ある漫画家の池袋線日記...ばて

 

 

妻もスタンドの観衆も沸きに沸いた。 - 2004年01月13日(火)



忙しい合間をぬって、本当は遊んでなんかいられないんだけど、国立競技場に高校サッカーの決勝を観に妻を連れて行った。

サッカーネタは以前スピリッツにも描いたことがあり、今後も描くかもしれないので、たまひはと・・・

でも実際何を観に行ったかと言うと、平山相太君!

今後、日本のサッカー界を背負うかもしれないその人だった。

高校サッカーのニュースは毎日のように平山相太のシュートシーンばかりで僕はワクワクしながら見ていたが、妻はまた平山君かと飽きていたが、実際に試合を目の前にすると、オーーーー平山君!
と叫んでいた。
身長が190センチあり、他の選手より頭一つ飛び出ているので、遠くからでもわかりやすい。
それに控えめな所があり、できるだけ背を低く見せようとしているのか、結構猫背である。

スタンドは5万人を超える超満員!
開始ぎりぎりにスタジアムに着いた僕達はアウトスタンドの最後列一番頂上から観ることになった。
大体テレビで見る角度と同じ角度からの観戦。

開始から国見高校の怒涛の攻撃で、ゴール前の目の前で平山君が競り合っている。
筑陽は守り一辺倒。
ルールも知らない妻が大声で歓声を上げている。
やっぱり連れてきてよかった。

開始12分で国見高校が先制ゴールを上げる。
しかし平山君はマークされ、国見高校もそれをわかっているようで、マークされていない選手の攻撃で点を取ろうとし成功したようだった。





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後半が始まって、国見の怒涛のゴールラッシュ。
やはり平山君はマークされなかなか点は入らなかったが、3点目、10番兵頭が、そろそろマークが外れ始めた平山君にパスをだしキーパーと1対1の場面。
キーパーの手先をかすめ平山君シュート!
あっさりと平山君高校サッカーの記録に並ぶ得点を挙げる。
そして4点5点と他の選手が挙げてゆき、妻が「平山君のゴールを観にきたとに、早く平山君見せて」と文句を言い始める。

そのときやはりまた10番兵頭からパスが出る。

平山君、ディフェンダーを1人かわし右サイドの角度の無い所から体をかなりひねるような体勢でシュート。
キーパーの手先をかすめ、左脇に突き刺さるような鋭いゴールが決まった。

妻もスタンドの観衆も沸きに沸いた。
私が見せてとお願いしたから見せてくれたんだよとおおいばりの妻だった。

今年の高校サッカーは始終平山君のショーだった。
卒業後は筑波大学に進学し、水戸ホーリーホックで強化選手として活躍するらしい。
オリンピック代表に18歳ながら選ばれた。

18歳というと、アトランタオリンピックに18歳で選ばれた中田英寿をどうしても思い出してしまうのは僕だけだろうか?




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ちょっくら考えてこよう。 - 2004年01月06日(火)



ネタにつまって、何をやっていいかわからなくて、ぶらぶらしている。

今日の夕方からの話。

今はもうすぐ深夜の1時になろうとしている。

暇つぶしに他の人のHPを見ていたら北海道の夕焼けが、真っ赤な夕焼けじゃなくて、もうすぐ完全に沈んでしまう、空が紫色になっている所が何かを感じてしまい涙腺が緩みそうになった。

はあ・・・
人生はかない・・・
などと言ってしまいそうな変な状況。
そんなにはかないわけでも、絶大なわけでもないような気がするけど。

ああ・・熱いお湯でも浴びようか。

ネタにつまった時は熱いお湯で頭を洗うと、だいたい何かうかんできてくれる。





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何だろう、頭の中の血液の循環がよくなるのは知っているけど、なんか薬でもやっているんじゃないかと思うほど、頭を洗っている時は色んなものがうかんで来る。
普段運動もしていなくて、体中の血行が悪いからなんだろうな・・・

漫画の物語の中で、自分の親がいなくなってしまったとき、子供が何を思い出せば読んでいる人の涙腺は緩むのだろう?

これから熱いお湯を浴びてちょっくら考えてこよう。



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新年がきた。 - 2004年01月02日(金)


新年がきた。

今年は何とかなるだろう。

何とかしよう。

今進めている漫画の企画はどれか通るだろう。

去年の出版社の漫画雑誌の忘年会に行って、楽しんできた。
3億円プレーヤーも10億円プレーヤーも、まだ連載の企画をしている段階の僕も同じテーブルに座って楽しんだ。
僕の好きな漫画家、3億円プレーヤーに、漫画を読んでますと言って深く礼をされた。





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今、妻はサウジアラビアに行っている。
徹底した男尊女卑の国で、女性が1人で外に出ると警察につかまるらしい。
この国はサウド家が支配する独裁国家。
あんなに楽しみにしていたのに、あまりに外に出られないので、電話では少し凹んでいた。

僕は、1人で家にこもっているので、正月気分に飲まれることなく、大晦日も正月もいつものペースで漫画に情熱を傾けている。
担当編集のOKは取れても、編集長に見せる段階で、次々にボツにされる企画だったりするが、その企画を立てた後はもうない、もうネタは何にもないと思ったりしていても、ちゃんとやっていれば、次々に色んなアイデアが浮かんでくるもので、ネタ切れなんてないのかもしれないと、このところ少し思うようになってきた。

そのうち何か通るだろう。
1本取れば、隔週誌でも月収50万は軽く越える。
週刊誌だと100万は越えてしまう。
3億円プレーヤーとは言わないから早く普通の生活をさせてくれ。



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