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Mi Pensamiento Diario

開かずの間

ここ2週間くらいは暖かい毎日のここ北の国。春がもうそこまで来てるんだなぁって思いきや、今週末はまた雪が降りそう。やっぱり北国の春はまだ遠くにいるのかな?
今日は水曜日なので作文のレッスンがあるんだけど、そこでの出来事などをちょこちょこっと書いたりしてみようかな。今までは作文というよりエッセイを書く練習をしていたんだけど、ムースがあまりにも内容にこだわりすぎちゃって、どんどん書けなくなっていっちゃったの。まるで一時期のこの日記のように。エッセイだから主張が一貫してなきゃいけないし、だからこう思うっていうことを、例を挙げながら、辻褄の合うように書いていかなきゃいけない。でもムースが書くエッセイって突っ込みどころがたくさんあったから、書きながら、ここは主張が弱いなぁとか、これじゃ辻褄が合わないとか、考え始めたら何も書けなくなっちゃったの。そこで、エッセイを書くというより作文を書いて、書くことに慣れようってことになったんだ。で、この間からちょっと方向転換をして、ムース自身のことを書くようになったの。前回は読むことについて書いたんだ。どんなことを書いたかというと、子供のころは本を読むことが嫌いで、夏休みの宿題の読書感想文は母が本を読んで、どんな内容だったかを母がムースに伝えて、それをそのまま原稿用紙に書いていたとか、本を読むようになったのは中学生になってからとか、そんなことをつらつらと書いていたの。で、今週は何を書いたかというと、音楽について。ムースはあまり音楽って聞かない方だから書くのがちょっと大変だったけど、子供のころはこんなのを聞いてたとか、このころにはこんな音楽を聞いてたとか、そんなことを書いたんだ。その中で1つ、先生が大笑いした個所があるの。それはスペインでの1場面。この日記で何度もムースがスペインにいたころの話を書いているから、もしかしたら重複してるかもしれないなぁ。
ムースがスペインにいたころ、4人で1つのアパートに住んでいたの。学校紹介のアパートだったから、みんな同じ学校へ行ってたんだけど、ただの語学学校だったせいか、みんな1、2ヶ月住んだらまた自分達の国に帰っちゃうのがほとんどだったかな。そこのアパートに1年以上住んだのはムースと今でもスペインにいる元ルームメイトくらい。仮に元ルームメートをA子ちゃんってしておこうかな。って全然仮名になってないけど。今朝方、ちょうど彼女にメールを書いたところだったし、何か当時のことを思い出すのはちょっと懐かしいな。ムースがそのアパートに引っ越したとき、12月の初旬だったんだけど、A子ちゃんともう1人、ベルギー人の女の子が住んでいたの。っていってもベルギー人の子は暮れにスペインを離れて実家に帰っていっちゃったけど。引越しをしてすぐのころは何とも思わなかったんだけど、ムースの部屋の隣りはリビングルームルームだったんだけど、そこは開かずの間。なぜ開かずの間かは今だにわからないんだけど。そのリビングルーム、広かったと思うんだ。1度だけチラリと中を見たことがあったから。で、リビングルームが開かずの間だから、さすがにムースもTVを買いたいとも思わなかったけどね。だってリビングルームにアンテナの差込口があったから。ムースにとって初めてのTVのない生活だったんだけど、実はTVがないばかりでなく、そのアパートには電話もなかったんだ。TVがないってことだからビデオもないのは当たり前なんだけど。そんなアパートに1年も暮らしちゃったんだから、今思うとすごいなぁって思っちゃう。このアパート暮らしのことを今日の作文の中に書いたんだ。リビングルームが開かずの間だったから、TVを買う気も起こらず、仕方なしにラジオを聞いてたって。そうしたら、先生が何でリビングルームが開かずの間だったの?って聞いてきたの。ムースは今だにわからないからわからないっていったんだけど、どうもその開かずの間ってことにバカうけしちゃって、笑い始めたんだ。ツボにはまったみたいだった。実はあとから入ってきたルームメートもムースやA子ちゃんに何で開かないのって聞いたことがあったけかな。そういえばA子ちゃんが阪神大震災のあと、しばらく神戸の実家に帰っていたんだけど、そのときはムースの部屋の両隣は開かずの間だったかも。リビングルーム側じゃないムースの隣りの部屋がA子ちゃんの部屋だったから。ってその部屋はのちにムースの部屋になったんだけど。とにかく、ムースの住んでいたアパートのリビングルームは開かずの間で、そこが開くのは大家さん一家がアパートのチェックに訪れたときくらい。っていっても大体土曜日の午前中とか日曜日の午前中に来ることが多かったから、顔を合わせないこともあったかな。だってあの当時は、って今も変わらないけど、週末といえば朝4時、5時まで飲んでるのが当たり前だったし、朝の9時、10時といえば眠りの1番深いころだったし。さらに不思議なのは、なぜか大家さんにリビングルームのことを聞いたことがないんだよねぇ。1度ものないの。きっとお勝手に集まることに慣れちゃっていたのかも。あのアパートでのみんなの憩いの場所はお勝手だったから。
そういえば、お勝手にベランダへ行くドアがあったんだけど、いつだったか隣りのアパートの人がムースに手を振ってきたことがあってビックリしたことがあったなぁ。のちに飲み屋さんで彼女にあって、彼女はイタリアから来たってわかったけど。名前は覚えてないや。背のとぉーっても高い人だったなぁ。多分180cmくらいあったと思う。あの当時、180cm以上の女性を見てもビックリすることはなかったけど、みんな金髪で青い目だったから。だから彼女のような黒髪で黒い瞳の女性、いわゆるラテン系で180cm以上ある人は目立ったかも。でも、何でムースに手を振ってきたんだろう。今でも不思議。どこかで会っていたのかな?あの当時から飲むと記憶がなくなるようになったんだよねぇ。
だらだらと書いちゃったけど、懐かしいスペインでの一幕。開かずの間のおかげで、ラジオをよく聞くようになったし、洋楽も少しわかるようになったっていうのが作文のオチだったんだ。
それにしてもこの日記、元ルームメートのA子ちゃんの登場回数って多いなぁ。今ちょっと過去の日記を見てみたんだけど、去年の4月16日の日記や10月29日の日記に登場してるんだよねぇ。前はただルームメートって書いていたのに、今じゃA子ちゃんになっちゃってるし。そのうち、説明もなしにA子ちゃんって書けば、元ルームメートってわかる日が来ちゃったりして。

話はちょっと変わって、ここ1ヶ月の間、ちょこちょこと読んでいた本のこと。この日記の中でも紹介した「リプレイ」って本、今日やっと読み終わっちゃった。実は今日が図書館への返却日だったの。っていっても今日あわてて最後まで読んだって訳じゃなく、数十ページを残すだけだったんだ。それに偶然かもしれないけど、今日またメルマガが来てこの本のことがちょっと出てたの。そこへは「ここ」からどうぞ。で、読んだ感想だけど、思ったよりはよかったかも。恋愛もののような感じで紹介されているけど、ムースとしては恋愛ものっていうより、別のジャンルの本のような気がしちゃうけど。月曜日の日記には何も書かなかったけど、実は月曜日の発音のレッスンのときに、ムースはこの本のことをずーっと話してたの。あのときはもうちょっとで読み終わるってところだったし、早く結末が知りたいって思ってちょっとわくわくしていたかも。この本を読む前に、この本を紹介していたサイトの書評のようなものを読んでいて、そこに「待っているのは意外な結末」って書いてあったから、きっとハッピーエンドではないんだろうなぁって思っていたけど。でもこの結末でもいいかなぁって思っちゃう。ある意味、ハッピーエンドかな?ってここまで書いたらどんな内容か大体想像出来ちゃうかな。この本、読んでいくうちにどんどん話に引き込まれていったからムースの中では面白かったものに属するなぁ。本によっては最後まで活字を目で追っただけっていうものもあるから。話に引き込まれるってことは、面白いし、どうなるか知りたくなるから引き込まれてる訳であって、ムースの興味をそそってるって感じだもんねぇ。夕方、図書館に本を返しに行ったとき、次に読む本を考えちゃった。久しぶりにケン・フォレットもいいかなって思ったの。ケン・フォレットの本はいつ読んでも話に引き込まれてるかな?ムースが本を読むっていうと三浦綾子ばかりのような感じもあるかもしれないけど、実は他の人も読んでるんだ。このケン・フォレットこと、去年の3月23日の日記にちょっと書いてあるんだよねぇ。その日記を探すのにちょっと苦労しちゃった。で、ケン・フォレットを借りてきたかというと、実はそうでなく、何となく「ロード・オブ・ザ・リング」を読みたいなぁって気もしてたから、それを探したんだけど第1話は誰かが借りてるみたい。「2つの塔」の原作はあったんだけどねぇ。ムースはこの本が昔に書かれたって知らなくってちょっとビックリしちゃった。これも月曜日の発音のレッスンでのことなんだけど、たまたまこの「ロード・オブ・ザ・リング」のことが話に出て、先生が「昔に読んだわよ」っていったの。ムースはハリー・ポッターのように最近書かれたものだと思ってただけに、いつ書かれた本か知ったときには驚いちゃった。先生にもいったんだけど、映画化されたのがほぼ同時期だったし、イギリスが舞台ってわかる似たような感じの物語だったから、2つを混同してたみたい。今日は「ロード・オブ・ザ・リング」の1話目がなかったから結局何も借りて来なかったんだけどね。読みたいって思う本がたくさんあるけど、読むのが遅いせいか、ちょっと読むのを躊躇っちゃうこともあるんだよねぇ。今は何かを読みたいときだから、近々何かを読むと思うけど。
今日は久しぶりに長々と書いたなぁ。昨日の日記に書いたことは何だったんだろうって感じ。でもまた明日はわからないから。知らない間にもうこんな時間になってたぁ。


2003年03月26日(水)




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