お嬢の日記
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私が見つけたラッキー♪
光の当たらない人々はいつの時代も。 一定数居て。 貧しくても温かな所で暮らしたいと。 思うのが世の常なのかもしれない。 仕切りのないごちゃごちゃとした家も。 食べるものが同じでなくても。 うるさい会話があっても賑やかで。 一緒にご飯を食べることの方が。 大切で幸せなんだと改めて。 絵に描いたような立派な家族でなくとも。 自分よりも弱い者に救いの心を愛で導く。 例えそれが正しい方法じゃなかったとしても。 そんな生活がずっと続けられなくても。 彼らの心には何か新しく芽生えた絆が。 この先の人生の一部として。 受け継がれて行くことを願う。
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娘が居たらこんな感じなのかな。 いかに親が子供に会えたら嬉しいか。 わかった感じ。 ふた回りも違う。 若い娘から誘って貰えるのは嬉しい。 食堂までの付き合いからプライベートへ。 美味しいものを食べながら。 プチ仕事の話はしても。 笑顔で活気ある会話が出来るのは楽しい。 「また気が向いたら誘ってね」 今日くらい先輩でいさせてね。 「ご馳走様でした」 「また行きましょう」
「〇〇〇ちゃん?」 お互いじっと見つめ合う。 「えぇ〜!お久しぶりです!」 20年もの月日をお世話になった。 看護婦さんが。 そういえば最近お見かけしなくなって。 ぎゅっと握った手の温もりが。 温かくて胸が熱くなる。 「頑張ってる貴方が見られて嬉しい」 「私も勇気貰ったわ」 そう言われているかのようで。 交わした握手が本当の意味で。 人を診てきた人柄をうかがえる。 なんて言葉をかけたらいいかわからないけれど。 とびきりの笑顔でお大事にと。 会釈を交わすしか出来なくて。 だけどまたお会い出来てよかった。
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