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Mi Pensamiento Diario

天北原野

昨日の晩から読み始めた「天北原野」の下巻を読了。って昨日は何だか眠くって、さぁーってこれからって思ったものの、すぐに寝ちゃったの。だから今朝から読み始めたっていってもいいかも。学校へ行く直前までずーっと読んでいて、学校から帰ってきてまた読んで。そんなことをしてたから、さっき読み終えちゃった。昨日の日記でもいいって書いたけど、下巻を読んだらさらに本のよさが増したって感じがしちゃった。しかも今日はウルウルしながら読んでたし。ってムースの中では泣きどころが2ヶ所あったんだけど、何ともいいようのない感じでとってもよかった。でも目がかすんで本がちゃんと読めないっていうのも結構面倒だったり。かすむ段階が終わって、ぽたりぽたりと滴が流れ始めちゃうと意外に読み安かったりもするの。だって目がかすんでないんだもん。

この「天北原野」、樺太が主な舞台になっているんだけど、引き上げの話を読んでいると何だか他人事のような気がしなかったの。って実は母は樺太の生まれだし、もう10年以上前になると思うけど、祖母に1度引き上げのときの話を聞いたことがあったから。小説の中にも8月15日を過ぎてからもソ聯(連)から攻撃があった場面が出ていたり、命からがら避難所に逃げてきた場面など、記憶の片隅にある祖母の話と重なる部分があったの。祖母の話は、昼間に移動するのは危ないからっていろんな人にいわれて、近所の人たちと夜中に山の中を移動して逃げてきたっていってたかな。まだ乳飲み子だった母を背中にたずさえ、伯父の手を引いての何里もの道を歩いたのはかなり大変だったみたい。

ところでこの物語だけど、あとがきにも書かれていたんだけど、悲恋物語なの。っていっても物語の中にいろいろと読み手を考えさせるものがあるんだけど。って考えながら読んでいるのはムースだけかな?読んでいるときはかなりのめりこんでいるので。そのせいか、登場人物の心以上に自分の心が動いちゃうんだけど。特に今日の泣きどころ2つのうちの1つは、台詞を読んだ瞬間に行間も読んじゃって、ウルウルし始めちゃったの。行間を読むなんて、天と地がひっくり返ったって出来ないことなのに、今日はなぜかそれが出来ちゃって。とっても遠回しな台詞だったんだけど、ムースはすぐにピンと来ちゃった。って現実の生活でも、ピンと来るときがまれにあるんだけど、そういうときってもうちょっと鈍感で、楽観的に考えられたらなぁって思う。今日は小説の世界だったから、読み終わっても、読み終わったぁーっていって終わるかもしれないけど、現実はそうじゃないからね。

話は突然変わるんだけど、今日ここ北の国はとっても暑く21℃まで気温が上がったの。風がよく吹くところだから今日も例にもれず、風があったんだけど、いつもと違ってそよそよと生ぬるい風が吹いていたんだ。もうすっかり春って感じだった。冬は−30℃近くまで下がるようなところだから、21℃にもなったら夏じゃないの?って思われそうだけど、夏は40℃近くまで上がるので、21℃といえば春なんだ。ふと思うと本当に寒暖差の激しいところだよねぇ。冬と夏では60℃以上も違うんだから。それも冬場は毎日のように−20℃以下になるし、夏は毎日のように35℃を越えるんだもん。ただムースは東京の暑さに慣れているからここの暑さは何ら苦にならないし、寒さにも比較的慣れているからあまり苦にならないかな。自分がのほほ〜んと暮らしてることがときに信じられなくなるけど。まぁ、これだけ暑かったからキャンパス内ではローラーブレードで滑っている人が多いこと、多いこと。ってムースも授業が終わってから1時間、同じクラスの人にローラーブレードを教えてたんだけどね。って基本的なことばかりだけど。そんなことをしていたせいか、今日は冷たいものを食べたくなっちゃったの。で、冷たいパスタを作ったんだけど、思った以上によかったかな。夏野菜の冷性パスタにしようと思ったんだけど、ナスは高かったから却下。トマトとズッキーニのみで作っちゃった。今度はナスもちゃんと買って作ろうかな。でもそのときはパスタよりもカレーの方がいいかな。今まで1度も食べたことはないけど、いつも夏野菜カレーっておいしそうだなぁって思っていたから。それに最近は新しい料理に挑戦することがなくなっちゃったから、レパートリーが増えなくって。インターネットっていう便利がものがあるんだから、それを使ってレシピを手に入れればいくらだって作れる時代なのにね。

本ばかり読んでいたからまだお勝手の片付けもしてないんだ。うぅ〜、面倒臭い。明日の朝にしちゃおうかな。今日はちょっと疲れたし。


2003年04月01日(火)




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