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Mi Pensamiento Diario

きみのためにできること

この週末はよく本を読むなぁって思う。でも考えてみれば、一昨年も8月はいつも何かしら読んでいたような気がするの。日記には今これを読んでますって特に書かなかったと思うけど。だから今年も8月になってから本を読み始めたところで、別段おかしな話ではないんだよね。ただ今年の夏はいつもの夏とちょっと違って学校へ行っていた訳ではないし、時間があったにも関わらず本を読んでいなかったから、ここにきて急に何かが変化したように感じていたの。それだけのことかな。

今日は何を読んでいたかというと村山由佳の「きみのためにできること」。たまたま家にあったので読んでみたんだけど、なかなかいいんじゃないかな。いいというか、ムースは村山由佳の作品であれば今のところ何でも受け入れることができるみたいなので、何を読んでもいい作品になってしまうみたい。でも、もし作品のテンポが悪かったり、小説の舞台となっているものが想像できなくなるような作品であれば、それはいい印象を受けなかった作品になってしまうけど。そう思うと、この作品もテンポがよかったのではなかったのかな。

昨日もそうだったんだけど、読んでいる途中でいろいろなことを思い出したり、考えてしまったりするの。これが実は厄介なものなんだ。だって、折角いいテンポで本を読んでいたのに、それが中断してしまうんだもん。作品の世界にいたはずなのに、いつの間にか自分の世界に戻っていて、いろいろなことが頭の中を過ぎっていくの。そうすると、小説を読んでいるどころじゃなくなっちゃう。考えに耽ってしまって。それに小説の世界に戻るのに時間がかかるしね。あまりいいことないかな。

今日も遅くまで本を読んでいただけにちょっと眠いというのが本音。昨日、今日は本を読み終えたあと、すぐにパソコンに向かって気持ちを書き記そうとしているんだけど、眠くて気持ちを書くどころか、早く寝ようということしか書けないみたいな感じがする。ってなことで、今日も特にこれといったことを書かずに終わりにしてしまおうかな。

そうそう最後に1つ。昨日書き忘れてしまったんだけど、「ノルウェイの森」を読んでいるときにJ.D.サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」を思い出しちゃった。ただ「ノルウェイの森」を読んでいても「ライ麦畑でつかまえて」を読んでいたときのような衝撃というか心をぐいとつかまれるような気持ちにはならなかったけど。もしかしたら置かれている状況があのときとはまったく違うからかな。あのときは心がかなり不安定だったし…。この日の日記を見るとそれがわかる気がするなぁ。

時が経つと感じ方も変わってくるものみたいだね。


2004年08月08日(日)




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