初日 最新 目次 MAIL HOME


海老日記
管理人(紅鴉)
MAIL
HOME

My追加

2005年12月27日(火)
物部日記・あ、そんじゃあ愛媛帰ってきます


 というわけで明日から帰省します。
 私の実家は回線引いていないので帰ってくるまで日記は凍結します。

 いやあ、本当。図書館のインターネット広場から更新してるのはよく言っていたと思いますが、今日で図書館が年末休業なので更新できません。の方が正しいですね。私も帰省日時はそれに合わしましたから。
 さて、十日以上もネットにつなげないのは残念ですが、この日記も十日に一回くらいしか更新してないし、実はあんまし被害ないのかも……なんてねははは。



 では皆々様よいお年を。





2005年12月26日(月)
物部日記・風邪かなあ。


 なんだかまた風邪をひいたかもしれません。
 やばいです。この三ヶ月、体が完治しません。
 何が起きたのやら。
 多分、規則正しい生活をしていないことに原因があるのだと思われます。
 一日三食食べて朝日と共に起きていた1回生のころが懐かしい。



 閑話休題



 世の中にはドラゴンボール柔術なる技があるそうです。
 聞いた瞬間耳を疑いましたが、PLIDEにも出ているそうです。
 どんなものがこの世にあろうと全然構わないのですが、世の中広いです。
 でも案外と人間の体は色んなことができるらしく屋根に飛び乗ったりジャンボ機をひっぱったり。かめはめ波だってその内誰かが撃ち出すかもしれません。
 まあ、どっちにしろその一人目は私ではないでしょう。



2005年12月25日(日)
物部日記・電脳の向こうにいる暇人たちに手を伸ばす


 やっほう、聖夜を一人で過ごした皆さん。お元気ですか?
 私は一人セルダを徹夜でやっておりました。
 そんな感じで悠々と過ごしてたらメールです。誰かいな?

 親友の佐々木女史です。おや? なんでだろう。
 で、ちょっとドキドキしながらメールを確認すると
「この前かしたCD返してもらったっかえ?」
 あ、返してないでーす。



 で、先ほど取りに着てもらいました。
 外の日光のよく当たるところで待っているとマフラーに厚手のジャンパーと重装備した女性が原付に乗って向こうから来ました。
「やっほー、メリークリスマス」
「あ、佐々木女史おはようございます。これ、長い間借りっぱでした。ありがとうございました」
 その借りたCDが私の好みので毎日中毒的に聞いていたものだったことを話していたのですが、本当に半年以上借りてしまいました。
 すると佐々木女史はかばんからCDRを一枚取り出します。
「何です?」
「ほら、物部くんがすごい好きやって言うから焼いてきたんよ」


 うおおおおおおおおおおお。

 これはちょっと嬉しいですよ。しかも佐々木女史は包みを一つ取り出して
「ケーキあげるわ」


 うおおおおおおおおおおお。
 
 これはすごい。
 ものすごく感謝しました。物部のところにもサンタさんは来たのです。私のサンタさんは水色のジャンパーを着てメッキのはげた原付に乗っていたのでした。
「佐々木女史これからバイトですか?」
「バイトは四時からって」
「これからどちらに出かけるんですか?」
 と聞いてみたがよく聞き取れませんでした。でもどこかに遊びに行くみたいです。
 すごい、佐々木女史はクリスマスに動き回るんだ。
 私は普段の日曜日以上に非活動的なのに。

 みんな若者なのだなあ、と思いながら佐々木女子のくれたバナナチョコケーキを食べました。
 それで元気が出ました。
 さあ、帰省するまでのあと四日間。生活費も0円だし、残った食料で生きるぞお。



2005年12月24日(土)
物部日記・こんな日にここにいる君には多分聖夜なんて関係ないんでしょうね by猫眼沢先生

 わたくし、今はとあるサイトさんでクリスマスプレセント用の小説を作ることになりパソコンに向かっています。
 来週には実家に帰るので部屋の大掃除とかもしたいのですけれどなんだかやる気がおきません。
とりあえずはこの番町塵屋敷みたいな状況は克服してから愛媛に帰りたいとは思うのですが、この週末は遊んで暮らします。


 で気付いたのですが、今日はクリスマス・イブでしたね。世間ではサンタさんが今晩やってきたいい子のところにはプレセントを置いて悪い子のところには臓物をブチ撒けるらしいですね。
 私はサンタさんって二十五日、クリスマスの夜にやってきて靴下の中にプレセントが入るのは二十六日だと思っていました。何ででしょう。それは多分ドラえもんクリスマススペシャルがいつも二十五日にしていたからだと思います。テレビっ子だったのですね。



 閑話休題


 二十二日の段階ではクリスマスネタで何かしようかなと思いましたが、特に何も起きませんでした。今日も晩御飯食べて普通に寝ます。
 っつーか、クリスマスに何かするってそんなにメジャーなことだったんですね。
 ひがみとかじゃなくて、私全然知りませんでした。テレビとかマンガでは、イブの夜に恋人がいちゃつくものだとよく言っていますが、中学生時代は部活(十二月二十五日には毎年大会がありました)高校生時代は補習(進学校だったので)があったので「そんなのは先のことだ」とずっと思っていました。大学生になってもあんまり私生活に他人を入れないので、二十五日にするのは『クリスマス会』とか『クリスマス飲み会』だと思っていたのです。
 周りにそういう環境がなかったのが要因かもしれませんが、今年知人にカップルが増え始め二十五日の話題をよく耳にするようになり、そこで気付いたのです。
 あ、これが疎外感。
 そんなの大人になるまで関係ないことだと思っていましたが、どうやら気付かないうちに私は大人の圏内に入っていたみたいです。
 

 でも、今夜のごはんは残り物のうどんで鍋です。
 



2005年12月23日(金)
物部日記・休日には休日の忙しさがあるんですよこれが


 昨日の晩は『今日』広島に帰省する後輩、Oちゃんの家で飲み会になった。
 私もなんでこんな展開になったのかわからないがなってしまったから仕方が無い。
 話の展開上ユウさんとユウさんの彼女、そして私でOちゃんの家に奇襲をかけることになったのだ。
 嫌な流れね 


 ユウさんのメールで午後九時に飲みたい物と飲ませたい物をかけて集合しろといわれていたので私は自分用のお茶とみんな用のシャンパンを買ってOちゃんの家の前にいた。Oちゃんにも電話してみたのだが途中で電源が切れたりと前途多難オーラが出る中、やっとこさ全員集合。酒盛りが始まった。
 すでに全員食事はすませてあるのでいきなりお酒とかお菓子がふるまわれたのだがユウさんは食事をしてないらしくカップラーメンを食べ始めたり、ユウさんの彼女さんはなんかお腹の調子が悪いとか言い出した。
 まあ、そこらへんの段取りの悪さが我々のよきところ。Oちゃんなんか集まる四時間前くらいに初めて私達が家まで来ることを知ったのだ。(次の日授業の資料を作ったり午後には実家に帰るのに)
 心の中でごめんよ、と言いながらもあたりめを普通に食べていた僕は悪人です。


 そんなわけで展開上お酒を飲まなければならなくなる。本当に、飲めないときは飲まなけりゃあいいのになかなかそうもいかない。そこらへんの優柔不断さもまあ、御愛嬌。
 今日はなんでこんな飲み会になったのだろう。私はクリスマス会みたいなものかと思っていたし、もしかしたら仲間内で飲もうの会だったのかもしれないし、後輩のOちゃんの広島まで無事に帰ってねの会だったのかもしれない(私はこれのつもりでいた) でもあれだね、この頃こういう騒ぐのが嫌いではなくなりました。私も成長してるのかな。
 で、気がついたら日付も変わっていたのでさっさと家を出る。(ちなみにユウさんの彼女さんが「眠いから帰る」と言ったのがお開きの言葉でした)


 で、出たごみを外に持って出たまではいいけれど、




 はて、私はどうしよう。

 ユウさんも農学部だが、彼女さんの家に帰るだろう。
 途中参加していた副団長(面倒なので説明は割愛)は自転車で帰っていった。というか私が外に出たらみんな帰っていた。

 私はこれから物部に帰らなければならない。
 しかし、飲んでいる。
 目の前にはコンビニに停めたワゴンR



 野宿?!
 それはまずいって、夏は気候が体に優しかったからそんな無茶ができたが、今はそれしたらやばいって。
 十一月に学校休んだのもそれが引き金だったじゃないか。
 これは、ピーンチな状況だぞ?!
 久しぶりに警告音が頭の中に鳴り響く。
 どうする どうする どうする

 せっかくだから暖をとろうと思っても財布の中身はシャンパン代に消えて0円。奥さん信じられます? 一円玉さえないんですよ?!
 ちょっと辛かった。今までもそれなりにピンチは迎えていたがこういう肉体の限界を超えるかもしれない試練には初めてお会いした。
 うわーん。


 でも仕方ないので上着を二枚着てくるまで寝ました。


 アラート(警告音) アラート(警告音) アラート(警告音)

 頭の中で鳴り響く生命の危険予報装置。
 しかし、寝たっ!




 次の朝。
 すべての窓ガラスの内側が私の呼気で結露していた。
 太陽が、出ていない。どうやら長く寝られなかったらしい。
 しかし、もっと怖ろしい事実に気付くことになる。

 私の寝相は悪い。上の掛け布団は着ているのに何故か下の毛布は枕の上にあったりする不可解な寝相である。
 運転席のシートを下げただけの寝苦しい場所で、どうしてそんなことができたのか。
 私は寝ている最中に上着を脱いでいたらしい。
 外気温−3度
 車内気温 そんな変わらない印象を受けました



 アラートアラートアラートアラートアラートアラートアラートアラート
 アラートアラートアラートアラートアラートアラートアラートアラート



 喉が痛い。




 本当はこの日は自治会の餅つき大会とか吹奏楽団の部室掃除とか、パーティ参列のために正装した月見里副部長にお会いしたこととか美少年Iくんとタイマンレースしたりとか色々書きたかっただけれども、なんだか体調も悪くなってきたのでここいらでおしまい




2005年12月22日(木)
物部日記・もうすぐクリスマスだよジョンソン


 というわけで、ちょっとまじめに書いてしまった反動でこれからはもっとふざけた日記を書いていきます。それが海老クオリティ。




 子供は風の子というけれど、果たしてそうか?
 今は鍵っ子とか多いしみんな外にでて遊ばないんじゃないのか? などと思っていたら、帰り道でおさなごが走り回っていた。
 ああ、風の子だ。
 冷たい風に倒されそうになりながら自転車に乗っている私は変質者と間違われない程度に元気な子供達を見ながら帰っていた。


 家について早速あったまる。
 私の家にはコタツもないし、暖房なんてつけない。 
 ひたすら厚着である。上着をきたまま押入れから毛布を取り出してかぶるのだ。
 こういうのも他人の目を気にしていたらできないが、いかんせんここは私の部屋(施錠済み)である。貧乏チックなこともしまくりだ。
 ああ、やっぱり我が家が一番よね

 すると、冷たくなっていた指先にも血が通い始める。
 ああ、あったかい……。


 かゆい。
 指先が暖色を取り戻すのと同時に猛烈にかゆみが襲ってきた。
 あれである。血が通い始めたら刺激に敏感になっちゃってかゆくてしょうがない。原理としては正座のしびれと一緒。


 かゆいよー。

 毛布の下でわめいてみた。




 追伸 小学校演奏してきました。子供ってやっぱり元気だなあ。



2005年12月20日(火)
物部日記・『ヘルレイザーは静かに境を越えて』


 妙に卓見した風なヘルレイザーさんとなんだか久しぶりに会ったのが先週の今ごろだったから、もう一週間も経っていることに気づいた。あの人強烈だからなかなか印象が風化しない。
 ああいう人格ってどういう生活していたらなるのだろう。なんだか周りを見るとそういう『できあがっている人』っていると思う。個性っていうのか、社会的見地というのか、パーソナリティというのか、まあなんでもいいけれどしっかりとした意見と相手を尊重できる意識のある人間になりたいものです。
 

 昨日の晩、上の部屋からまた二人分の足音がした。
 ヘルレイザーさんの部屋に、もう一人。
 やっぱり風呂の音。
 結構私の周りには同棲している人が多いので素直に無視しておいた。
 それに、またうどんを作りすぎておなかが痛かったからそっちの方が問題だったのだ。
 ああ、明日ツタヤ行かなくちゃ……
 また声がした。

 男の声である。
 その後老人のものらしい声もした。




 ……あり? 上には若い女性が一人で暮らしているんじゃないのか?
 なんとなく、半年前に蒸発した隣の家族のことを思い出したが、とりあえずお腹が痛いのですぐに頭の中から消えていった。
 そういえば、今日はヘルレイザーさんの原付は、まだ帰ってきていない。

 けれど、私は物音を無視する。
 本人が言わないのなら、聞かないほうがいいような気もするし。



 
 一時間もして、腹痛も境を越えた。




2005年12月19日(月)
物部日記・『ヘルレイザーは静かに境を越えて・3』


「最近の調子はどうですか?」
 ヘルレイザーさんはお医者さんのように聞いてきた。私は少し考えてから、正直に言ってみた。
「まあ……、よくはないですね」
「あら、やはりそうでしたか」
 とまあ、あんまり驚いていない感じで驚くリアクションを取ってくれた。
 でも、嫌味じゃないんだから、不思議なものだ。
「物部さん、私はそんなに不思議キャラではありませんよ?」
「心を読まないでください。っていうか、ヘルレイザーさんって四回生なのでしょう? 先輩だったらもっとくだけて喋ってくれてかまいませんよ?」
「そういうキャラクターで売っていますから、こんな話し方をさせてください」
 キャラ作ってんのかよ!
「物部さんも、そうでしょう?」
 ……かなぁ?

 ヘルレイザーさんはそうです、と勝手に肯定してその場を去った。三十秒後、手になにやらプラスチックボードを抱えた彼女は再び私のいる駐車場に来た。
 私は、まだ説明書のタイヤ交換のページを見ている。
「あら、まだ終わっていないのですね」
「三十秒でタイヤ交換できません」
「慣れればできますよ。私も以前自動車整備工場でアルバイトしていた時がありましたから」
 何者だあんた。
「手伝いましょうか?」
「悪いですよ」
「そうですね」
 ……いや、本当は手伝ってほしいのよ。
 しかし、説明書を一通り読めば大体わかったのでジャッキを差し込んで車を持ち上げ、タイヤを外しスペアを取り付ける。
「あら、お上手ですね」
「いや、これ誰でもできるでしょう」
「あら、慢心」
「そういう問題でしょうか」
 とりあえず、これで少しは大丈夫だ。
「ヘルレイザーさん、昔アルバイトしていたその経験者さんに聞きたいのですがスペアってどのくらいもつんでしょうか」
「物部さん、スペアタイヤは消耗品ではありませんから、早くお店に持っていくことをお勧めします」
 なるほど。しかし、そういうお店が開いている時間帯に暇があるのは二三日先のことだろう。
「それが、私も案外と時間に追われていまして」
「……まだ忙しいのですか?」
「うんにゃ、私はとっくに暇人です。でも、なかなか時間の使い方が下手で」
「駄目ですね」
 きっぱり言われた。



「ヘルレイザーさんって不思議な方ですね。とても包容力のある方かと思えば突き放すことは突き放す」
 生活面ではもっと奇妙なのだが、今回は割愛。すると、彼女はいつもの愛想のいい顔で言う。
「それは、物部さんが私のことを知らないからです。誰の身の回りにだって、おもしろい人とか変わった人っていますよね。みんな普通と変を持ってるものですよ。その『変』を見せるのがうまい人もいれば下手な人もいる。物部さんは私の変のところしか知らないだけ、なのだと思いますよ?」
 それも、そうだった。
「とは言っても、どう見ても私って変ですよね。あだながヘルレイザーですし」
 ヘルレイザーさんは愛想のいい顔で、続ける。
「でも私から見れば毎日朝倉に来たり毎晩帰りが遅かったり食べたくなったからという理由で夜中の一時半に天下一品まで車を走らせる物部さんの方が異常だと思いますし」

 なんで知ってんだてめえ



 向こうのほうから、今日一緒に小学校に挨拶に行く先輩が見えた。
 ヘルレイザーさんは、いつのまにかいなくなっていた。
「僕、変なのかなあ」
「うん」
 先輩は即答した。



2005年12月16日(金)
物部日記・『ヘルレイザーは静かに境を越えて・2』

「お久しぶりです」
 ヘルレイザー鎌足さんに会釈をした。
「お久しぶりです」
 彼女も腰を折って丁寧に挨拶してくれた。

 そして、
「これは多分スパナじゃないですよ」
「あら、つっこむところそこですか」
 やっぱりヘルレイザーさんはヘルレイザーさんだった。

「あの、ヘルレイザーさんはなんで白衣着てるんですか?」
「私は理学部ですから」
「ああ、なるほど」

 そういえば、知り合いの先輩は理学部の四回生でサークルが終わった後によく白衣姿で歩いているのを見たことがある。


 けれど、駐車場の方まで白衣を着てくるというのは聞いたことが無いぞ?
 というか



「ヘルレイザーさんって、高知大学生だったんですか?」
「いいませんでした?」

 まじかよ。
 あんた社会人じゃないのかよ。


「はい、っていうか。理学部って、朝倉キャンパスですよね。なんでヘルレイザーさんは南国市のアパートに引っ越してきたんですか?」

「物部さんこそ、どうして朝倉に?」
 誤魔化された。
「ええ、今日は小学校に演奏に行く下見をしに……っていやいや、ごまかされませんよ」
 話をそぐらかされてはいけない。
「なんでそんな奇妙なことしてるんですか?」
 ちょっと、変なことを聞いたかもしれない。
 しかし、鎌足さんは普通に答えてくれた。
「他人から見たら奇妙でも、そうしないといけない理由があったりするんです」
「……はあ」
 一体どんな理由だ? それを解明するだけで単行本が一冊書けそうだぞ?

 しかし、私はワケアリというものに弱くて、それ以上聞くのはやめておいた。


「じゃあ、ヘルレイザー鎌足さん(源氏名)は高知大学理学部の四回生だということで落ち着きましょう。どうして駐車場に?」
 この人は原付にのっているはずである。
「ええ、隣の原付置き場に忘れ物を取りに来たら、何か大きな人影が車の陰にあったので車上荒らしかと近付いてみたのです」
 私は泥棒扱いだった。
「そうしたらそのでかい図体は私だったと」
「はい」
「……またお会いできてよかったです」
「はい、私も」

 やっぱり、人と会話をするのは心が落ち着くものだ。





2005年12月14日(水)
【注意】

今回は、ほぼ愚痴で構成されます。
読み流すなり、読み飛ばすなりしてください。

現在、他人と話すことが怖いです。
其処まで、深刻な状態ではありませんが、
可能な限り、誰とも会話したくありません。
大抵のことは、一晩経てばどうにか自分の中で
処理できるのですが、どうやら処理しきれなかったようです。
とりあえず、昨晩はニコチンだのアルコールだので
無理矢理、気持ちを落ち着けましたが、
目が覚めれば、結局、何にも変わらなかったことを思い知る次第。
過去にも同じような症状になったことがあります。
事故に遭ったときです。
今回ももしかしたら、事故――と云えるのかも知れません。
たぶん、事故でしょう。
人対人の事故に、軽く巻き込まれただけ。

人間ですから、感情の起伏はあって然りです。
怒りの感情を表すのも、確かに人間としては当然でしょう。
しかしながら、手法、原因は人間として考えるべきではないでしょうか。
とりあえず、怒鳴っておけ、殴っておけ――と云うのは、
自分は一番、嫌悪すべきものだと考えます。
自分に対してその矛先が、真っ直ぐに向いたわけではありませんが、
横切ったのは事実。
助けがなければ、確実に矛先はこちらにも向いたでしょう。

数週間前か数ヶ月前か、当事者でない為にわかりませんが、
酒の席での怒りを、今日までグズグズと持ち続けるその精神が
自分にとっては恐怖です。
自分の意見に合わなかったからと、
その小さな集団の意に反したからと、
頭から潰しにかかる魂胆が自分にとっては恐怖です。
会話が原因で、そんなことになるのなら、
会話自体を拒否したいと思います。

協力ではなく隷属を求めますか?
未来ではなく過去を望みますか?

とりあえず、あの職種に後継者が育たないのは、
その旧い考えの所為でしょう。
総てが総て、そんな人間ではないとは思いますが、
遭った数少ない人間が、そうでした。
偏見かも知れませんが、そう断じさせてもらいます。

文章にすれば、何かしら落ち着くものもあるかと思い、
書き込んだ次第。
まだ、云い尽くしてはいませんが、どうにかなるでしょう。
今週中には、どうにか忘却したいと思います。
いつまでも、こんなもの抱えたくはありません。

あ、と…
遥日創でした。



2005年12月13日(火)
物部日記・『ヘルレイザーは境を静かに越えて・1』





 ヘルレイザー鎌足だった。






 一ヶ月も学校を休んだり挫けてみたり佐々木女史と一悶着あったりで、もう怖いもんはないと思っていたりした。
 小さい悟りというやつをした気分になっていた。
 多分、誰が来ても自分を通せるような答えくらい準備していたつもりなのだが、案外にその自信というものは簡単に砕けた。
 なかなかうまくいかないものである。そういえば、昔も同じような反省をしていたような気がする。
 なんだか、昔から進歩がないんだなあ。


 わかったような気になってどんどんと答えから離れていくことを、『魔境』というらしい。
 私は自分が今魔境にいるかもしれないと思ったりする。
 つまり何が言いたいかと言うと、案外に凹んでしまう出来事に出会ったのだ。



 車のタイヤがパンクした。
「ノオー」
 外人風に叫んでみた。

 なんでこんなところでタイヤが裂けるのよ。っていうか、いつ裂けたの?!
 運転していると妙に足回りから音がするなあと思って朝倉キャンパスについて確かめてみたら、案の定左後輪タイヤに亀裂が入っていましたよ旦那。
 何これ? 何ナノこれ!
 パニックですよパニック。
 ……と思いきや、案外冷静な私。
「じゃ、まずは駐車場停めますか」
 作業が出来るように大学校内の駐車場に停めて、後ろの座席を漁る。
「えーと、確か」
 あったあった。
 取扱説明書である。
 そう、こんなときの為に自動車にはスペアタイヤなるものが存在するのだ。

 トランクを開けてさらに床をひっぺがすと、簡素なタイヤが一つ眠っている。
 止めねじを外し、白日(と言ってもすでに夕日だが)の下にさらけだす。
「じゃあ、やりますか」
 さすがにパンクしては自転車のように根性で乗って帰るわけにもいかない。
 私はもう一般常識に照らされて生きる男、物部なのだ。


 ……そういえば、前もこんなことあったなあ。
 あの時は時間は深夜だったし、家まで帰ろうと思えば帰れる距離だった。
 それに、今はあの時ほど抱え込んでいるものもない。

 しかし、なんだか似ている。なんだろう。

 メールが来た。
 そうだ、今日はサークルの先輩を連れてクリスマスコンサートをする小学校に挨拶に行くのだ。
 さっそくジャッキとなんか棒みたいなのを取り出す。
「……あり? これ、なんて道具だっけ?」
 ど忘れ。
「スパナじゃないですか?」
 と言われ、思い出す。ああ、スパナか。……でもこれスパナだっけ? スパナはもっと小さくて握る奴では?     じゃなくて
「誰ですか?」
 振り返る。

「わたくしです」
 女性がいた。









 白衣を着た、ヘルレイザー鎌足だった。




2005年12月12日(月)
物部日記・大学生は夜なべして、キーボードを打つ


 眠い。
 同輩H総帥のお言葉だと、徹夜は作業はそれほど進まないのに達成感だけを得る邪道であるらしくて、あまりするもんじゃないらしい。

 で実際に徹夜してでもやらないといけないこととうのはあるもので、昨日の夜から今日の明け方まで夜更かしをしていた。さっさとやればいいのに集中力が持続せずにどんどんどんどんと時計の針だけがテンポよく進んでくれる。気がつくと休憩に読んでいた本を二時間かけて読了していたり、この頃ちょっとだけ距離の縮まった佐々木女史とメールしたり、レポート作っているはずがふと我に帰ると卵を梳きながらチャーハンを作っていたり。自分にここまで持続性がないとは、驚きの結果であった。
 そういえば、中高生のころも、テスト前はこんな生活をしていた。ああ、夜中お腹が空いて冷凍庫を漁ってカレー作って食べたっけなあ……。すべてが終わったあとに時計を見ると……。ちょっと嫌な時間帯になる。「これは早く寝ないと明日(その時間はとっくに『今日』になっていのだが)に響くなあ。っていうか、明日は一限目からテストだよ」と思い、寝た。
 
 で、三時間ほど睡眠をとるのだが、起きたときが本当に辛い。
 寝る前はそれなりに平気な感じがしたんだが、1度寝てみると体が、というかまぶたが言うことを利いてくれない。
 やはり夜更かしをすると体はしんどくても、頭が麻痺して疲れなくなるのだろうなあ。で、寝て1度神経をリセットしたら、昨日のツケが回ってくると。


 後悔は、先にできない。

 嫌な言葉ね……。




2005年12月10日(土)
物部日記・海老、現る。


 やっぱり日記は毎日つけてなんぼなので頑張って更新することにします。
 

 明日はちとばかしボランティーアで高須の美術館に行くことになりました。紅鴉先輩に場所は聞いたけれど念のために行っておいてみようと思いサニーマートの買い物のついでに行ってみることにしました。
 大体見当はついているし近付けばわかる大きさという話を聞いていたので余裕綽々で車を走らせていると、余裕綽々で発見して早速乗り込んでみました。

 するとまあ、駐車場に車がいっぱい停まっています。今日は何かのイベントなのかと思い駐車場の隅っこに車を駐車して降り立ってみます。
 するとまあ、女子中高生の多いこと多いこと。今日は何のイベントなのか、と案内板を見てみるとどうやらミュージカルがあるらしく、さっきから「始まるよ急いでー」とお友達を急かしている女の子がいっぱいなのもそのせいでした。
 おもしろそうとは思ったけれど入場料は手持ちのお金では足りないし、当日券はとっくに売り切れていて、作務衣の男物部は仕方なく帰る事にしました。
 とぼとぼと、行き交う少女達と逆走して通路を歩く和装強面の男は、なんだか視線を感じながら駐車場にもどってゆきました。







 図書館のトイレからインターネット広場に戻ってくると、男が私のパソコンをいじっていた。人から見れば悪友、私にとっては敵の男である。
 通称、海老。
「こら海老、勝手に人のぱそでなんばしよっと」
 私のノートパソコンで勝手に『物部日記』を書き始めている海老に私は蹴りを入れた。
 しかし海老はそれをさらり、と避けると窓をぶちわって外に出て行く。
「はははは、さらばだ物部くん」
「お前はどこの怪盗二十面相だ」
 私は取り残されたパソコンの画面を見た。私が美術館に行って結局芝居を見れなかったことが海老によって打ち込まれていた。
 おのれ、なんという嫌がらせだ。
 でも書き直すの面倒くさいのでそのまま掲載する。
 まあ、あれだ。今回の結論としては新キャラクター、海老現る。



2005年12月07日(水)
電波の暮らし

血を盗られました。
いや、採られました。
遥日創です。
献げたこともないのに…

多くの方が所持しているように、
遥日も携帯電話(以下、ケータイ)を所有しております。
さて、
このケータイなのですが、
最近、調子がいまいちよくありません。
通話中に、バッテリィが切れたこともあります。
メールを二回ほど送受信しただけで、電源が落ちたこともあります。
――フルの状態からですよ?
おそらく、そのバッテリィが劣化でもしたのだろう――と思い、
部屋に残っている過去のケータイのバッテリィを移植しようと画策。
さっそく、作業に取りかかりました。
えぇ、簡単に結果を云いますと、

無理。

auのケータイにDoCoMoのバッテリィが合うわけありませんでした。
ジェイかボーダかどっちかのフォンも、当然、無理。
作業開始五分で、結果考察まで終了。
ただでさえ、
留年が、ほぼ決定的になって沈んだ心がなお、沈んだだけでした。

どうせなら、更に沈めよう。
底まで堕ちれば、もう、沈むことはない。
――と思い、
過去のケータイのデータを見てみることに…
三年以上のデータの蓄積です。
最古のものだと、高校生の頃のメールも残っています。
何処かに、思い出したくもない地雷の一つや二つ、埋まっているはず。
さっそく、作業に取りかかりました。
えぇ、簡単に結果を云いますと、

皆無。

ものすごい、平穏なデータたちでございました。
埋めろよ、一つくらい…



2005年12月04日(日)
物部日記・開眼


 修行より帰ってまいりました。
 実はわたくしあだ名が住職ですが、本当は修験者なのです。
 日記をさぼって工石山で行をしていたのです。


 真っ赤な嘘です。

 でもこの週末は実家に帰っておりました。
 何故かドロップキック吉村やハイビーム匂坂、メカヘルレイザー鎌足などの怪人に襲われる夢をみましたが、夢であることを祈るばかりです。

 では後ほど

 ばらさばらさ