お嬢の日記
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私が見つけたラッキー♪
まるで数年前みたいに。 懐かしさが。 込み上げる。 休日の昼下がり。 普段は女の子らしくない。 大人の女性とは。 ほど遠い私の指に。 友人の力作の。 大好きなピンクで。 華やぐ手元に。 友人の存在と言葉の。 心遣いに。 救われて乗る地下鉄。
静まりかえった館内から。 伝わる緊張と感動。 啜り泣きと時に。 鳴咽さへ響く。 遠慮がちの。 熱くほてった身体と。 頬につたる大粒の涙。 そこにある実話と。 少し重ねて。 例えば動かない身体と心の。 隣に居てくれるのは。 一番最後を席に。 寂しく思った。
己の事情は。 己だけが。 知っていればよい。 今の状況や運命も。 すべて受け入れることで。 そこに居る空気が。 今よりきっと。 心地よい場所に。 なってくれると。 信じて。
きっとロングヘアでの。 最後であろう。 大仏様の手前に。 写る姿。 普段は自分を。 見る機会のない。 もう一人の自分を。 見ているようで。 それはきっと。 ありのままの私。
止まっていた日記を書くと。 またカウンターが。 上がっていることに。 また読んでいてくれる。 人が居ることに。 私の心を読んでくれて。 ありがとう。
最近ありがとうと。 言われることの多い。 この頃。 それだけで救われる。 気持ちになれる。 自分のことは。 少し好きかもしれない。
真の幸せとは何なのか。 何であるのか。 永遠にわからない問い。 例えば好きと言う感情は。 時間の経過と共に薄れるのだろう。 少なくとも私の場合は。 思われるより。 思うこと。 だけどいろんなことを。 見たり聞いたり。 経験してみたり。 本当に欲しいものは。 手に入らない方が。 幸せなのかもしれないと。 思うことも。 だけど特別は。 やっぱり独占したいのが。 どんな時代もどんな人にも。 人の気持ちの正直であることの。 確か。
目眩がするみたいに。 クラリと。 今日の日程。 一人が不安で寂しいと。 感じた夜は。 ないと言うのに。 また一人だけの。 時間を過ごす。 そして私はまた。 何もなかったかのように。 明日の朝を迎える。
初めてのロングブ−ツを履き。 鏡に写る充血した瞳の人形。 なまめかしく怪しい。 小説に費やす。 今年一番の寒空の夜。
会わないけれど。 時々私のことを。 思い出して。 不思議と重なるみたいに。 連絡をくれる人達が。 居る事に。 そんな時。 一人で居るけれど。 一人じゃないんだって。 私もふとそれに応える。
人は皆きっと。 それぞれに事情と傷を背負って。 生きているのだと思う。 言葉にしてはいけない事は。 言い方を変えて。 伝えてみればよかった後悔も。 修復する勇気も持てない。 傷付きたくもなければ。 傷付けられたくもない。 「人生の本気度」 まさにしっくりくる言葉と。 その意味の問いの日々。
私は本当は人を愛したいし。 愛されたい。 でも心に踏み込んでもいかないし。 踏み込ませようともしなていない。 だからきっと深い付き合いも。 出来なくて。 そうやって何年もの。 月日が流れていくことに。 本当はもう明日も。 立っていられない。
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