★悠悠自適な日記☆
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2003年07月27日(日) 言葉を紡ぐ。

 ずっと長く付き合っていると、言葉に共通の認識をもつようになります。例えば「アレ」っていっただけで何のことか分かるとか、そういうのです。

 自分達がこれまでずっと使って来た言葉を他で使って、何故か誤解を生んだりすることがあります。私が持つその言葉のニュアンス、相手が持つニュアンス、そこに小さなズレが生じるからです。

 同じ日本語を使っているのに、相手に伝わらないのです。

 言葉自体が持つ意味は共通のものであっても、その先にある気持ちは、お互いに紡ぎ、育んでいかなければ育たないのかもしれません。その為には、相手の話を聞いて、自分が伝えたいことをきっちりと伝えていくことが重要なのかもしれません。

 そんなことを考えました。


2003年07月17日(木) ピアノ〜彼女の場合〜

 私の隣の家には私より1つ年下の、高校3年生の女の子が住んでいます。1人っ子の女の子です。彼女は4歳の頃からピアノを習っているそうです。

 私がお風呂に入った時、いつも隣からピアノを練習する音が聞こえてきます。私がお風呂に入る時間はまちまちなので、つまりはずっと練習をしていることになります。

 そうすると皆はさぞかし上手なんだろうと思うことでしょう。しかし、それは違います。彼女が弾くピアノは、曲こそ変われど、1年前も、2年前も、もっと前もずっと同じ。少しも上達の気配を見せないのです。それどころか、彼女のピアノの音にはまるで抑揚がなく、まるで死人が弾いているような音しか聞こえてきません。

 少し注意して聞きさえすれば誰にでも分かることです。技術の問題ではありません。彼女の音には魂が入っておらず、死んでいるのです。どんなにヘタっぴでも、自分が好きだ!楽しい!と思ってさえいれば、その思いだけは少なからずとも音に表れます。しかし、彼女にはそれがありません。ただ譜面上にある記号が、記号のまま並んでいるだけなのです。

 私は彼女がこのようにしかピアノを弾けない理由が分かります。それは、ピアノを弾く事は、彼女にとっての生きる手段でしかないからです。

 彼女の母親には少しヒステリーの気があります。昔は共働きだったのですがここ数年は母親が会社を辞めたそうでいつも家にいるらしく、些細な内容で口論になっているのをよく耳にします。これは近所でも有名な話です。母親の怒鳴り声なしにピアノの音が聞こえてくることはまずありません。

 母親の怒鳴り声と、娘の泣き声と、ピアノの音。こっちが滅入ってしまいます。

 彼女を見ていると、(実際には音を聞いているだけなのですが)私の過去が自然とフィードバックされてきてとても嫌な思いをします。私は一時、自分はピアノを弾く事でしか家族に存在を認めてもらえないと思い、自分の存在理由を示すだけのためにピアノを弾いていたことがあります。それは諦めのような気持ちでした。

 ただ、私と決定的に違うのは、私にはピアノを捨ててでも、それ以上にやりたいことがあったということで、ピアノ自体が嫌いではなかったということです。私は母親に反発抵抗を繰り返しながらもどこかピアノを弾く事の中に喜びを見つけることができていました。私はピアノを愛しながらも、それ以上にやりたかったことに、情熱を捧げられることにしがみつき、結果としてピアノを捨てました。そして私は母から逃げることができたのです。

 しかし、彼女の場合、ああも毎日ビクビクしながら弾いていたら、もはや喜びを見つけるとか、そういう次元の問題ではないのでしょう。今の彼女は間違いなくピノが嫌いです。しかし彼女の場合、逃げる事が出来ないのでしょう。親は相変わらずヒステリーを起こすし、もしかしたら私のように飛び移る対象物―つまり、本当にやりたいことがまだ見つかっていないのかもしれません。

 赤の他人の私が気付くことなのに、あんなにも近くにいる彼女の母親はそれに気付かない。もしくは気付いていてもどうにもできないのかもしれません。そして彼女自身も、そんな自分の運命を変えようとせず、受け入れることしか手段がないと思い込んでしまっています。

 彼女が泣き喚いて、まだ少しでも母親に抗う態度が表れている間はまだ持ちこたえそうです。しかし、彼女が涙を流すことすらしなくなる時が近いうちにくるのではないかと思うと、不安でならなくなります。

 私は彼女にしてあげられることが何一つなく、それを歯がゆく思いながら、今日も死人が弾くピアノの音に耐えるのです。


2003年07月14日(月) なんてったってアイドル♪〜男性編〜

 前回に引き続き、またまた友人とアイドルトークを展開しました。今度は男性編。『自分の心のアイドルは誰?』がテーマです。要は芸能人でどの顔が好きかっちゅう話です。それだけです。前回の女性編のように議論にならないのです。何故なら皆本気で好きだから(笑)理屈じゃないのですね。

 そういう話をした時、意外と私の周りでは木村拓哉氏の名前が挙がってきません。「お母さんがキムタク好きやねん!」というのはしょっちゅうあります。しかし私もあまり好きではありません。なんというか、何もかもが揃いすぎてカッコよすぎなんですね。同じ人間に思えない(笑)。人間じゃなくて、キムタク。そんな感じがします。

 私がこれまでに聞いたのは織田裕二、他は坂口憲ニや福山雅治、堂本剛に東山紀之、二宮和也にウォーターボーイズの主人公の人(ドラマのね)、大穴で田村正和なんかがありました。織田裕二は根強い人気です。大体1グループあれば一人は織田裕二と答えます。私も好きです。幼稚園の頃からファンです。
 
 しかーし、私が頬を赤らめながら選んだのは中村俊介さん。もうめっちゃ好きです。母曰く、彼を見ている時の私の目の輝きが違うそうです。「新撰組血風録」で沖田総司の役をやっていた頃から目をつけています。髷姿がこれまたすごくステキなのですよ!!アァもう好きです。先週から「14ヶ月〜妻が子供に還って行く〜」が始まりました。凄い3枚目な役です。男としてはへちょいけど妻を愛する気持ちは大きくて、頑張って支えていこう…という役。あぁステキ!!

 前回出演連続ドラマ「ウソコイ」は9月11日の最終回の日に例のテロ事件が起こり、ラスト10分が打ち切られるという結果になってしまったので今回は絶対に全部みてやるのです!連ドラはほとんど見ない私ですが、今回だけは特別です!

 私は面食いです。イケメン大好きです。そんな私が唯一選ぶ心のアイドル、それが中村俊介さんだったりします。あぁもう!大好きさ!

 今回はそれが言いたかっただけでごじゃります〜。


2003年07月07日(月) rise−1シアター閉館、梅田花月復活。

riseー1シアターがもうすぐ閉館するそうです。おいおい!つい最近出来たばかりじゃないのよ!!

 どうやらbaseよしもとが現在人気の絶頂を誇り、チケットが取りたくてもなかなか取れないという状況が続いているため、今baseで活躍しているメンバーは卒業し、更に大きな舞台に羽ばたいていくのだそうです。

 そこで目をつけたのが梅田花月。数年前、経営難のためについに閉館した歴史あるお笑いの場です。吉本新喜劇が生まれたのもこの劇場です。ところが吉本は使い物にならなくなった歴史ある劇場を今度は「若手演劇人を育成する場を!」というコンセプトを掲げ、riseー1シアターという素敵な素敵な劇場に作り変えました。それが2〜3年前の話。関西の劇場がどんどん閉鎖されていく中、rise−1シアターの登場は演劇を志す人達にとっては大きな励みになりました。

 それなのに!baseが人気だからって今度は演劇をお払い箱にするのです。

 お笑いファンにとっては梅田花月が復活とは嬉しい話題でしょう。私も最初は嬉しく思いました。しかし、そのために演劇はお払い箱にされてしまうのでしょうか?吉本が自ら掲げたスローガンは約束を果たさぬままわずか3年足らずで切り捨ててしまうのでしょうか?納得いきません。

 私は吉本党の人間でありながら、演劇の人間です。お笑いが現在ブームなのはとてもありがたいことですが、今回の吉本側の対応には少し裏切られたような気がしました。





2003年07月06日(日) 虎。

 私は虎ファンです。アンチジャイアンツな人間です。最近虎が強くてとても嬉しいです。だけど20年おあずけを喰らっているので、こんなにも強いとかえって不安です。これまでそっけなかった彼氏が最近妙に優しい…そんな感じです(笑)。

 三宮を歩いていると、1日一人は絶対に縦シマのユニフォームを着ている人を見かけます。最近はティッシュ配りの人がよく着ています。その方が人が集まってきてくれるのでしょうか?

 ダイエーでも阪神フェアが催されています。オリックスの専門店では大半が虎とイチローと松井とドカベングッズで埋め尽くされています。何のお店だかわかったもんじゃありません。

 オールスター戦、エライことになっています。虎VSパ・リーグです。まぁ毎年オロナミンCばかり飲んでそうなチームの選手が顔を揃えるのでたまにはこういうのもいいかと思うのですが、それにしても凄い!日本中にこんなにも虎ファンがいたのかと驚くばかりです。今では東京ドームのスタンドでも半分が虎色に染まるそうです。これまで大声で言えなかった虎ファンもそろそろ目を覚ましたようです。

 だけど、オールスターくらいはもっと混ぜ混ぜなのが見たかったというのが私の本音です。実は私、虎の次にツバメが好きなのです。メガネのキャッチャーを始め、選手の実力はモチロン、珍プレー好プレーの番組に出てきた時のトークが好きなのです。その証拠に私は毎日ヤクルトレディから毎日ビフィズス菌を摂取しています(笑)

 今でこそ虎のチームは龍のチームからやって来た敏腕監督のおかげだと言われていますが、その影には奥さんのせいで球界を干されることになったあの監督が見つけてきた人材が今やっと育ってきたということもあると思うのです。ツバメのチームでは素晴らしい功績をあげた名監督、また球界に戻ってきてほしいです。

 虎ファンにとっては今野球が一番おもしろい時です。それでもあまり「優勝」という言葉が出てこないのは、20年待ち続けてきたしたたかさ。目の前にある1勝を大切に、夏の遠征を頑張ってもらいたいです!

 


2003年07月05日(土) リアクション!

 私は授業中結構凄い顔をしているそうです。まるで小学生の子供のように授業の反応が顔に出るそうです。その問題が分かっているなら「うんうんナルホド!」って相槌を打ったり、「なんだかよくわっかんねーよ!」と思っている時は眉間にしわを寄せているし、おもしろい時は人一倍デカイ声で笑っていて、もうさっぱりわかんなくてお手上げ状態の時は顔の表情がなくなっています。ほぼ無意識のうちにやっているそうです。

 それでもたま〜に自分の顔が周りの人と違うことに気付き自粛します。普段の授業で、先生はそれなりにおもしろいことを言っているのに、何故皆真顔でいられるんだろう…?もしかして、私がおもしろいと思っていることは皆にとってはおもしろくないのか!?だんだんそういう疑いすら芽生えてきます。

 私はそうやって皆のことを「どうして皆表情が変わらないの〜?」とオロオロしたりするのですが、しかし!プロの先生は違います!さすが長年生徒と睨めっこしているだけあって、一見顔の表情がないように見えても微々たる顔の動きや目の色で生徒の理解度がわかるそうです。すご〜い!!(だけど目の色だけで理解度がわかるなら私の顔全体の表情は先生にどう写っているのだろう…?むむむ?)

 そんな訳で、自分の顔がコロコロ変わることで時々恥ずかしいと思ったりすることも多いのですが、せっかくなので上手く利用したれ!ということで私はある技術を身につけました。その名も!

 「分かる時に当たっちゃえ大作戦!!」(BGM ドラえもんタイトルコール)

 つまり、どうせ分からない問題で当たってオロオロするよりも、ここなら分かる!という問題で先生に目で訴え、当ててもらうという素晴らしい技術です。まぁ当たらないにこしたことはないのですが、難問にぶち当たるよりも遥かに効率的です。(笑)一度アニメの話になった時に目を輝かせてしまったが為に、そのまま立て続けに難しい問題を当てまくられたという悲惨な経験もありますが、よっぽどひねくれた先生でない限りこの方法で80%はイケます(笑)。それに、先生にすぐに顔を覚えてもらえるので、仲良くなって質問に行くチャンスが作りやすくなります。

 そういえば「怪傑えみちゃんねる」で辻本茂雄さんが、女の子と付き合う時にはほっぺがふっくらした子の方が顔の筋肉が発達してるということで表情が豊かな証拠やからそういう子を選んだ方がいいと言っていました。ヤッホーそれって私のことやん!?

 ごめんなさい…私のは顔の筋肉ではなく、ただの脂肪ですぅ…。
(前はもうちょっと筋肉あったんだけど最近訓練してないから衰えたんだい!)

 


嶋子 |MAILHomePage

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