けんたのプロレス&演芸論
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2004年06月06日(日) |
ドランクドラゴン・・・ |
ひょっとしたら、もともと彼らの芸があまり好きでないのかもしれない。だから辛口になっちゃうのかな・・・。でも言う。6/5放送の「エンタの神様」のネタを見て、僕はドランクドラゴンを見限った。ついでに「エンタの神様」も見限った、と言ってしまいたいが、あの番組はとっくに見限っているので言わない。 塚地のキャラは買う。鈴木のキャラもいい。笑いへの姿勢も悪くないと思うし、実際面白い。でも、この前のネタはありゃ学芸会レベルだ。テレビにかけるネタじゃない。かつてのネタに通じる部分を作っていたが、自分らの定番ネタに持ち込んで笑いを取るなんて、10年早い。 だれか、彼らに苦言を呈することのできる人はいないのだろうか。テレビ局の人間(とくに日テレ)はムリだ。ちやほやして持ち上げて、屋根に上らせてからハシゴをはずすだけだから。先輩芸人なり、芸能界の大御所なり、何かいってやってくれないか。かつてボキャブラブームに乗ってへらへらしていた爆笑問題を、ネプチューンを一喝した大島渚のように。 塚地が笑い作りに熱心そうなだけに悔しい。まだできると思うだけに、見限るのはもったいない気もするが、少なくとも今後僕は彼らが出る番組にはわざわざチャンネルを合わせようとはしないだろう。他の芸人見たさでたまたま彼らを見る機会があったとして、そのときに「おっ」と言わせてほしいものではある。せっかく注目されてるんだから、もっともっと貪欲にせめていって欲しいものだ。
あ、ついでに、アンジャッシュも気合欠けてると思うぞ。
2004年06月04日(金) |
つぶやきシローが帰ってきた! |
「笑いの金メダル」につぶやきシローがでてくる、と先週知って大いに楽しみにしていた。その一方で非常に不安があった。つぶやきシローはかつて一時代(?)を築いた。いわゆる「あるあるネタ」を独特の運びで語っていくその芸風は、まるっきり誰かに真似されることこそなかったが(あれを真似してもたいてい潰れるしね)、つぶやきブームの後には同系統の異種芸人達がそれこそ雨後の筍の如くあらわれた。ふかわりょう、テツトモ、いつここ、だいたひかる・・・。最近ではヒロシもその路線で新しい運び方を拓いている。しかしつぶやきを超えたものはいない、と僕は思っていた。彼はキャラがああだからどうしても異色扱いされてしまうが、ネタの構成そのものはかなりしっかりしていた。その「しっかり」をひた隠しにするところが僕は好きだった。 ・・・やがてブームは去り、テレビでその姿を見ることはすっかりなくなってしまった。そこへ突然の復活、不安に思って当然だ。いまは元気なピン芸人が多い。その上、「笑いの金メダル」はピン芸人不利のフィールドだ。単純に笑いを取るだけなら、人数が多いほうが面白いんですよ、やっぱ。ホリの名人芸的な物真似見ても「おおー」ってだけになっちゃうし、マギー審司やヒロシなどのおとなしい芸は笑いを取れても「相対評価」では負けてしまう。そんな場にいきなり出てきてマトモに勝負できるのか。いつぞやの「はなわ」のように一桁得点で終わってしまうのか。 その心配は杞憂だった。つぶやきはみごとにつぶやきで爆笑を取り、金メダルを取った。かつての彼に比べて、格段にうまくなっていた。ネタのつくりはさほど変わらないかもしれないが、笑いを引き出す間合いがよくなっていたと言えばいいだろうか。特にテレビでは間をあけるのがむずかしいものだが、しっかりと客が(視聴者が)笑う間合いを保っていた。今回に限れば、すばらしいとしかいいようがない。 無論、前からここで書いてるように、テレビはハイリスク・ハイリターン、一度しくじれば終わりの世界。今はライブ中心で腕を磨いているつぶやきには、個人的には是非またライブの世界に戻っていて欲しいのだが(それで年に1〜2度こうやってすごい芸を見せてくれればいい、ってのは僕の勝手な希望だ)、果敢に再勝負を挑むのもいいだろう。まあみたところ、バラエティのやり取りは相変わらずなんだけどね。まあそれもつぶやきらしさだ。 つぶやきシローが帰ってきた!!次は金谷ヒデユキ、まってるぞ!(笑)
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