちてた

 気がついたら、掲示板が落ちてました。

 またどこかで借りないと。

 ノートPCが盗まれて、デスクトップのデータのほとんどを保存してあった外付ハードが壊れて、データが吹っ飛んで以来、サイトの更新はソフトに関係なくWEB上からできるものに限っていたけれど。

 ネタは書けども公開はまだできず、なら、お金たまって自分のノートPC(今のは実家から父親のヤツを同情に便乗して借りて持ち帰ってきたノートPC)を手に入れてから、そろそろ公開できる時分になるかしら、と、構えております。

 まずはリンクの書き換え程度ですむだろうと思う、新しい掲示板のレンタル先を探して貼りなおすことを、やってみようかと、思う所存でございます。

 ……腰の重さは横綱級です。

 ……おおざっぱさはメジャー級です。

 モバイルPCで四〜五時間バッテリーがもつやつが、二桁に乗るか乗らないかくらいのお値段のもので、ないのでしょうか。

 道ばたに札束が落っこちていないのでしょうか。

 落ちているのは目に見えないチャンスだけ。
 見えていないのだからつかみようがない。

 でも、

 落ちているチャンスより、
 空の向こうにあるものに、
 手を伸ばしていたい。

 腹の足しにもならないものを書き続けているのなら、
 見えないものばかりに手を伸ばしたっていいじゃない。



2007年07月26日(木) 「冥途・旅順入城式」と読まねば

内田百�涼�「冥途・旅順入城式」

川上弘美作品が色濃く影響を受けている世界だった。

川上作品はどこかで足場のようなものがあるのに対して、この内田作品は、果てしなく足場や境目や、人がどこか確かなものを求める類いのものが、ことごとく、ない。

日常のありふれたものから、ふと妖しい世界に踏み入り、抜け出しもせず進みもせず、終わりもせず、ただあり続けるがままなのである。
何十という短編集であったので、何十という妖しい世界がそのまま頭の中に散ったままである。

なんか、気持ち悪っ……汗

とりとめがなさ過ぎて、アクが薄く広がり過ぎてて、やっぱり、川上弘美作品のほうが本能を惹きつける。

でも、他の内田作品を読んでみたい気もする。

……いや、読もう(笑)

読むなら、読むとき、読まねば……。



2007年07月25日(水) 血とお腹と、育む。

健康診断にいってきました。
採血もしました。
試験管にとぷとぷと波立つ血は、少し赤黒いように見えました。
一応、赤い血が流れている私です。

気になる血中脂肪値は後日の楽しみです。
オリジン弁当のサクサクチキン竜田で育み続けている脂肪血は、並みじゃあないはずです。

わかりやすい体重のほうですが、MIB……じゃない、MBI? BMI? の計算式によると、標準体重より五キロオーバーらしいです。
厳し目でみると、九キロオーバー。

よし、夏に自然に減るのが二、三キロなので、残り五キロ、減らします。

……減るといいな。
……減ってほしいな。

最近、下腹を引きつける意識、を怠っている。
普段はベルトを、穴ひとつ、きつめにして、食事のときだけ緩めている。
ベルトから下の腹は、押さえるものがないのだから、我先にと、出っ張るわけだ。
それを、息を吐いたときの感覚で腹に力をかける。呼吸のたびに、思い出したときにやるのだが、忘れっぱなしで幾星霜……汗

そろそろ安定期、です。
姓名判断の本が、気になりだしてます。

脂肪子、脂肪太郎、肥え美、肥え之介。

悩みどころです。

あっ、蹴った……!

……笑



2007年07月22日(日) 「堕落論」とニュートラル

 坂口安吾「堕落論」

 いつも目に留まってしまう谷崎潤一郎の隣に、抱き合わせのように並べてあったので、ひょいっと、手にしてしまいました。

 ……ほんとは、ごなに「なんだか坂口安吾の世界の、その入口に入るか入らないか的な作品だねい」と、今回の作品の感想をもらったのがきっかけです(汗)
 でも、坂口安吾はどんな作品なのか、読んだことがなかったのでよくわからなかったのです。
 で、ブックオフで物色してみたら「堕落論」が。
 できれば、「白痴」やら小説の類いを読みたかったのだけれど……。

 でもまあ、ページを開いてみて、おおっ!? と思ったのが、建築に携わるなら聞いたことがあるであろう「ブルーノ・タウト」という建築家のことを、ズバズバ切ってるんですね。
 おう、なんか共感、とにやりとしてしまいました。

 いや、タウトを批判しているんじゃないんです。

 外国人であるブルーノ・タウトに、日本文化論を語られて、なるほど、とうなずいてしまっている当時の日本国民へ、檄を飛ばしているだけなんです。

 でもなんか、坂口安吾が言っていることと、私がここで吐いている毒が、ところどころかぶっていることが……。

 切れ味の違い。

 は、雲泥の差だけれども。

 そうだよね……。
 もの書くならば、斜めにものごとをみることだって必要だものね。正面からものごとをみることが不得手になってきてるけれど……汗

 ただいま、脳みそ空回り中。

 ニュートラルの状態でアクセルぶんぶん踏み込んでいるような感じ。
 あっちにも、こっちにも、ギアを入れられない(笑)
 こんなときに、カチンとくるようなことをテレビで観たりしたら、もう、ものすごい勢いで、だらだらと毒を吐くんだろうねぇ……。

 気をつけよう(笑)



2007年07月20日(金) 言わずもがな

昼休み。
アークヒルズ隣のドトールへ。

「いつもの」

と言う前に小銭を差し出し、

「混んでてすみません」

頭を下げられ、釣りを渡される。
いえいえ、そんなこと。

「あちらの席にお座りください」

ホールの男性が微笑む。

「どおも」

と微笑み返す。

なんか、すごくね?

独りよがりかもしんねーけど、完全に、常連じゃんっ!?

そりゃあ、平日毎日決まった時間にやってきて、机にノート広げてせっせと書きものしてりゃあ、覚えるっつーのっ。

「今日はすごい混んでてすみません。外でお待たせしてて、申し訳ございませんでした」

帰り際に言われた。
そりゃあ列が外までできてたんだもの、並べば自然、外で待つこてになるわいな。

うむ、苦しゅうない。
明日は頼むぞ。

とは言わずに、

「いえいえ、そんなこと」

へこへこと頭を下げ返す。

昨日がいつだったか、境目がぼおっとしている。
ネタ書きしてると、一日が二日三日のようなヘビーな感覚になる。
まだ四日間なのに、もう二週間くらいは経っただろ、てな感覚。

なんか、めんどい(笑)



2007年07月18日(水) 諸氏に脱帽

夜の不忍池を歩く。
上野夏祭りと称して、夜の骨董市が催されている。蓮池をぐるりと回り弁天島を抜ける。
提灯が連なる下をこうして歩いているのが不思議に思える。

無職の時分は除き、仕事といえば帰りは日付が変わる頃、というのが当たり前であり、さもすれば日の出ということすらままあることだった。
そうなる己の不甲斐なさと、その過ちを省みることで、その仕事に対して己の命さえも賭けうるか否か、という分別の具合を知ることができたのだから、よき経験であった。

今このような過ごし方ができるのは、ひどく贅沢であり、また長くは続かぬであろうことは予測がついている。
であればこれにうつつを抜かし存分に堪能すべきやもしれないが、そうもいかぬ。

体は一つしかなく、日は一日しかない。

私は世の、父であり夫である男子と母であり妻である女子に、感服する。
皆は日を一日の中で、己だけでなく二役も三役も、こなしているのだから。

自然、そうせざるを得ないもの。

と、のたまうなかれ。
それが既に感服に値する。

いつでも投げ出してしまえる二役目にさえ、息咳き切らせているのだ。

父でも夫でもないにも関わらず、である。

諸氏に脱帽である。



2007年07月16日(月) 解禁、そしてもしゃもしゃと……食う!

 本日から、じつは、解禁! なんです。

 歯ぐきの奥底に眠る親知らずの炎症がおさまったようで、ようやく、両方の奥歯をフルに活用して、もしゃもしゃと食べれるようになったんです。

 これまで、口の中で左半分だけでしかものを噛まないように、と涙ぐましい努力をしていたんです……。

 片方だけでしか食べないだなんて、信じられませんっ!!

 苦痛、でした……。

 どうしてっ、どうして噛んじゃいけないのっ!?
 こんなの、食事じゃないっ!!!涙

 という日々。
 せいぜい四、五日だとみくびっていたら、それ以上かかってしまいました。
 予想外でした。

 ……もしゃもしゃ、頬張ります。
 口いっぱいで、味わいます。
 白ご飯の量で、ごまかして、自分を納得させます。

 実はそんな理由もあって、akd帰省時の恒例になっている焼き肉の宴は見送ったというところもあるんです。

 今、川上弘美作品を読んだら、確実に食欲が暴走します。
 興味がある方は、読んでみてください。
 ほんとうに、なんだか、むしょうに、食いたく(食べたく、ではなく)なります。
 お酒を飲む人は、飲みたくなります。

 想像しただけでも……じゅるじゅる、ごくり(笑)

 とくに、「センセイの鞄」なんか、やばいかも……。

 うううぅ……ぐぅうぅ、ぎゅるるる(唾)

 誘惑に、負けない。
 腹の虫の、痛切な悲鳴にも、耳を塞ぐ。

 耐えろ、堪えろ、絶えろ。

 もうすぐ、ほっときゃすぐに、一、二キロはすぐに落ちる季節がくるんだし。
 そりゃ暑さでバテて、晩飯を蕎麦しか食わなくなりゃあ、痩せるわな……笑



2007年07月14日(土) 「アッシュベイビー」と谷崎と安倍さんと考えてみない?

金原ひとみ著「アッシュベイビー」

芥川賞を「蛇にピアス」での受賞後の第二作目。
同時期に受賞した綿矢りささんと比べて、かなりディープな世界を描いている。
まあ、性と生の世界の捉え方なのだけれども。
前作「蛇に〜」の読後、ちとハマるとかとは違うかしら、と疎遠にしていたが、今回、自分のネタとかぶるかもしれないと知り、読んでみた。

……たぶん、だいじょうぶ。
同じバットを持って打席に入り、イチローを目指すかゴジラ松井を目指すかの違いだろう。

わかりにくいって?


さて今日はドクと談笑の日。
東京タワーの先っちょは雲に覆われていた。

最近どんなの読んだ?
から始まり、
「じつは、谷崎潤一郎は好きなんだよ」
なんてタイムリーなんだろう。
私も最近気になっていて、と話すと、
「吉野葛」か「卍」が入りやすいと教えてくれた。
そこから話は、戦後日本の文学の在り様にまで及んだ。

本居頼長やらと安倍首相やらとの「愛国心」の指す違い。

キレイな言葉、として書き換えようとしてますよね。そうだね、簡単に人に押し付けられないドロドロの言葉だったはずだったんだけどね。

良い悪いは言えないけど、考えてみない?



2007年07月10日(火) 鶏と牛とよーい、どん

鶏口となるも、牛後となるなかれ。

中国春秋戦国時代。
秦が強国となり、諸国が秦を盟主とする同盟に加わるか否かとじたばたしていた頃、ある軍師が主君に問い正した言葉。

大国の秦を頭とした牛のような同盟に加わったところで、所詮、尻尾のような末席に甘んじるのは目に見え、さらに我が国という形は失わざるをえないだろう。
鶏のように小さくとも、そのクチバシのような先頭にあるべきである。

歴史をみると、牛が勝者になり、鶏口も牛後も関係なくなりました。

鶏頭となるも、牛歩となるなかれ。

三歩歩けば忘れてしまう脳みそでも、忘れることを怖れて歩を進めようとしないのは、よろしくないことである。

……反省。

鶏頭には、自信、あります。
牛歩には、浪漫、感じます。

もとより、B型、です。
足並み揃えるのは苦手です。
勝手にひとりでぐるぐる走らせておいてください。

すぐに走り疲れますから。

たまにラップを教えてもらえれば、ペース配分しますので。

さて、次のテープまで、よーい、どん、とゆきますか……。



2007年07月09日(月) アカイアオイさんとブンシンナガセくん

 アカイ服着たアオイさんが、ちょっぴり好きです……。

 どこかの雑誌に、蒼井優という女優は表情で物語る、と書いてあった。

 表情はみえなくても、動作で物語る、というひとも、いる。

 顔が見えないのに、片手を軽く振っただけの仕草で「あ、照れてる」とか「お、怒ってる」とかを、まるで目の前で顔を見ているかのように感じさせる表現力。

 ひと昔前、舞台俳優と映画……いやテレビ俳優の違い、のようなことを話していたのを観た気がする。

 アップで表情を追えることの便利さと、表情のみでしか表現せざるを得ない難しさ。

 全身を使って直接的に叩きつけるかのような迫力と、大げさとも思われてしまう大きな身振りになりがちな、押し付けがましさ。

 ……そうだね。
 似ているかもしれないね。

 描写と説明。

 余白と空白。

 揺らぎと無駄。

 説明が好きで、空白に彷徨い、無駄に溺れることに、無意識に引き寄せられてゆく。

 意識している自分を、切り離す。

 無為にして、無為なる自分を、化す。

 必ずどっちかに執着しがちなんだよね、困ったことに……。
 片方だけに執着するならよいのだけれど、

 二兎追う者は一兎も得ず……

 長瀬くんみたいにぶーん、しんっ! とできたらどれだけいいか。
 まぶたに目ん玉をしっかり書いて、ね。



2007年07月07日(土) なんばで街をあるいてみた

 巷で話題になっていた「日本古武術」の日常への応用。
 テレ朝の「ナンだ!?」で再び扱っていた。

 で、

「なんば」

 で街を歩いてみた。
 同じ側の手足を揃えて前に出す歩法。
 ただ前に出すのではなく、体全体の重心の動きをそれにきちんと合わせる。

 階段を上るとき「なんば」のほうが楽だ、という。

 そう、かもです。
 右手右足を揃えて一段踏み出すと、そちら側に重心が乗ります。そしたら、軽くなった後ろ足を上げればよいのだから。

 じゃあ、下りてみよう!

 ……気をつけてください。
 重心を低い段のほうに、さきに預けるのだから、負担がでかいのは当たり前です。

「力」の使い方でたいへん有効なことはたしかです。

 体の一部ではなく全体をまんべんなく使うことによって、負担も分散し、さらに逆に力は発揮されます。

 さて、ここからは個人的な見解です。

 古武術は、人間の体の使い方を巧妙に研究したものです。
優れています。

 ここで武術のたどり着く奥伝の話は、置いておきます。一般人にはたどり着けない話ですから。

 で、一般人の見解の中での表面的な考察として。

 古武術は人間の体内における「力」の使い方を、いかに体内において用いるか、について優れているのかもしれません。
 古武術には常に武器(刀、小刀)や暗器(鉄爪、針等)を携われている考えがあります。だから、必要以上の肉体の力を使わずに、効率よく相手の肉体を傷つけられればよいのです。
 それ以上の不要な努力など、もってのほか(?)という非常に合理的な考えがあったりします。

 交互に逆手を前に出す普通の歩き方は、重心を後ろ足に残して、前と後ろ半々に重心を移し、そして前足に重心を移す。
 ここで、古武術が避ける「ひねり」があるわけです。

 腰を、くいっと、くいっとひねるわけです。

 そして、重心を後ろに残す、という動作もあるわけです。

「踏ん張る」という動作がとてももったいない、と某氏は説明していました。もちろん、その深奥には本当の別の意があるものだとしても、むむむ、と唸ってしまいました。

 だって、せっかく、地面があって、重力があって、使えるものがあるのだから。

 そして。

 古武術とはいえども、万能ではありません。

 人間は人間なのです。
 スーパーマンになれるわけではないのです。

 体の一部の力のみで何とかできるものを、ことさら分散させて普段使わない筋肉を使うことにもなるのだ、ということもありうるのです。

 買い物袋を手に持つとき、小指をしっかりとかけて持つと、腕から肩にかけて全体の筋肉を使うことになるので負担が減り、楽になるそうです。

 はい、肩凝りのほぐしに、よおく効く感じがします。

「なんば」

 で歩くのは、やめにしておきます。

 だって、腰をひねらないんですもの。

 ウエストを、ひゅいっとひねって、引き締め効果を期待したいわたしとしては、こちらの体使いのほうが、重要なんですもの……。



2007年07月06日(金) 「蛇行する川のほとり」と、ほとぼり

 恩田陸著「蛇行する川のほとり」

 幼い頃の、ずっと封じ込めてきた記憶を紐解く物語。
 まあ、気づけばミステリ……いや、違う、青春物語だもんね。
 そう思って読んでみたんだもんね。
 平台の「恩田陸の文庫新刊!」なんてミーハーな好奇心に負けてしまっただけだもんね!笑

 面白かったです。
 読みやすかったです。
 サラサラと読み進めました。

 でも、グッとくる感触が……なかった。

 なまじっかキレイで巧みで軽やかなだけに、アクのようなものを欲するものとしては、物足りない。

 あ、でも、参考にさせてもらいます。笑

 好きな作家ランキングをチョイと前にみたんだけれど、当時一位が重松清さん、二位が恩田陸さん、だった。
 一位二位のふたりにどっぷり浸かってしまうのも贅沢なもんだから、まあ、こんなもんでしょう。

 ……て、なにが?笑

 そろそろ、さきにアップした自分の作品を読み返すにもいい頃合い。
 ぽかん、と少し距離をおくことができてきた気がする。
ホントはこれをやってからアップすべきなんだよね。

 今回は気をつけます……汗



2007年07月03日(火) 「くちぶえ番長」とワンッ!

 重松清著「くちぶえ番長」

 ……やばいです。
 ひとりでニヤニヤしながら読んでいる姿は、アヤシい奴いがいの何者でもありません。

 父親同士が無二の親友で片方は亡くなっており、小四のそれぞれの息子と娘の、淡い淡い恋物語。

 ええなぁ。
 ええって、まじで。

 どうしてこんなにも、物語の中へと引き込む言葉を連ねることができるのだろう。
 誰にだって書ける、同じ日本語なのに、それはもう「文字」なんてものとは別物になっている。

 じんわりと、こぼれるように、こみあげるように、胸をじぃんとさせたいときは、重松作品をお勧めします。

 読み終えて表紙を閉じたとき、おもわずため息が、こぼれます。
(個人差はあるけれど)

 ある意味、私は既に「パブロフの犬」になっているのかもしれません。
 一を絶対として、他にもある意を汲み取ろうとする努力を怠ってしまっているのかもしれません。

 他にも素晴らしい作家はたくさんいるのです。
 作品はたくさんあるのです。

「重松、読む?」
「ワンッ!」

 あわわわわ。
 手遅れかもしれません……汗



2007年07月02日(月) 「怪しい来客簿」と開き直らねば

色川武大著「怪しい来客簿」

読んでみようか迷いつつ、手を出さずにいた作家さんです。
この方、

「阿佐田哲也」

 という別名で、終戦後の麻雀賭博の世界に身を置き、それに関する著書も同名で書かれてます。
 週刊マガジンで連載された「哲也〜雀聖とよばれた男」の主人公のモデル。実在のひとだったんです。
 内容は作者の実体験なのか創作なのかが判断しがたいもので、なるほど、このての語り方もありですね、と。

 もの書いていると、書いている内容がそのまま普段の書き手と同一視されがちなところがあり、そのてのことを邪推してしまって、うまく描けなかったりします。

 もっと、開き直らねば。



2007年07月01日(日) 「モーツァルトとクジラ」と、神様?

 一夜明け、書かなくてもよし、思わずでもよし、などという過ごし方は……無理です。
 すわ出番ぞと、あれやこれや、リライト中だったものや、書きかけのものや、プロットだけのものや、なんやかんやのそれぞれが、一斉にわたしを振り返る。

 ……すんません。
 忘れてるわけじゃあないんです。

 そんなもろもろを振り払って、いざ、神保町へ。
 週一日こないと、落ち着かない、てか、それくらいしかこないけど。

 その道すがら、根津大権現、菅原道真公に、ちょっとお参り。
 実力がないから神頼みか?

 違います。

 そんなんで叶うなら、そんな神様を私は信じません。
 願えば叶うなんて、安っぽ過ぎる。

 神様ならば、願うまでもなく、そのひとがあるように、なるように、計らうはず。そうならないのであれば、そのひとが願うばかりで叶えるためにするべきことが足りていないのか、そうなるべきではないと示唆しているのか、のどちらかに違いない。

 なので今回は、

 送っちゃいました。
 どうなんでしょうねぇ……。
 ちっとは前よりよくなってるんすかね?
 そんなの知ったこっちゃねえって、ですか?
 ここで、ウム、と答えてやったって、どーせ信じやしないんだろって?
 ご名答、アタック・チャ〜ンス、て、ふざけるなって?
 あいスミマセン。
 ま、ほんじゃあ、これで……。

 こんなことを「マジ」で手を合わせてました。

 とんだけ、フレンドリーやねんっ!

 さてさて、そして我が憩いの場、三省堂に到着。

 ご褒美が、ありました。
 神様も、粋なことをしてくれる。

 重松さんの新刊(文庫)が!!

 ああん、もう……。

 買ぁうぅ!
 買っちゃう!
 読んじゃうぅ!

 夏のフェアで、

 あ、あれも。
 お、これも。

 と、文庫たちが一斉にウインクを送ってくる。
 まてまて、正妻の前だ。今日はこらえておくれよ。

 などと、ひとり悦に入る。

 ……やっぱり、壊れてるじゃん。

 妄想内「好色一代男」はかくして店を後にする。
 そして、次の憩いの場、ギンレイへ。

 金曜までなら、

「たけしのいっぷん」

 を観られたのに……て、
 おいらの一分間?

 いえ、「武士の一分(いちぶん)」です……。

 もとい。

「モーツァルトとクジラ」

 をギンレイにて。

 実話を元にしたお話で、最近テレビで本人たちを紹介していたかしらん。
 アスペルガー症候群の男女のラブストーリー。
 主演のジョシュ・ハートネットが、イチローそっくりに見えたのは私だけでしょうか。

 なにはともあれ、

 好きなひとに、
 好きな気持ちを、
 好きだと伝える……

 て、なんて素晴らしいのでしょうか!

 なかなか点火しない瞬間湯沸かし器な私は、おっ点火した、で、そのまま一気呵成にゆけばよいのだけれど、ちょいと怯んだりすると、あれもこれもと考えはじめ、即時撤退と決め込んでしまいます。

 その機会すら与えてくれないようなひとが現れたら、私も、伝えたいと思います。

 その前に……。

 書いたものが、それを読んでくれたひとたちに伝えられるようにならなくては……汗


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