猫の瞑想
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2002年03月31日(日) ウサギ

今日で3月も終わり。
あっという間だった。
昨日は日用品を買いにスーパーに行ったのだが、
どこも人でいっぱいだった。
カートにはウサギのぬいぐるみ…
確かにあちこちでディスプレイされてるけど、ほんとに買うのね。

思えば1年とちょっと前、アメリカに来たばかりの頃、
生活立ち上げのためしょっちゅう買い物に行っていたのだが、
ずらーっと並んだウサギのぬいぐるみを見て、
イースター・バニーと知らず、いつもこうなのかと勘違いした。
今疑問なのは、子供のいる家庭では毎年買うのか?ということ。
ぬいぐるみって消耗品だろうか。


2002年03月29日(金) クレープ

今日初めて入った店でクレープを食べた。
なんだか薄く焼いたホットケーキのようだった。
アメリカのクレープはそうなのだろうか?
他にクレープを売ってる店を見たことがないから、確認できない。

クレープといえば中学のとき友達が作ったからと言って
持って来てくれたのが印象に残っている。
生地を寝かせたり、結構大変だったそう。
自分は興味が湧かなかったけど、女の子はお菓子作りをするんだなあと。
あと年に1、2回だったけど、帰り道での買い食い。
狭いクレープ屋さんは女の子たちでいっぱい。
作りたてのクレープは生クリームたっぷりで美味しかった。
そういえば何年か前に訪れたとき、まだそのクレープ屋があって感動したが、
今でもやっているのだろうか。


2002年03月26日(火)

ひところ春が来たとばかりに暖かかったのに、最近はちょっと寒い。
雪が振るほどではないけれど、雨がシトシト降ると気も滅入ってくる。

アメリカに来たばかりの頃、周りがあまり傘を差さないのに驚いた。
霧雨くらいなら良いが、私はちょっとでも雨粒を顔に感じると我慢できなくなる。
もちろんアメリカにも傘は売られているし、差している人もいる。
しかし比率で考えると、帽子をかぶってやり過ごしている人が多い。
もしかしたら学生が多いからだろうか。
ビシッとスーツを着たビジネスマンは傘を差すのだろうか。
車での移動が多いことも影響しているだろうか。
最近は私もまねして傘を差さないこともあるが、やはりちょっと不快である。
楽だけど。


2002年03月25日(月) アカデミー

昨夜は授賞式のラストの部分を見た。
やはりなんと言っても総合司会も主演男女優賞も黒人だったことは特筆すべきだろう。
名誉賞も贈られていたし。
ESLの先生によると、昔は黒人俳優は"Box office poison"と言われていたそうだ。
興行的にあたらないと言うことか。
ちなみに今は40歳以上の女優だとか。
それでも日本よりは熟年女優が活躍しているように思えるのだが。

何はともあれ、作品賞のビューティフル・マインドが面白そうだったので見たい。


2002年03月22日(金) A.I.

映画「A.I.」を見たのだが、哀しくてでも何か物足りなかった。
ロボットと言うとどうしてもアシモフの三原則を思い出してしまうので、
デイヴィッドには欠陥があるように思えてしまう。
人間に近づけたかったと言うならば、不要な機能を備えているように思えるし。
人間側の描き方も中途半端だった。
キューブリックならばどう作っただろうか、とは多くの人が描く仮定だろうが、
「2001年宇宙の旅」に何度も挫折している私にはなんとも…


2002年03月15日(金) 掃除

普段サボりっぱなしの掃除をやった。
埃がたまりにたまっていた。
しばらくすると暑くなって、汗が出てきた。
いい運動になるんだな。
毎日少しずつでもやってれば、ずっと綺麗だろうに。
でもきっと、またサボりの日が続くんだろうな。
ハウスダストのアレルギーにならない限り、
お客様が来ない限り、問題はないし。
あーあ。


2002年03月13日(水) 母国語

日本語を母国語として話すのは日本人か日本で育った人しかいないが、
イギリス人とアメリカ人やスペイン人とメキシコ人などは、
違いもたくさんあるだろうけれど、普通に話すことができるのだろう。
とても不思議な感じがする。
遠く離れた国に住む人同士がお互い母国語で会話できる…
移民や植民地化などの歴史的背景を考えると哀しい部分もあるのだが、
現在生活している人々にとっては一つの力とも言える気がする。


2002年03月12日(火) エレファントマン

何を今更と言う感じだが、初めて見た。
未知のもの、なじみのないものに恐怖を感じるのは本能に近い。
しかしある程度知能を持つと、ちょっとした恐怖はなぜか快楽ともなる。
それを貪欲に追及する人々の醜悪さと言ったら。
相手を思いやる、相手の気持ちを想像するというのは時に難しいことなのか。
彼が美しい心を持ちつづけられたのなら、まさに奇跡のような気がする。
駅で人々に追い詰められたときの彼の叫びが痛い。


2002年03月08日(金) 見える人

私にはいわゆる霊との遭遇体験はない。
不思議なもので、見える人と見えない人はキッパリ分かれてしまうようだ。
見える人に属する知人には慣れてしまう人もいるようだが、
「怖いものは怖い」という人も中にはいるのだろう。
そういう場合、かなり不幸な気がする。
慣れてしまえば、その人にとっては平穏な日常が訪れるであろうに。
ああ、見えなくて良かった。


2002年03月07日(木) 移民博物館

自由の女神が立つリバティー島に渡るフェリーは、エリス島にも立ち寄る。
エリス島には移民博物館がある。
ここはなかなか面白いのだが、博物館として生まれかわる経緯も興味深かった。
移民局としての機能を終え閉鎖されてからしばらくの間放置されていたが、
訪問できるようにしたところ思いのほか多くの人が押し寄せた。
しかしきちんと改装するための資金を寄付などで集めようとしたが足りず、
壁に名前を刻むサービスで募金したら大成功したそうだ。
博物館のコンピュータでは移民者の名前を検索できる。
お祖父さんや曾お祖父さんの代で移民してきたアメリカ人には興味深いに違いない。


2002年03月06日(水) 美容院

日本では表参道とかおしゃれな都会を除いて、
カット料金にさほどの違いがなかったように思う。
しかしアメリカではピンキリだ。
安いところでは十数ドル。
しかしトップスタイリストとかになると五十ドルを下らなかったり。
その地位が社会的に認められているということか。
逆に日本では腕が良くてもなかなか認められないのだろうか。
少し前にカリスマ〜が流行ったが、今はどうなのだろう。
一般庶民としてはお金をつぎ込まずにそれなりの髪型を維持できるのは
嬉しい限りだが。


2002年03月05日(火) 名前

私の名前は欧米系の人には発音しにくいし、覚えにくいものだ。
中国人や韓国人には英語名で通している人もいて、
そういう手もあったかなと思うが、既に1年経っているし、
そもそもどういう根拠で英語名を決めたものか…
よくあるのは、音が似ている名前を探す。
あとはクリスチャンだったら、クリスチャン・ネームを使う。
どちらも無い場合は、勝手に自分でつけるか…?

中学のとき英語塾に通っていたのだが、
ある年の先生は始めに生徒全員に自分の英語名を決めさせ、
授業の間はその名前で通すことにした。
呼ばれるたびにちょっと恥ずかしかったのを覚えている。
え?そのとき自分につけた名前?……キャサリン。
なぜこう名づけたか、実はそのときも確たる理由は無かった。
訊かれる直前まで違う名前を考えていたような気もするけれど。
ともあれ1年間だけ私はキャサリンだったのだ。


2002年03月01日(金) 一年

ちょうど1年前にアメリカにやってきた。
思えば長い1日だった。
実際時差で14時間長かったのだから当たり前だ。
初めて一人で国際線に乗り、入国審査、乗り継ぎ…
異様に緊張していた。
いや、今同じ事をしてもやはり緊張すると思う。

生活は大きく変わったが、私自身は何か変わっただろうか。


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