きまぐれ日記
せいあ



 ウォーターボーイズ2最終回

今回は最終回の上に2時間スペシャルということで長くなりますよ〜(笑)
では早速、肝心要、大見せ場のシンクロシーンから!

いきなりダメ出しで恐縮ですが、泳吉くん。
水中でのシンクロはとっても上手だったけど、陸ダンス。
あれは勘九郎の方が上手かったよ。というか弾けてたよ(笑)
泳吉くんは、弾けてる他の面々(メインキャスト含む)に比べて、かな〜り地味というか遠慮気味に踊ってましたね。
ここまでシンクロ部を引っ張ってきた立役者、シンクロ部にかける情熱はこの高校生活を最後の思い出にしようとしている洋介君と同じくらい、いや、今やそれ以上にある筈なので、もっと弾けて欲しかった。
多分、「泳吉君」なら弾けてた筈。心の何処かに「市原隼人」が残ってたかな。
本当の「泳吉君」は、これを最後に転校するのだから、爆発!というぐらい弾けてた筈だよ。

でも、ダメ出しはそれぐらい。
本当に本当に、今回の2はパワーアップしてました!
エンドクレジットである程度のパワーアップは予想してましたが、それのン十倍もアップしてました!
公式サイトで組長が言っていた「ドラマ1は映画の2倍。ドラマ2はドラマ1の5倍。つまりドラマ2は映画の10倍!(監督・談)」は本当でした!
二時間拡大SPというせいもあるんでしょうが、ほぼ1時間丸々使ったシンクロシーンは圧巻の一言。是非、DVD−BOXを買って、フルバージョンを愉しみたいです(多分今回もあると思うので)
あの5段やぐらは凄かったなー。1回失敗したじゃないですか(補足:公式HPのボーイズ日記によると6回失敗したらしく。ラスト1回!との不破さんからの一声で何とか成功した模様)。あれもリアルでしたね。思わずテレビの前で「あぁっ」って叫んじゃいましたよ(笑)
栞ちゃん……ではなく、多分、石原さとみちゃんの方ですね。が泣いているシーンも良かったです。それだけ感動したんだよね。それだけすごかったんだよね(補足:そりゃ6回も失敗して7回目にしてやっとOKが出たら泣くわ)。私も泣けました。4段やぐらってだけでも前回あれだけ苦労したことをメイキングを見て知っているからこそ、5段やぐらなんてまさか!?と思いました。
DVD−BOXに前作同様メイキングが入っていることを祈ります。

さて、次は夏子先生と糟谷コーチ。
やっと誤解が解けました。やっぱりドーピングしたのは芦川さんだったんですね。
粕谷コーチの「水が恋しくないのか」発言。
早乙女先生の「シンクロを嫌いになれるわけがない」発言。
そして泳吉の「勝つことがすべてじゃない」発言。
色んな人の色んな発言で揺さぶられて揺さぶられて、シンクロ部の顧問を引き受け、最後にはほんの少しでしたがシンクロシーンを披露してくれた夏子先生は本当に晴れ晴れとした表情をしていました。
彼女ならきっと、これからのシンクロ部をより高見へと導いてくれるでしょう。

晴香先生もやっと男性恐怖症を克服ですね! きっかけが粕谷コーチというのも何ですが(笑) きっとあれです、荒療治。本当の男性恐怖症の方がそれで治るとは思いませんが、ここはリアルだけれど現実ではない不思議なボーイズワールドということで許して欲しいところです。
……でもなー。お祭りの日のあの早乙女先生の反応が気になったのに、とっとと退職かー。あれは何の伏線でもなかったんですかねー。晴香先生が男性恐怖症を克服したように、早乙女先生もノーマルに戻ってくるかと思ったんだけどなー(笑)
いや、早乙女先生の場合はゲイというよりは佐藤が好きだっただけで、もしかしてバイだとかいう可能性もありますけどね!(笑)

次は前作と被るエピソードをいくつか。
チケット、早々に渡しちゃいましたね。栞ちゃんに。しかも何の躊躇いもなく。まるで、渡すのが当然だ、みたいなノリでした。前回はあれが一種の告白だったからなー。なんか、あれ、もう渡すの?みたいな気分でしたね。
でも、このチケットのエピソードと、泳吉君のお母さんの命日のエピソードで梢ちゃんが良い子に変貌。前作では響子ちゃんは麻子ちゃんの勘九郎への想いに気づいていて、かなわないな、と諦めるわけですが、今回の梢ちゃんはそうではなかった気がします。ただ、二人の間に入り込めないな、と思ったのかな。
それぐらい、二人の間には自然に密な雰囲気が流れてましたもんね。
……しかしヨワスケ。せめて告白ぐらいはしてもよかったと思うぞ。いや、だからこそラストでの、あのシーンが切なくなるんですが。

そう、そのヨワスケ、あだ名の汚名を返上ですね!
カラオケ5人衆への、あのはっきりした物言い! 思わず泳吉君が止めるほどのヒートアップぶり! 情熱はあっても誰かを頼ることしか考えていなかったヨワスケとは大違い。大変貌を遂げました。
ヨワスケ、いや、洋介君が変われたのは、泳吉君一人の力ではなく、多分これまでずっと一緒にやってきた五人での色んな出来事のおかげですよね。
これで山本家は安泰かな?(笑)

「勝つことだけがすべてじゃない」

泳吉君が夏子先生に言う台詞。

「負けた人間は、勝った人間より何かを得ると思う」

泳吉君が加代ちゃんに言う台詞。

かつて粕谷コーチが三位のメダルと共に夏子先生に送ろうとしていた言葉をそっくりそのまま、今のその年齢で言えてしまうぐらい、泳吉君は成長しました。
それは、かつて青葉高校でバカにされ、姫乃高校で目的を見つけて頑張る楽しさを知った今の彼だからこそ言える台詞なのだと思います。
負け続けることの惨めさを知っている彼だからこそ。勝てなくても大切なものを得られると学んだ彼だからこそ。だからこそ、その言葉に重みが出るんだと思います。だからこそ、加代ちゃんは立ち直れたんだよね。
……ちょっと、変わり身が早すぎないかキミ?とつっこみたい部分もありましたが(笑)

それにしても、今回ドラマ2は、やっぱり何となく「ドラマ1立松バージョン」みたいな仕上がりになりましたね。
チケットを送り返された立松を親のところへ引っ張っていく勘九郎の役を、今回は矢沢家総出でこなしてましたが(笑)
せっかくお父さんに見て貰えるチャンスだったのにねー。泳吉君、本当に残念でした。つーか学園祭中止パターンて今回初だよね! びっくりしたよ! しかも、模試会場を強奪(笑)してやるとは思わなかったよ!
こんなとこでも2はやることのはちゃめちゃぶりがパワーアップしてました(笑)
でも、このエピソードのおかげで、やっとここへ来て教師が一致団結。
夏子先生と晴香先生が協力する、と言ってくれた時は本当に嬉しかったです。

そして、夜の学校。荒れたプールを片づける洋介君一人。そこに泳吉君が。――第一話と同じパターン。でも今度は二人じゃない、32人全員だ!
一年生も二年生も三年生も、みんなが自然に泳吉君のもとへ集まってくる。それは彼が頑張った証拠。
公演が終わってしまっても、例え離ればなれになったとしても、この絆はきっと切れることはない。
――と思ったら、集まったのは男子だけじゃなかった!?

あんなに険悪だった男子と女子が手を取り合って協力し合ってプールを片づける姿。親たちをも巻き込んで、絆はどんどん広がっていく。
目には見えなくても、キミはちゃんと「何か」を残せたと思うよ、泳吉君。
それはずっと目に見えることはないだろうけれど、ずっと消えることもないだろうから。
やっぱりキミは『救世主』だった。この、姫乃高校の。

それにしても今年の夜プールはとっても賑やか。……って、ちょっとマテ。
確か映画では、夜、プールの水が消火に使われて、朝までかかっても半分までしか注水出来なくて桜木女子のプールを借りた筈。
……何で今回は間に合ったんだー!!!
お約束か。お約束なのかここは。聞いちゃいけない、つっこんじゃいけないとこなのか。そこは納得いきませんでしたよ監督。
でもでも、そんなことは許しちゃえー!なエピソードも監督は入れてくれました。
そう、夜のプールに流れるラジオDJ!
前作を知っていれば絶対ににやりと出来るエピソード。今度は『虹』のリクエストではありませんでしたが、心憎い演出でした、監督。
……でも、だからって何で唯高並に人が集まる姫乃高校!?
確かここはもんのすごい田舎という設定の筈ですが、そんな田舎にまで広まっているんでしょうか、唯野高校シンクロ公演の噂は。
どう見ても唯高レベルで人集まってたぞ。学園祭でやるより集まったんじゃないのか?(笑)

そしてそして恋愛テーマ!
またこのオチかー!!

っつーか半年ぐらい待てよ泳吉。
何故にここで公演成功即転校になるんだー!!!!
あの夜に! あの夜あの後、何があったのー!!!!!!!
結局、栞ちゃんの『旅立ちの時』はフルコーラス聴けないしーっ。

あり得ない……あり得ないよこの展開……。
期待していたエンドクレジットも、何のことはない31人からのメッセージだったしさ……。そりゃあ、確かにクランクインしてすぐに撮ったらしいエンドクレジットなので役者からしたら変な気分だったろうけどさー。本編に関係するっていうから期待するじゃないかー……。
いや、それはそれでね。32人のメッセージなんて前回は思いもよらないことだったので、何だか自分(視聴者)に向けて言ってるみたいで良かったけどさ……。あうー。

あの「忘れないよ」は絶対告白だと思うのー!!!!

そしてここへ持ってきて『虹』か。ここで『虹』なのか。
もしかして『♪聞いてほしい言葉があるよ いつか言いたかった言葉があるよ』って歌詞はアレか? アレなのかーっ!?

前回は単純に、麻子ちゃんが好きな曲という設定で使われてましたが、今回はこの恋愛要素の答えとして使われてるんでしょうか。謎です。謎ですよ。気になりすぎます! どーして完結させないの〜〜〜っ(T-T)←結構マジ泣き

これはもう絶対、絶対、NYの高校を卒業して大学もそっちでいいしお父さんの会社に入社してもいいから、一度姫乃に帰ってこい泳吉! そしてきちんと栞ちゃんをもらっていきなさい!
うぅぅ。前回の勘九郎と麻子の方がよっぽどマシな終わり方だったよ……あり得ないよ〜(泣)
ここまで引っ張ってきてそれはないっすよ監督〜(つーか脚本家〜)。
ノベライズが出るらしいですが、出たらそっちで答え出るんすか!?
あの夜! 『旅立ちの時』の演奏をふとやめた栞ちゃんと、それを見つめる泳吉君の間で交わされたであろう台詞が気になるよ! あの夜、何があったんだよ〜っ(涙)

ところで、今までのエンドクレジットでも電車を追いかけるシーンは入ってたんですが、それはこのシーンのことだったんですかね。あのエンドクレジットシーンに泳吉君いました? 仙ちゃんとか洋介君は見た覚えがあるんですけどねぇ。
あぁ、あれってこのシーンのことだったのかぁ……と思いましたですよ。

……はぅ。やっぱり泳吉君には最後まで姫乃高校で過ごして、姫乃高校を卒業して欲しかったです。どうして半年ぐらい待てないんだ泳吉よ。。。

でも。

最後に。

一つだけ、言えることは。

水嶋泳吉くん。

君は、本当に。

救世主だったよ

来年もまた新たなボーイズに会えることを(願わくば3年になったガンちゃんと2年になった佐野くんがいる姫乃のボーイズに会えることを)祈って。

出演者・スタッフ・関係者の皆様。

楽しい思い出を、ありがとう。

お疲れ様でした。



2004年09月21日(火)
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