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Mi Pensamiento Diario

元々は…

今日は学校のある日だからヘトヘトになってるかというとそうでもないんです。やっと授業に慣れてきたのかな。なんてったって6時間ほぼ通しの授業は疲れるもんね。結構頭使ってるみたいだし…。今日も2つ授業を受けてきたんだけど、今まで知らなかったことを習ってるからちょっとずつ賢くなってるかもしれない。そう思うとちょっと気分がよかったりして。人工知能の授業は専門的にやる訳ではなく入門編っていう授業だから広く浅くって感じだけど、でもいろいろなことを習ってるなぁーって思うんだ。今は検索やどの方法がいいかっていうようなことをやってるんだけど、それでも何だか楽しくなっちゃう。だってコンピュータ化されたものの裏側が見えるみたいなんだもん。手品のからくりを聞いてるような気分になることもあるかな。
人工知能って聞くと映画の「A.I.」のような人間のようなロボットを想像しやすいけど、コンピュータが感情を持つことは出来ないし、ましてやターミネーターのように人間に替わって機械がこの世を支配するっていうことも出来ないから。多分、研究が進んでコンピュータのスピードも早くなれば人間のような感じのロボットを作ることが出来ると思うけど、コンピュータシステムはあらかじめプログラミングされてる、平たく言えばあらかじめやることを決められてるから、コンピュータ自身が考えを持って動き出すってことはムリなの。人間のような感じになれるっていうのは、人がこういう時にはどうするか、どう思うかっていう膨大なデータをロボットに入れておけば、同じ状況になった時、それを検索して今はこういう気分っていうことを知らせることができるから。ただ、人は千差万別だから、機械に埋め込まれた気持ちと自分の気持ちは当然違うものになるけどね。どのロボットも同じ状況の下では同じ気持ち。これって人間と違うもんね。
これじゃ夢も希望もなくなっちゃうかもしれないけど、でも事実だから。別の視点から見て、機械にこの世の中を征服されることがないからって思って安心してもらえないかな。ただ鉄人28号のように人がロボットを操作することはいくらでも出来るから、鉄人28号は現実になる可能性を秘めてますよ。鉄腕アトムが非現実的でも、鉄人28号が現実になる可能性があるからいいよね。
もう1つの授業は経営情報システムなんだけど、こっちの授業はいろんな年齢層の人がいるの。20代から40代後半くらいまでの人が同じ授業を受けてる。しかもそれぞれの専攻も違うし。ムースはコンピュータの授業の一環として受けてるけど、産業経営学の人が多いかもしれない。この授業って経営学とコンピュータの間のような授業だし、経営学の先生が教えてもおかしくないのかって思うんだ。っていってもコンピュータの側面より経営学の側面が多くなるとは思うけど…。この授業、人工知能の先生と同じ先生だからコンピュータの分野が授業の中心だけど、でも実社会での出来事の話をたくさん聞けるから面白いんだ。その先生って昔、NASAに行って研究したこともあるから、NASA話も結構聞けるし。そのせいなのか、例え話の多くが戦闘機なのはちょっと困っちゃうけど。だってムースが知ってる戦闘機といえば、トップガンに出てきたF14くらいで、F15やF18、F22の話をされてもピーンと来ないもん。ただ今まで聞いたことない分野の話が聞けるのは本当に面白いんだ。特にNASAでやってる研究のおこぼれが日常生活の中に入り込んでくるから、今NASAで研究してることもそのうち日常生活に生かされてくるのかと思うとすごいなぁーって思っちゃったり。
そういえば今では欠かすことの出来なくなったインターネットだって元々はアメリカの国防省のものだったもんね。アメリカって軍事目的にいろんなものを開発するけど、それっていつの間にか日常生活の中に入ってきちゃってるもんね。NASAで研究してたことだって元をたどれば米ソ間での宇宙競争の賜物でしょ。ってことは軍事目的なんだよね。それがなぜか今では日常生活に欠かせないものになっちゃってるからおかしくなっちゃうね。カーナビだってGPS(グローバル・ポジショニング・システム)を使って自分の場所を知らせるじゃない。どう考えたって軍事目的で開発されたとしか思えないよね。実家に置いてあるムースの車にもカーナビが搭載されてるんだけど、カーナビがなくなったら困っちゃう。カーナビがない頃は地図を見るからカーナビなんていらないって思ってたけど、便利なものに慣れ親しんじゃうと、それなしでは困るようになっちゃうから不思議。昔の車はマニュアルだったんだけど、今じゃオートマだし。どんどん便利になってる。ここで乗ってる車はオートマだけどカーナビはないの。だから昔ながらに地図とにらめっこ。どこかに行く前には必ず地図を見て予習しないとダメだから。ってカーナビに慣れてしまったムースは予習なんてしなくなっちゃったけど…。
でも、さすがにCDは軍事目的じゃないよね?ムースはどうしてCDができたんだか知らないけど。ただCDで覚えているのは、昔007の映画を見たとき、CDにデータを保存してるのを見てすごいなぁーって思ったのは今でも忘れない。まさかそれが現実になって、普通の出来事になるとは思わなかったけど。多分あれは007の消されたライセンスの初めの方のシーンでのことだったと思うの。あの頃(1989年当時)にハードディスクがあったかどうかは知らないけど、何かのデータを保存して、レーザーディスクのプレーヤーの中からCDを取り出して隠すってシーンがあったんだ。あの頃にはレーザーディスクのプレーヤーでCDも聞けるようになってたからね。ただ、このシーンはムースにとっては画期的なシーンだったの。だってコンピュータのデータをCDに保存するなんてすごいって思ったから。CDっていうのは音楽を聞くものって思ってたし。007はスパイ映画だから、実はどこかで軍事的に利用しようっていう試みがあって、監督がそれを知っていたのかな?
元々は軍事目的に開発されたものでも、それが平和的に利用され日常生活に入ってくると、こうも欠かせないものになるのかなって思っちゃう。そう思うと世の中にある便利な製品って使い方次第ではいつでも危険なものになっちゃうのかな。恐いねぇー。


2002年06月19日(水)




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