えすぱっ子
清水エスパルスユース紹介サイト

2008年02月24日(日) 中日本SL U-17 富山第一高校戦

08年02月24日 (日) 10:00開始 時之栖
 中日本ユースサッカースーパーリーグ U-17リーグ Bブロック
 対 富山第一高校 ※40分ハーフ
 天候: 晴れ

[前半]
清水エスパルスユース
−−−−−−−−長島−−−−−−−−
− 望月恭 −青木−−小澤−−稲毛−−
−−−−−−西澤− 深澤慶 −−−−−
−−− 佐野傑 −前田−−杉山−−−−
−−−−−−− 佐野孝 −−−−−−−

−−−−−−−−善本−−−−−−−−
−−前野−−和田−−田邉−−水上−−
−−−−−−−− 森 −−−−−−−−
−−山本−−松井−−小林−−谷井−−
−−−−−−−−片山−−−−−−−−
富山第一高校

 25分、富山、清水のゴールキックから中盤で奪い合い、富山が制して左に流すとLH前野が中に向かって飛び出す。内側から体を寄せに行ったCB青木、スピードを上げた前野のドリブルが長くなったところ、タックルに行った青木の足が残って転倒。判定はPK。前野自らゴール左隅に決め、0−1

富山第一      清水エスパルスユース
4(2) シュート 5(2) ×慶也、×西澤、○杉山、○前田、×佐傑
3(1) 右クロス 1(0) ×孝洋
2(0) 左クロス 0(0)
0(0) 右側CK 0(0)
1(0) 左側CK 3(1) ×佐傑、×稲毛、○稲毛
1(−)  犯OS  0(−)
3(0) ファウル 6(1) ・慶也、・前田、・杉山、×青木、・稲毛、・恭平

[後半]
清水エスパルスユース (64分〜)
−−−−−−−−長島−−−−−−−−
−−山田−−青木−−小澤−−稲毛−−
−−−−− 深澤慶 −前田−−−−−−
− 佐野傑 −−−−−−−−−曽根−−
−−−−−− 畑 −−池上−−−−−−

−−−−−−−−善本−−−−−−−−
−−前野−−和田−−田邉−−水上−−
−−−−−−−− 森 −−−−−−−−
−−山本−−松井−−小林−−谷井−−
−−−−−−−−片山−−−−−−−−
富山第一高校 (〜74分)

 49分、清水、交代: 望月恭→山田、杉山→畑 (4-4-2に変更、畑FW)
 50分、清水、青木がサイドに散らしたパスをスペースで受け、LH佐野傑がドリブルに乗る。加速したところを前野に引き倒され、右45度30Mほどの位置からFK。佐野傑がそのままキッカー、PA左側に巻いて沈むボールを、青木が右足アウトサイドでネットに突き刺した。1−1
 53分、富山、清水は青木が前に出てボールをカット、こぼれ球を青木自らスライディングで更に前に出て30Mスルーパスを送ると、FW畑がPA内でシュートを放ったがGK抑える。すると、パントキックを高く、一気に前線へ。最後尾で落下地点に入った青木が頭でGKに返そうとするが、折からの強風でボールが戻り、PA内の長島まで距離が開いてしまう。ワンバウンドしたボールをFW善本番が奪い、GK長島を交わして空のゴールに蹴り込んだ。1−2

 57分、清水、交代: 西澤→曽根 (曽根LH、前田CH)
 64分、清水、交代: 佐野孝→池上
 74分、富山、交代: 森→東狐
 78分、富山、交代: 和田→大塚
 80分、富山、交代: 片山、谷井、田邉、善本→能澤、津田、高橋、中村

富山第一      清水エスパルスユース
3(2) シュート 8(5) ○孝洋、◎青木、○佐傑、○畑、 ×佐傑、×小澤、×山田、○佐傑
2(0) 右クロス 4(0) ×恭平、×山田、×山田、×山田
7(1) 左クロス 3(0) ×稲毛、×曽根、×曽根
0(0) 右側CK 0(0)
1(0) 左側CK 2(0) ×稲毛、×稲毛
1(−)  犯OS  1(−) ・前田
6(3) ファウル 4(0) ・前田、・前田、・青木、・小澤


●個人的MVP 小澤 連
●個人的MIP 佐野 傑、畑 直樹

 前半向かい風。しかし、富山一高もCH田邉を中心に足下へのパスで組み立て、中盤で一進一退の攻防になる。風でパスが伸びる富山一は、SBが積極的に攻撃参加する小気味よいサッカーを展開。中央でしっかり跳ね返していた清水だが、唯一25分、LH前野が切れ込んだ場面でPKを与えてしまった。前野はタックルに来る直前でドリブルを大きくして誘っており、青木としてはCBの経験の薄さを見せてしまった。攻撃面では風の影響しないドリブルで挑むが、中盤の攻防で押され気味のためドリブルの開始地点が低く、チャンスに乏しい。11分の前目で奪ったLH前田のスルーパスから杉山、25分の自陣が持ち込んだ前田の20Mミドル、そして終了直前40分に前に出て奪った青木のスルーパスからRH佐野傑がシュートを放ったぐらいで、試合を折り返した。

 後半追い風。ボールを奪う位置が高くなった清水が主導権を握り、50分にセットプレーから同点に成功した。だが53分、CBとしてやってはいけない青木のミス (セーフティファーストを考え、できる限り前へ、無理ならタッチラインへクリアすべき) で再びリードを許すと失速。清水としてはボールを支配し、アタッキングサードで前田や佐野傑にドリブル勝負させたいところだが、パスが繋がらず、アタッキングサードにボールを運ぶために彼らのドリブルを使うことになる。結局、リードされてからのチャンスは55分のバー直撃した小澤のFK、83分の佐野傑のFK (GKディフレクト) のみで、共に中盤から運んだ前田や佐野傑が倒されて得たセットプレーだった。守っては攻撃参加したRB山田の裏を再三再四、前野とその絡みでLB山本に突かれたが、中央でしっかりクリア。それだけにもったいない2失点だったが、青木の勉強代として惜しくない出費としたいところだ。

 好印象選手はシンプルに大きく跳ね返すなど、随所にDFとしての経験値を見せた小澤、低い位置まで戻って守備に入り、攻めては常に前に向かって仕掛け、ドリブルのキレ以上に汗をかく部分で成長を見せた佐野傑、その佐野傑など前に向かうプレーが得意な選手が揃う中、小柄ながらきっちりと足下でキープし、彼らの攻撃力を引き出した畑。



2008年02月17日(日) 中日本SL U-17 岐阜工業高校戦

08年02月17日 (日) 11:00開始 鈴与三保グラウンド
 中日本ユースサッカースーパーリーグ U-17リーグ Bブロック
 対 岐阜工業高校 ※40分ハーフ
 天候: 晴れ

[前半]
清水エスパルスユース
−−−−−−−−柴田−−−−−−−−
− 望月恭 −青木−−小澤−−稲毛−−
−−−−− 望月卓−深澤慶 −−−−−
−−− 佐野傑 −前田−−杉山−−−−
−−−−−−−−池上−−−−−−−−

−−−−−−山崎−−服部−−−−−−
−−中島−−−−−−−−−−長井−−
−−−−−−青山− 志津野 −−−−−
−−野田−−大槻−−本田−− 森 −−
−−−−−−−−山田−−−−−−−−
岐阜工業高校

岐阜工業      清水エスパルスユース
0(0) シュート 5(2) ○前田、○恭平、×前田、×池上、×佐傑
3(0) 右クロス 1(0) ×恭平
1(0) 左クロス 4(2) ×卓馬、×杉山、○稲毛、○杉山
0(0) 右側CK 0(0)
3(0) 左側CK 0(0)
1(−)  犯OS  0(−)
3(1) ファウル 6(0) ・池上、・杉山、・杉山、・前田、・杉山、・恭平

[後半]
清水エスパルスユース (55分〜)
−−−−−−−−柴田−−−−−−−−
−−山田−−岩崎−−小澤−−曽根−−
−−−−−−青木−−西澤−−−−−−
−−− 佐野傑 −前田−−柴原−−−−
−−−−−−− 佐野孝 −−−−−−−

−−−−−−山崎−−服部−−−−−−
−−中島−−−−−−−−−−長井−−
−−−−−−桑原− 志津野 −−−−−
−−野田−−大槻−−本田−− 森 −−
−−−−−−−−山田−−−−−−−−
岐阜工業高校 (55分〜)

 40分、清水、交代: 望月卓→岩崎、稲毛→曽根、杉山→柴原、池上→佐野孝 (岩崎CB、青木DH)
 51分、清水、自陣中盤の底でボールを奪ったCH深澤慶がサイドに捌く。RB山田、バックステップしつつ前線を伺い、一気にDFの裏のスペースを狙って、斜めのロングフィード。PA左側へ猛然と抜け出たFW佐野孝、ボールを右横に持ち出すと、トラップに戸惑いながらも詰め寄るDFを背中でブロック、ついには足下に納めるや右足一閃。ゴール右へ突き刺した。1−0
 55分、清水、交代: 深澤慶→西澤
 55分、岐阜、交代: 青山→桑原

岐阜工業      清水エスパルスユース
2(1) シュート 9(7) ×佐傑、○孝洋、◎孝洋、○柴原、○佐傑、○柴原、×青木、○孝洋、○青木
2(0) 右クロス 6(2) ○山田、×孝洋、×山田、×青木、×山田、○山田
3(1) 左クロス 4(1) ×柴原、×曽根、×青木、○曽根
0(0) 右側CK 1(0) ×佐傑
1(0) 左側CK 1(0) ×佐傑
0(−)  犯OS  0(−)
4(0) ファウル 3(0) ・慶也、・小澤、・山田


●個人的MVP 山田 健太
●個人的MIP 青木 達也、深澤 慶也

 一進一退の序盤を過ぎると、20分を過ぎたあたりからグラウンドレベルでしっかりパスを繋ぐ清水が試合を支配するようになる。単発的にLH中島、あるいは右サイドに開いて飛び出すFW服部の突破に手を焼くが、中央をきっちり切ってシュートチャンスを与えず。しかし、攻めてもOH前田のドリブル以外は突破力に乏しく、13分の前田が自らの突破で得た直接FK、16分の自陣からドリブルで持ち込んだ前田をフォローしたRB望月恭のシュートぐらい。ようやく終盤、相手陣内に押し込むと36分に望月恭、40分にDH深澤慶が効果的なサイドチェンジを繰り出し、相手組織を崩すことに成功するが、中央でそれぞれFW池上、OH佐野傑が決められずに前半を終えた。

 後半、青木が一列あがると、ここから効果的な長いパスが出るようになり変化が出てくる。51分にロングボールで先制するとが、反面、中盤からのドリブルと細かいパスで相手を幻惑した前田を、長いパスが飛び越してしまう側面もあり、痛し痒し。時間が経つにつれて青木が奪う位置が高くなり、ボール支配率は高い数値を保った。だが、練習初日のLH柴原が呼吸が今ひとつ合わなかったり、青木のスルーパスや山田のクロスに対してFW佐野孝のフィニッシュが雑になったり、ボックス内での精度に課題が残る。一方、守る機会の少なかった守備面だが、54分にFW服部がCB小澤に潰されつつも残したスルーパスにFW山崎が反応、追いすがるCB岩崎を振り解き、シュートを放つ被決定機があった。足で止めたGK柴田に救われたが、圧倒的に攻めながら最終スコアは1−0、プリンス一部昇格に向けて気を引き締める必要があるだろう。

 後半から登場の山田は、積極的な言動で自己満足に陥りがちのチームにダイナミズムを与えた。前の味方にパスを当て、それを追い越して前に上がるのが山田の持ち味だが、SBの位置でもそれを十分に発揮。足下のテクニックのある佐野傑とのコンビで、右サイドを攻略した。単独でのフリーランも多く、僚友の青木・小澤からの長いパスを受ける一方、自らも自陣から前線に長いパスを繰り出す。コーチングにも相変わらず積極的だった。
 前半CB、後半DHで登場した青木。CBとしては人に対する強さを発揮し、無難にこなしていたが、相手に競り勝つところまでで終わっており、その後のクリアの力強さが足りない。味方の2列目 (MF) を越えて跳ね返さないと、波状攻撃を受けてしまう。DHとしてはさすがに慣れたもので、きっちり守ってきっちり攻撃に繋げる青木らしさが随所にみられた。深澤慶は司令塔として機能。機を見て左右に振り分けつつ、中盤を細かく繋いで前田や佐野傑と絡み、味方それぞれの特徴に合わせてバランス良く配給した。流れの中で自らも前に出る機動力も見せたが、自らシュートを狙う積極性があっていい。


 < 前  目次  後 >


ひかる。 @H.P. [MAIL]

My追加