「NEWSWEEK日本版 0歳からの教育」を読んだ。 読書は遅々として進まないのであるが、昨日は夜夫を待たせて 居間で読みふけってしまったのである。
内容は一般向けで、ところどころ訳語が日本での専門用語と違っていたり、 わたしたちのような保健福祉関係者が見れば初めて知る内容は ほとんどないという感じだったけど、
赤ちゃんの能力については、さらに小さいうちからできることが 発見されているんだなあという感じがしました。
例えばアヒルのおもちゃを歩かせて、ついたてなどでその先を隠すと、 低月齢の赤ちゃんでもその先にアヒルちゃんが出てくることを期待して、 じっとその先を見て待っていたりするのであります。
「0歳からの教育」では2か月半でできると書いてたけど、 従来の知識では確かもうちょっと遅かったはず。どれどれ。
田中昌斗・田中杉恵(「子どもの発達と診断」)は4か月でできると 記述しています。ふーん、と思われるかも知れませんが、 2か月半と4か月では結構な違いですよこれ。
手をにぎにぎできるかどうかの違い、首が据わり始めてるかの違い、 腹ばいで首が上げられるかの違いがあるんですよ。 これはつまり、まだ首が据わってなくて、腹ばいも、 十分首を向けて物を追えなくても、目で追いきれない先の動きが 認識・予想できているということですから。
これがいなくなった元のほう、出てきた先を「あれ、あれ?」と きょろきょろ見比べるようになるのは対追視(ついついし)と言って 6か月以降になるのです。
さて、それはさておき言語能力の話。 先日ショッピングセンターの授乳室で、息子のオムツを替えて 「(さあ)行こう!」と声をかけたら、息子、ニコー!と笑うのです。
むむ?何ですか?その場にそぐわない全スマイルは?
と思ったがすぐ分かりました。いつも息子にいい顔をさせる時には 「ニコーっと笑ってごらん、ほらニコー!」と声をかけてるのです。
つまり・・・息子は「行こう」と「ニコー」を聞き違えたのです。
何と言いますか・・・分かっててそれで間違えたということに母驚きです。 しかし夫は「違うだろー」と一蹴。 イヤだねえ子どもの能力を見くびる親は。
そして、息子が話した夢を見た。 「おかーしゃん、おとーしゃんどこに行ったの?」
うひゃー可愛いのです。
いい具合に育ってきております。我が子。 まだはいはい練習中と言ったところで 腹ばいでずりずりと回転、移動を繰り返しています。
おかしいのが、ハンドリガードはもう卒業っぽいのですが 自分の手を時々かざして見ている。
その仕草が腕を真直ぐ伸ばして指を少し曲げて、 手の甲を見るんですね。 わたしはそれを「まあ、何て素敵な指輪!」と心の中で呼んでおります。
あと、親指以外の4指を伸ばして、真ん中から分けてます。 人差し指・中指、薬指・小指をくっつけてるのですね。 これは昔ワタクシが小学生の時に「これができないのは宇宙人だ!」といわれた仕草です。
良かった。地球人で。
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