じゆうなまいにち

2002年08月31日(土) 宵の明星

父とお風呂に入った。

涼むのに玄関から顔を出したら

西の空に明るい星がぽつんとあった。

じっと眺めているとご飯だよと

母が呼んだ。

草むらで秋の虫が鳴いている。



2002年08月29日(木) あおぞら

空の下、ずっと向こうに彼女はいる。

洗濯物でも今日はしているかもしれない。

海に出かけているかもしれない。

買い物の最中かもしれない。

あおぞらを見上げてどこかにいる

彼女に思いをはせる、ずっと続く青空の下。



2002年08月22日(木) ストレート

直球勝負、まっすぐな感じ、印象はいい方に感じる。

でも物にもよるなあと感じたりする。

薬屋のチラシを見ていたら

”行楽のお供に スミス エチケット袋ゲロゲロ”

・・ってストレート過ぎじゃないかスミス。 



2002年08月21日(水) ドライブ

助手席の窓を開けると

運転席の彼女は”閉めて”と言い放つ。

楽しいはずのドライブ。

もう一年とちょっと付き合っている。

終わりは近いのかも知れないと思った。

今日の風は涼しかった。



2002年08月13日(火) 献血

血が足りない、献血の呼びかけ。

私も事故、病気で輸血してもらう、多分。

渋谷や新宿で時間つぶしに若者が献血するらしい。

援助交際やおやじ狩りをしている子達がしてるのかな。

若者達の血で今日も尊い命は救われている。



2002年08月10日(土) Tシャツ

彼女のシャツは濡れてない。

あんまり汗をかかないらしい。

私のシャツは背中と脇が濡れている。

拭いても拭いても吹き出る汗で。

だからって夏は嫌いじゃない。

あんまり暑いせいなのか

彼女のシャツも背中の真ん中が

濡れてきた。



2002年08月09日(金) ウォーターフロント

彼女は中学校でいじめられっこだった。
バブルの頃の同窓会。
みせつけたかったのかもしれない。
彼女が結婚した相手は青年実業家と言われる人だった。
ウォーターフロントの最上階のワンフロアーが新居で
もう十年以上経つ。
どうしているのだろう、ふと思い出した



2002年08月08日(木) 日焼け止め

昼下がり、吹く風すらも熱風で、

日陰すらもアスファルトの熱気を

感じながら歩き続ける。

風の中に混じっている甘い匂い。

日焼け止め、この時期必ず

嗅ぐことになり夏だなあと

思わせるものの一つ。



2002年08月07日(水) 防犯

郵便局の前に初老の男性。

左腕には”防犯”腕章。

いったい何を防犯するのだろう。

確実に若い強盗には負けそうだ。

いや見た目より凄い技や防犯用具を装備して・・

いや近所の郵便局にいるおじいさん達は明らかに弱そうなのだ。

・・いるようにも見えないのだけど。

油断させる作戦か?



2002年08月06日(火) キャンプ

車で出かける一時間。

彼女と僕と親友と。

タープを広げて、ランチの準備。

準備で気になる、二人の会話。

食事の乾杯、手が触れる。

彼女の視線は友人へ。

楽しい今日はデイキャンプ。



2002年08月05日(月) 腰痛

痺れるように左腰が痛い。

ちょっと捻ると左足が痺れる。

横になればちょっとはいいが

仕事をしていると寝てばかりは

いられない。

一生良くはならないし、

重いものを持ってはいけないと

言われるがそれも守れそうに無い。

唯一、腰痛から逃れる方法だというのに。



2002年08月03日(土) しあわせ 1

毎日食事が出来ること。

毎日布団で寝られること。

毎日お風呂に入れること。

毎日帰る家があること。

毎日生きていられること。

    といえること。



2002年08月02日(金) 営業

こんなに暑い昼下がりでも

どんなに嫌な相手でも

営業スマイルはしないといけない。

鞄が邪魔で車を止める所がなくて

靴底が擦り減っても営業は続く。

たまには涼しいところでサボったりもするけど。



2002年08月01日(木) 商店街 一

昼下がり、近所の商店街を歩く。

ショウウインドウの中のマネキンは

エアコンで涼しげだ。

写真屋のガラス戸の向こうにいた男の子は

シャツをまくりあげてお腹をガラスにつけている

冷たくてお腹が冷えて今夜はおねしょをするかもしれない。


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kokopelli [MAIL]

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