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Mi Pensamiento Diario

九死に一生

昨日の晩、カバ之助と熊子が宿の探検に行っている途中ちょっとしたいざこざがムースとムー太郎の間に発生していたの。それが今日1日を狂わす結果に誰が思ったであろうか。

昨日の晩、ネブラスカ州のとある街に来る道のり、あたりの気温がどんどん下がっていったの。この辺では普通のことかもしれないけどね。外気が下がれば当然のことながら車内も冷え込んでくる訳で、いつのころからかムー太郎が寒さに震えていたの。ムースは涼しいなぁとは思ったものの北の国の生活に慣れているので、寒さには強いの。もちろん寒暖差の激しさにも体が対応できるようになりつつあるんだ。でもムー太郎は違って急激な冷え込みに体がついていけないらしい。それなのに車の中で寒いということを申告しなかったので、宿に着いたときには寒さで震え、かなりご機嫌斜め。ムー太郎は機嫌が悪いとはいっていなかったけど、ムースにはムー太郎がイライラをムースにぶつけているようにしか感じれなかったの。そんな感じの大喧嘩は先週やっているだけにムースの怒りは静かに爆発。ってこれがムー太郎を一撃でしとめてしまう結果になったんだ。

朝はムー太郎の具合がまた悪くなってたんだ。カバ之助と熊子が朝ご飯を食べに行こうとムー太郎を起こしたにも関わらずムー太郎は起きることがないままベッドでゴロゴロ。カバ之助と熊子が先にご飯を食べに行ってるといって部屋を出て行ったあと、ムー太郎は薬を飲んでいたからね。でもムー太郎は何ごともなかったかのように振舞っていたけど。

今日も暑い太陽が照りつける日だったんだ。ネブラスカ州は平原なのでどこへ行っても景色が変わらぬまま。たまに牛小屋が見えたけど、あとはずーっと大平原。運転していてちょっぴりと退屈だったなぁ。途中、観光案内所でヘンリードーリー動物園への行き方を聞いたくらいであとはひたすら大平原の中を走っていったの。

お昼も過ぎ、お腹が空きはじめたころ、やっと動物王国の面々を乗せた車はネブラスカ州オマハにあるヘンリードーリー動物園に到着。今日はまだ他にも行くところがあったから動物園はさらっと見て出ようねっていっていたんだ。だけど仲間を目の前にした動物王国の面々はうれしくなってか、予定していたよりもかなりゆっくりのペースで見て歩いていたの。そんなころムー太郎は鯉を見ながら1人もの思いにふけっていたの。カバ之助や熊子と一体どうしたんだろうねっていっていたけど、特に気にもせず、それからは速いペースで動物園を見て歩いたんだ。

動物園を見終わったとき、すでに時計の針は4時半を指していたの。これからもう1つの観光地へ行くつもりがあったので、ちょっぴりムースは飛ばし気味で車を運転。っていっても、制限速度より約10km/h程度早く走っているだけなのでお巡りさんも見逃してくれるかな。実は昨日からネブラスカ州ではやたらとパトカーを見ていたの。しかも何台もの車が高速道路でつかまっていたんだ。この光景を目の当たりにしていただけにムースはちょっと速く走っていたものの、スピードの出しすぎにはかなり気を使っていたんだ。

オマハより車を西へと走らせ、アイオワ州に入ってから約1時間半ほど。動物王国の面々は映画「マジソン郡の橋」で有名になったローズマンブリッジに到着。ムースは年に1度ここを訪れており、今年で3回目のローズマンブリッジ。だからムースにとっては感動したってこともなかったの。初めて行ったときはとっても感動したんだけど、最近はちょっぴりその感動も薄れちゃっているかな。橋自体はものの数分で見れるものだし、カバ之助と熊子が数枚の写真を撮ったあと、ここを出発しようってことにしたんだ。ただ明日行くところが決まっていないので車の中で場所決めをしていたの。そのころムー太郎はまたしても1人でたそがれていたの。このときも誰1人として気にすることなく、次の行き先を決めることに集中。でもって、行き先が決まったときムースがムー太郎を呼びに行ったんだ。

ムースがムー太郎のところへ行くと何やら訳のわからぬことをいい出すムー太郎。そのときムースの頭は?だらけ。この人一体何いってるんだろうって思ったの。そうしたらムー太郎が昨日の晩のことを突然いい出してムースのお怒りに触れたの。いや、本当にあのときだけはムッとしました。この上ないくらいムッと。はっきりいってこれからどこへ行こうかなんて考えられない状況。イライラもピークに達した状態。そんな状況で未舗装の道を走っていたのであまりいい状態ではなかったの。そのとき、ムースの車がお尻を振り始めたの。ムースはこれはいけないって思ってブレーキをふんだんだけど、これがさらによくない状態にしたの。まるで雪道で急ブレーキを踏んだかのように。お尻を振り出したムースの車はハンドルの効かない状態になり、右へ左へと蛇行し始めたの。そのときはスピードもかなり出ていたし、このままでは道のとなりにある畑に突っ込んでしまうこと間違えなしって感じだったんだ。車は左右に大きく振られたまま砂埃を立て、どこに進んでいるかわからない状態。もうダメだって思ったとき車が砂煙の中で止まったの。砂埃が消えあたりを見回すと車は道のど真ん中で真横になって止まっていたんだ。運良く畑には突っ込まなかったものの、気分は最悪の状態。だからもうどこへも行かず北の国に帰ろうと思ったの。だってもうどこへも行きたくないもん。

楽しかった旅行も最悪の結果で終了。折角の楽しい旅行だったのに…。


2004年05月03日(月)




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