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| 2005年05月31日(火) | 来る者を拒み、去る者を追う |
『来る者を拒む』
私は人見知りで寂しがりやで臆病者。今ある環境が変わってしまうのが怖くて、ちょっと違う空気を持った人の侵入を拒んでしまう。笑いながら、「いいよいいよ」なんていいながら、眼の奥ではぐっと睨み付けている。正面を見つめながら視線は外れている。
だけど、実際に、相手の目をじっと見つめて話してみると、自分と近い考えの持ち主だったり、親しみの持てる人物であることに気づく。ああ、最初からこうしていればよかった。最初からこうやって話ができていれば、傷つけ合うこともなかったのに。
誠意は伝わる。思いは伝えられる。私はこれを忘れて、たくさん傷つけてしまった。
『去る者を追う』
去る人を追わない人は、さっぱりしていて潔くてカッコイイ。けど、私は寂しがり屋だから、追われなかったら悲しい。私との思い出は、簡単に過去になって、簡単にアルバムの中に入って、やがて思い出すことさえなくなてしまう。悲しいなー、と、思う。
私がそんなことを思うせいかもしれないけれど、だからこそ、追うことはしないまでも、別れ際は、歩いていくその人が気持ちよく歩けるように、背中を後押しできるような何かを残したいな…と思う。それは、時々メールすることだったり、去っていく子に負けないくらい頑張って芝居してみたり、いろいろ…。
去っていくあなたへ。いっぱい傷つけてごめんね。もっとたくさんお話ができたらよかったね。私は今、こんなことを考えていて、あなたにせめて何かを残したいと思うのだけれど、その割りには頭が寛容でなくて、柔軟でなくて、どうすればいいのかがさっぱり思い浮かびません。過去に起こったことを、きれいさっぱり忘れることは私はできません。だけど、それ以上のものを、これから築いていけたらと思うのです。ほんとに。
中に残ることを決めた私と、外に出ることを決めたあなた。別々のことを学んでいくことになるけれど、私は、中では学べないことは、外で頑張るあなたから吸収し、刺激を得ようと思います。だからお互い頑張ろうね。
二十歳の誓い。
| 2005年05月30日(月) | 真実 |
探しているものがあります。
まだ、探しているものがあります。
見つかっていないものがあります。
真実。ほんとうのこと。
私が持っているものは私の真実。
私が知りたいのはあなたの真実。
その言葉は、その行動は、なぜ出てきたのか。
私はその理由を知りたいのです。
私は信じているので、あなたの精神性を信じているので
あなたの行動は、決していい加減でデタラメな気持ちから出たものではないのでしょう。
誠実な気持ちで、流れるような自然な気持ちで別の方向を向いたのでしょう。
私との精神性を裁ち、そちらを向いたのでしょう。
あなたの精神性を信じているだけに、悲しいのです。
しかしこれは私の考える私の真実。
あなたの真実はどこにあるのでしょうか。
あなたに触れながら、あなたの眼を見つめながら、私はあなたの真実を探しています。
だけどそれは私が見つける、私の真実。
あなたの真実は、あなたの精神から出るあなたの言葉で聞きたい。
あなたの胸の奥に眠る核に触れたいのです。
それはずるく弱く汚いかもしれない。私を傷つけるかもしれない。
だけど、それを磨けば再び光りだすことを私は知ってる。
それができるのは今のところ私だけなんじゃないかと思う。
どうか、私を罪の代償にしないでください。
どうか、私を義務にしないでください。
私は、あなたの背負っているものを、罪だとも足枷だとも思っていません。
全部ひっくるめてあなたです。
全部ひっくるめたあなたの重みを愛しています。
だから私を見て。
そのままの私を見て。
私はここにいます。
