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1999年09月03日(金) 高円宮杯 ベルマーレ平塚戦

99年9月3日(金)16:30開始 国立西が丘サッカー場 入場者数:709人
 高円宮杯 第13回全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会 準決勝
 対 ベルマーレ平塚ユース


▼布陣
−−−−−浩介−−塩澤−−−−−

−深澤−−−−−−−−−−太田−

−−−−−隼人−−吉崎−−−−−

−村松−−池田−−佐野−−高木−

−−−−−−−梅村−−−−−−−

交代:45分:深澤→白石(白石を右SB、高木を左MFに)
   82分:浩介→長沼(そのままFWに)

 
▼試合展開

 2回戦で優勝候補・市立船橋をスコアレスの上、PK戦の末に敗った清水。過去9度の大会では、全て高体連勢が優勝していたが、これにより準決勝に残ったのはクラブユース勢が独占した。即ち、史上初めてクラブユースが優勝をする、記念すべき大会になることが、約束された。
 清水は従来通り、綺麗なフラットの3ラインによる4−4−2。一方の平塚は、右SB(中里)が少し上がり目にポジショニングをし、状況次第で3バックに移行する変則的4−4−2。夕方に行われた試合だが、気温は27度に上り、中盤でのプレスが緩く、個人技を生かす攻撃が展開される。

 清水の展開は、佐野・吉崎の体格を生かした屈強な守備から、太田の縦の速さに賭ける右アウトサイド頼み。左はパス回しや、アーリークロスが多い。19分、攻め上がった村松の綺麗なクロスに塩澤。GKの美技に防がれる。20分、隼人が個人技で中央突破、DFラインを破綻させてのドリブルシュートも、枠外。
 しかし、29分。左SB(中垣)が左アウトサイドに侵入。中央に戻したところ、平塚MF(田辺)がPAにやや入ったところで受けると、そのまま中に流れながら、隙を突いてミドル。これが決まってしまう。
 その後、太田の縦突破からのシュートが惜しくもサイドネットを揺らすなどしたが、スコアは動かず、0−1で折り返す。

 後半、高木を左に入れ、右アウトサイド偏重の攻撃を修正し、優勢に。中央でも隼人がかなり前掛かりに攻めるが、吉崎が非常に良い守備を見せ、盤石を保つ。59分には、素早いリスタートから、浩介が持ち味を生かして抜け出すも、やはり持ち味を生かして、シュートは惜しくもポストの内側。完璧な浩介パターン(苦笑)。
 その後、両サイドを再三再四切り崩すも、決めるべき浩介が、どうにも競り勝てない。焦れた展開のまま85分。右サイドから平塚のFK。これは誰にも触れずに、梅村の下へ。しかし、なんとファンブル。きっちりポジションを採っていた選手(青木)に決められ、次の1点は平塚に入る。
 だが、清水は諦めなかった。86分、左アウトサイドで吉崎のボールを受けた高木が、中央に切り込む。と見せて、突如、右足ミドルシュート。それはゴール前の人垣を無効にする美しい曲線を描き、ニアに捩じ込まれた。
 勢いを増す清水。ロスタイムには、太田の死力を尽くした突破から、センタリングを、上がっていた佐野。完璧に頭で捉えたが、シュートはGK正面に。
 …そして試合終了の笛を迎えた。


▼試合結果
清水エスパルスユース 1−2 ベルマーレ平塚ユース


▼公式記録
清水 −− 平塚
 20 SH 07 太田が一人で7本。前半、左に位置した深澤・村松は0。
 09 GK 13 シュートの精度の悪さを物語る。悉く枠外へ。
 05 CK 04 特に後半は、確実にセンタリングに繋げていたのだが。
 19 FK 17 まったりした前半も、後半は熱いゲームに。佐野・吉崎に警告。
 02 OS 05 平塚DF(茂庭)が指揮した、攻撃的なDFラインが光る。


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ひかる。 @H.P. [MAIL]

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