夢見る汗牛充棟
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2007年06月24日(日) 変な学術研究1 エドゥアール・ロネ

ハヤカワ・ノンフィクション文庫
高野優:監訳  柴田淑子:訳

好奇心で。読了。読みやすい。

極めて真面目にやってるはずの科学者達のおもしろおかしい
へんてこな研究を軽い読み物としてまとめた一冊。

ティータイムの国、英国の研究者が行った

チーズをパンに挟んでサンドウィッチを作る場合チーズの
厚さはどれくらいがもっとも適しているか、とか。

ビスケットをお茶のカップの中に浸した時に生じる、複雑で
繊細な現象について、とか。


ほかに、マーフィーの法則の検証で
本当にバターつきトーストを落とした場合、バターを下にして
落ちるものなのか、とか。

綿菓子をいつまでもふわふわに保っておけるのか、とか。

飛行機が上空を通ると、ペンギンは仰向けに倒れてしまうのか、とか。

心の赴くままにって感じがとても楽しかったです。

◇◇
面白かった言葉。

フランスの言い回しらしいけれど、
「ニワトリに歯が生えたらね」(=金輪際ない)
「聖グラングランの日までにね」
(=聖人カレンダーに聖グラングランの日はない)

ですって。




2007年06月23日(土) ライ麦畑でつかまえて  J.D.サリンジャー

野崎孝:訳 白水uブックス

攻殻機動隊SACから読んでみようかなぁ、と。
読了。

めさめさ共感するほど若くもなく、こんな感じ懐かしーと
思うほどによく年を取れてもいないので読んで落ち込んだ。
でも同じ年頃だった過去の私は、やっぱし鼻持ちならなくて
周りの大人とか教師とか社会とかを軽蔑してたなぁと思うと
いろいろ痛いです。


今も社会や人間はロクデモナイもんですが、それを確かに
構成しているネジの一本としてロクデモナイ自分を自覚
しちゃてるので怒れども軽蔑はできないよなぁ、とか。


理想としてこうでありたい自分やこうあって欲しい他人や社会。
現実にはこうである自分、こうである他人、こうである社会。
差異があって齟齬があって苛立つところから何処に行くんだろう
とか、なかなか憂鬱です。


アニメでも引用されていた

『未成熟な人間の特徴は、理想のために高貴な死を選ぼうとする点にある。
これに反して成熟した人間の特徴は、理想のために卑小な生を選ぼうとする点にある』


という一文で、三島由紀夫さんの豊穣の海(2)奔馬 を連想した。
高貴な死という言葉には抵抗を覚えるけれども。



本屋に行ったらば、密偵ファルコの最新刊が発売していた。
『娘に語る神話』なんだかんだいって、14作目です。わー。
もちろん購入。積読山がまた高くなった。

朝日ソノラマがなくなるそうで。最近はご無沙汰でしたが、
一時は吸血鬼ハンターDとかクラッシャージョーとか
なんだっけ? トレジャーハンターのシリーズとか
中〜高生の辺り、かなりいろいろお世話になってました。

今は『神林長平さんのライトジーンの遺産』
しか持ってないですけれど。

残念。本と出版社だけは普遍であって欲しいこの我侭よ。



2007年06月22日(金) ベランダその他 備忘録

古土を再生して、そのうちゼラニウムかなんか植え替えようと
目論んでいた大きいプランター×2個。

春にひたすらふるって古根を取り、再生剤ちびっと混ぜ、有機石灰まぜ
腐葉土まぜたおいらのいつでも発進OKな可愛いプランターたんは
朝起きたら、6株のバジルに占領されておった。

わー、びっくり。犯人は、母でありました。早朝から頑張ったもよう。
喰えるのでよしとします。

スペアミントの先端がやたら折れるので、不審に思い捜索。
ヨトウムシかと思って土を掘っても何も出ず。
葉をひたすら調べたら、謎の卵と、謎の幼虫(黒・緑)を発見、
速やかに掃討を試みた。殲滅……できてたらいいんですが。

スペアミントは虫にも美味しいらしくて、やたら食べられます。



印象に残った言葉。

毎日新聞 朝刊 2007年6月23日(土)6面

アルカイダは組織でなくイデオロギー。
底流には欧米のごう慢さへの反発があり、根絶は不可能だ。


映画 【麦の穂をゆらす風】
アイルランド独立闘争 IRAを題材にした映画。主人公の台詞

「僕は一線を越えてしまった」


2007年06月19日(火) モンスターズ・イン・パラダイス 2   縞田理理 付けたりベランダ備忘録

イラスト 山田睦月
ウィングス文庫

読了。

読みかけを読み終わるまで読むまいというギアスをかけたせいで
積読羽目になった一冊。

ひたすらに萌えて堪能するには、ちょっと重たい一冊でした。
デヴロー様!! ああああああん(泣)


次で完結みたいです。うまいことまとまってくれるといいなと
思いますけど。ミリシャも幸せになってくれ。
どうなっちゃうんだろうとどきどきしています。
全3巻は寂しいです。もっと書けそうな世界観なのになーとか思う。

そして、今回はお馬さんの出番が少なくて寂しかったです。

◇◇◇

スペアミントはにょきにょき伸びでわき芽でまくりで、ミントティの
美味しい季節です。わーい。
大抵は、スペアミントにセージとタイムをあわせてアイスティにして
作り置きをしています。好き好きでしょうが私にはけっこう美味しいです。
あとレモンバームも。

花が終わったローズゼラニウムは、鬼のように刈り込んでみた。
一応、伸びてきたけどちょっと切りすぎた感が否めません。
しょんぼり。でも夏が終わったら掘り返して根っこも切り詰めて
植替えしようかなーと目論んでます。

アングスティフォリアは、盛りは過ぎたけれど、まだぽつぽつ開花中。

現在は、グロッソが花盛り。グロッソの香りは好きです。

毎日蜜蜂が出勤してきています。今日は花をいくらか切りました。
ポプリにしたら一年楽しめるので、ラベンダーは良いなぁ、と。
西洋ミツバチ一匹と、日本ミツバチ一匹が毎日ぶんぶん出勤してきます。
可愛いです。
そして、どっちも一匹だけ。
ベランダに力尽きた屍骸が転がってたりします。それでも一匹はいる。
「もしも俺が何時何時までにもどらなければ俺の花を頼む」とかミツバチは
誰かに後を託しているんだろうか、とか不思議に思います。


ブルーリバーは開花初めってところ。
初春に刈り込んで、根も切り詰めて植替えしたので今年花をつけるか
どうか危ぶんでいましたが、すくすくのびて、元気に花をつけてます。
植物は、本当に、たくましい。

ラベンダーが終わるとひたすらつまらない日々が続きます。
でも水遣りはこれから大変です。

ベランダの主様、クサガメ、がんちゃんも、めさめさ元気。
がんちゃんの正式な年齢が知りたいです。

ベランダは、そんな感じで今日も平和です。


2007年06月17日(日) 歴史哲学講義 上・下   ヘーゲル

長谷川宏:訳

岩波文庫 青630−0

長らくの積読のすえ、ようやっと読了。疲れた。
歴史哲学ってなんだ? と思ったので購入したもの。
手にとっておいてなんだが、哲学は苦手だ。
ちんまい歴史の方が好き。

すげー時間かかったわ、途中で雨に濡れて下巻がへろへろに
なったわ、散々でした。へろへろついでに線引きしまくり。
基本的には付箋貼ることはしても、線引き入れないんですけど。
傷んじゃったし、もうブクオフに持っていっても売れなかろうから。

上巻を読んでいる時点で、なんつーかふつふつと反感が湧いて
しまったので、よけいに時間喰ったです。萌えない……じゃなくて。
面白いんだけど腹立つ。ええと、ゲルマン人じゃないからかな。

「善」でも「理性」でもいいけど――ヘーゲルさんが立っている時と
場所にあるものが、完成形ではなくとも(現)時点で一番良い進化の形
だという結論がまずあって、そこに至るために世界を抽出してるようで
いらいらする。というか抽出方法、切片次第だと思えて胡散臭い。

キリスト教的、西洋史とでも言えばいいのに。「世界史」と言う。
アフリカは未開で野蛮。かれらの内には人間の心に響くものがないとか
すっぱり斬って捨てられるし、
中国は個人が埋没していて、精神性が欠けてるとか、世界史の外にある
とか言われちゃうし。異教徒とひとくくりにされてもよ、と思ってかなり
面白くなかった上巻。

下巻、第四部のゲルマン世界については、面白く読めました。



どっかの国のことみたいで笑った箇所


〜国民の汗水たらした労苦からしぼりとられた金品が、国家目的につかわ
れるのではなく、まったく無意味な贅沢三昧に蕩尽されていることがあき
らかになってくる。
 国家の全体機構が不正に染め上げられているように見える。……。
 政府が改革に手を付けられないのは……、必要やむを得ぬという理由
からも、絶対の正義の名においても、その特権を放棄しようなどと思いも
しないから
であり、さらに、国家権力の具体的な中心に位置する政府が、
抽象的な個人の意思を原理として、そこから国家を再構成することができない
からであり……〜


そういや、今月の給料から、市県民税大幅アップでしょんぼりです。
源泉所得税は半分以下になってないけど、市県民税は二倍以上になって。
増えてるよ。増えてない言われても絶対増えてるよ。

どっかの電話相談も24時間対応けっこうですが、最大限の出費で最小限の
効果を得るなら誰にでもできるし。これだからいくら赤字を出しても予算が
潤沢にある人たちはとことん嫌だよなぁと思う次第。




〜少数者は多数者を踏まえていると称してはいるが、実際は、多数者を
踏みにじるだけのことが多い〜

〜社会のすべては、個人の参与する公然たる権力と公然たる同意によって
動かされなければならないというような形式的かつ抽象的な自由に執着する
かぎり、確固たる組織は成立のしようがない〜

〜特定の政治機構があらわれると、直ちに自由が異を唱える。特定の
政治機構は特定の意思であり、つまりは特定人のわがままだ〜こうして
多数者の意思が内閣をくつがえし、これまでの反対党が内閣を組織する。
が、反対党が政府になったとたんにその政府に多数者が反対することに
なり、こうして不安定な動きがいつまでもつづきます。〜


自由主義国家というのは、なんつーか矛盾だなぁ、としみじみ。


2007年06月16日(土) 世界のイスラムジョーク集 早坂隆

中公文庫 (中央公論新社)

本屋で見かけて面白そうだったので購入。
読了。


タイトル通り、イスラム件のジョークを紹介しつつイスラム社会
について親しみやすく述べた本。

怖いというのが偏見なら、親しみやすいよというのも多分偏見に
なるだろうなと思いつつもジョークは笑えないような笑えるような
ひねりっぷりが面白かったです。

【ムスリムとビジネスマン】【宝くじ】とか。
あと奥さんと夫のジョーク各種も愉快です。
【新聞の見出し】というのも最高でした。自虐的で。


2007年06月10日(日) 映画:パイレーツオブカリビアン3

字幕版。友達と見に行く。
前作の続きなので、見るしか。

めさめさ混んでいたので、一回ずらす羽目になりました。
それでも前三列しか空席がなくて、首が疲れた疲れた。
あんまり後ろも嫌いですが、前すぎなのも苦手だな。

公開してさほど経ってないし多分ネタバレなしなメモ書き。

純然たる娯楽物というには話はややこしかった。
長いので、うっかり意識が遠くなった瞬間あり。
迫力の映像もそんなときには効果なし。集中力もたなかったよ。
でもちゃんと楽しみました。

男のウィッグは、固体識別できなくて辛いなーとか。
萌えどころはやっぱり触手プレイかなぁとか。
ビバ、犬! 嬉しいぜ、犬!! とか。
やっぱ、クリティカルヒットはお約束だよな、とか。
思うことは多々あれど、DVDを待って理解を補いたい。


2007年06月01日(金) 映画:スパイダーマン3

1日。映画の日の1000円狙いで。
なんとなく1と2を見ているので、惰性で。

字幕版。もう半分も入ってなかったかな。
ええと、……心に棚を作れ?

全部、お前が悪いのと違いますか!? と突っ込みつつ
後頭部に飛び蹴りを食らわせたい気分 に尽きた。

コーネフさんじゃないけど謹んで申し上げたい。

「友達、誰が?」 って。

定価で見てたら暴れたかも……と思います。

初めてキャラメルじゃないフレーバーぽぷこーんなるものを
食べてみた。バーベキュー味。かなりしょっぱくて、むせて
しまいそうだった。咳き込んだら大変なので、もう買うまい。

もって帰って、ビールのつまみとかにできればいいなぁ。


恵 |MAIL