独り言
i| p| f
忘れたい事は山程あるけど 忘れちゃいけない事まで忘れそうだから 僕は全ての正と負を背負って行くよ
新しいテーマは
『痛みとの共生』
是を快楽主義の哲学への第一歩として此処に記す
みんな自分が一番可愛くて 甘やかしてばかり 何かと理由をつけては 安っぽい陽だまりで寝呆け そんな自分を正当化しようと 悪役をこしらえる
「そんな人間に一体何が出来ると言うの?」
時刻は23:59
まだ1分も残っているよ
自堕落なハニー
俺を楽しませてくれ
自堕落なハニー
俺を悲しませないでくれ
あと253夜
2005年12月25日(日) |
word/world |
真夜中を奪って この夢をどうかしてくれ 繰り返した終わらない今日 葬って 一息で
誰ぞやの愛が この声と同化してくれる? 誰一人も近付けぬ様 葬って さぁ吐き捨てる様に
この世界でただ一つの この想いを笑っておくれ この世界でただ一つの 尊すぎるこの声を
蔑まれたその数だけ この想いは皮を剥ぎ この世界でただ一つの 尊すぎる朝を迎える
その愛で この声を 葬って
その愛で この声を 切り裂いてくれ
―今夜はとても静かな夢を見よう―
しんと重たく垂れ下がった暗闇に 灯した蝋燭の火が揺れる ゆらゆらゆらり
「だめだめ、そんなに慌てちゃ。火が消えちゃうよ」
やさしくやさしく
既存の世界は崩れ去り 全ての事柄は意味を失う 揺らぐ眼前の火だけが唯一の事実となり それでもやはり時間だけは邪魔をするけど 別にいいさ 俺はもう 『時間と折り合いを付ける行い』に飽きてしまったから
あと252夜
時間は刻々と過ぎ行く 牛と牛車は用意できたが その二つを繋ぐモノがまだ未完成
はやく届けなくちゃいけないのに
2005年12月16日(金) |
いやいや皮肉じゃなくマジで |
今日の珈琲は飛び切り苦い
でもその珈琲豆も自分等で蒔いた種から実ったモノだからちゃんと最後まで飲み干さないと
感謝して
この平和ボケ大国日本で今日も誰に咎められる事も無くライブ活動に勤しめた事を感謝して
口を開けば不景気不景気と嘆きそれでも額に汗し必死で回ろうとしている社会を尻目にテメェのケツ拭く心配さえしてりゃ取り合えず明日も多分生きていられると言えてしまう無責任な姿勢が許される現代の有り難い無関心に感謝して
「明日も多分生きていられる」
こんな事を言えてるうちは全然ダメだ
あと257夜
2005年12月11日(日) |
冬の空に貼りついた私の哀愁 |
今日の空は 母にねだった最後の砂糖菓子を「これで最後なのだ」と知った上で頬張る子供の横顔の様で 私は彼を真似て特に好きでもない砂糖菓子を一粒口の中で転がした
寒さをしのごうと指先はポケットを探るが 私の小さすぎるポケットは今まで詰め込んできた不用な物ばかりが溢れ あえなく指先は寒さに耐える方法を学ぶ
コロリ カラリ
私は砂糖菓子に夢中になり過ぎて その破片で舌を切断する そして決して甘いだけではない砂糖菓子に 哀愁を感じずにはいられなくなるのだ
あと262夜
私は どこまで 孤独を愛せるだろうか?
2005年12月10日(土) |
from cemetery |
前代未聞の躍動感 内で渦巻くエナジー
私はこんなにも震えている
水際で嘆く自分を慰めるのはもううんざり 私が手にした刄は私で 私が切り付ける相手は私 その亡骸を拾うのは私で それを見ているのは太陽だけ
破壊的衝動にも似た欲望が織り成す生と死の冒険活劇
私はこんなにも震えている
私は私と私が愛し私を愛す全ての心の為に私自身を切り刻んでくれよう 0.1mmの肉片と化しても歌い上げてみせよう
そしてその先で待つ終わりが 全ての始まりであることを ただただ神に祈るだけである
我が身を生け贄とし
あと263夜
2005年12月09日(金) |
秒針が刻む音はまるで死神の足音の様 |
納得させなければならない人がいる 私が幼い頃から信じ抱き続けてきた物が 夢物語等ではなく現実の物で その中で私は両の足でしっかりと立ち 生きているのだと証明しなければならない時が来る
「私のアイデンティティーはyokである事 それだけで充分」
この言葉が社会的立場から見ても納得せざるを得ない あるいはそれに繋がる糸口を見出だせなければ 私は 真夏のまどろみの中 最低の朝をむかえ 永遠の二日酔いに悩まされ続ける事になるだろう
あと264夜
今の俺にとって 美しいはずの夕暮れの景観は ただの脅威でしかない
2005年12月08日(木) |
「望まぬ行いで日銭を稼ぐ暮らしなら、いっそ何も食わず野たれ死ぬ方が良い」という戯言 |
今も熱は冷めず私の視界は天地を入れ替えたまま
しかし あばら家の寒さは現実だけ突き付け 私は私の魂らしき物を昨日に置き去りにしてきた事を嫌でも後悔する
「俺は大金を払い舞台への切符を手にした 大抵は無関心 でも一握りの心優しい人がきっと拾い上げてくれるから大丈夫 そして全てが終わった瞬間初めて帰りの切符が無い事に気付き 俺は魂らしき物と引き替えに滑稽な仮面を手に入れ おどけていた」
私は何故泣いている?
音楽さえ無ければもう少し穏やかな日々が私にも許されたのだろうか?
音楽さえ無ければ
2005年12月07日(水) |
word/targ ma youth |
いつもの様にまた全てを誰かのせいにして 子供の様にまた全てを忘れたふりした
いつもの様にまた全てを僕等のせいにして 誰かが笑う 壁の向こう側で ほら 今も
傷つけられた 数だけ僕等悲しみを知り その腕の中で 涙の中で 息を繰り返しまた歩く この道がいつの日か果てる迄
さあ 晴れ渡る空はいつの時も手を広げ さあ 晴れ渡る空の下で生こう 果てる迄
子供の様にまた全てを忘れたふりして 僕等は笑う それでも痛みは誤魔化せず
2005年12月03日(土) |
毎度バカバカしいRockな小咄を一席 |
今日も曲作りやらなんだかんだで飯を食う時間もありゃしねぇ まぁ時間があった所で食う飯を買う金はねぇんだがな
え? また少し痩せたんじゃねぇかだって? …お前さんよく気が付いたね …しかしこれにはちゃんと目的ってもんがあるんだよ
俺はなぁ そのうち…こう浮き出した肋骨にだな…こんな風に弦を張ってだなぁ…誰も聴いた事がねぇ音を奏でてやろうと思ってんだよ
あ? そんなもんで本当に音がでんのかだって?
んな事ぁ知らねぇよ
…まぁでも何百万もするギターよりかはよっぽどマシな『骨身に染みる』音がするだろうよ
生まれつき聴覚に障害を持つ少年がいる
この先の医学の進歩により 彼が 健常者の聴覚機能に劣らない程の聴覚的感覚を手にしたとたら 初めて体感する音という物に対して 彼はどんな反応を示すだろうか
彼が永年抱いていた音という物に対する理想と 現実に聞こえてきた音との相違の幅は どれ程か?
毎日こんな事を考えて日が暮れる 寝具に包まり自分の想像力の乏しさを嘆き 他からは「何故こんな事を考えるのか?」と理解されず しかし 理解されない事で 己の陳腐な顕示欲を満たそうと 公共の場で 俺はまた 許されない一人遊び
やはり 音楽が無ければ yokが無ければ こんなクソ人生 とっくの昔に 破綻していると感じた
何故かは知らない 何故歌うかは俺も知らない 何故乱暴に楽器を掻き鳴らし 強引なしゃがれ声で叫び 乱れ 汗を流し 人前に出てまでわざわざ 歪んだ顔で 醜態をさらし 過呼吸と酸欠の狭間を行ったり来たり 血を流し 吐き気をこらえ 得るものは何も無く 失うものは挙げたら切りがない
それでも 何故だか知らないが そこには 『満たされている』と 感じさせる瞬間が ある
視界は不明瞭 目的地は無い
だからなんだ
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