冒険記録日誌
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2017年01月21日(土) たけたろうの冒険番外編 ──剣士対妖怪 魔境の秘薬 その7──

(ネタバレ注意。プレイ予定の人は読まないでください。)

 ‟夜道怪”を追い払って小道を進むと、池のほとりで妹そっくりの後ろ姿をした女が、今にも池に身を投げそうになっています。
 「どうせいたずらですし」と無視していたら、池の傍の草むらから‟蟹坊主”という化け物が登場して襲われました!
 黒水晶を使う選択肢があったので、夢中で投げつけると‟蟹坊主”は漆黒の炎に包まれて消滅します。
 凄い威力ですが、黒水晶は消耗品だったようで一緒に燃え尽きてしまったようです。残念。

 続いて遭遇した賭博中の天狗や、あの怪しげな椿の木の女を無視して、先に進むと、開けた海辺に到着しました。
 近くには船宿と街道があり、北に進むには海路か陸路のどちらかと選ばないといけないようです。
 あたりを伺っていると、まるで仙人のような姿をした老人の釣り人に遭遇したので、この先の様子を聞いてみます。
「船には幽霊、陸には人と花」
 老人はこっちも見ずに謎めいた返事をします。
 人と花の方はよくわかりませんが、船に幽霊はなんとなくわかりましたよ。海で幽霊と言えば‟船幽霊”が登場するのでしょう。壊れたヒシャクがどこかに落ちていないですかねぇ。

 悩んだ末、陸路を歩くことにしました。
 道中、困っているドクロを助けてあげたり、‟朱の盆”という強敵を倒したり、小鬼に大岩を転がされて坂道を必死に走って逃げたりしましたが、なんとか先に進みます。
 やがて漁師の村に到着した私は、漁師たちが泣きわめいているのに遭遇しました。

 あー、なにか嫌な予感がしますね。

 気が進まないまま、村人にわけを聞くと、なんでも‟水虎”とかいう化け物が浜辺に出没しては、村の子どもを食べてしまうのだそうです。妹の治療薬のある北の洞窟の事を聞くと、‟水虎”がそのことを書いた巻物を持っているだとか。やっぱり退治するしかないのですよねぇ?
 ここでの選択肢は、浜辺に行って小細工なしで‟水虎”と戦うか、近くの泉に住む偏屈な性格の‟水精の翁”を訪問して‟水虎”の弱点を教えてもらうことだそうです。
 さすがに‟水虎”は一回斬りつけたくらいで、逃げてはくれないでしょうねぇ。
 とりあえず、なるべく戦わない主義の私としては、‟水精の翁”のもとへ向かいます。

 ‟水精の翁”が居るという湖に到着すると、大声で「ごめんくださーい」と叫びます。
 すると、湖面から老人の姿がせりあがったと思うと、水上を歩きながら近づいてきました。
「お若いの。水虎のことを聞きにきたのであろう。しかしな、水心あれば魚心と言うであろう?」
 何かあげないといけないらしいです。渡せる候補は、黒水晶、赤水晶、小判の3種類だけ。
 持っているのは小判だけなので差し出そうとすると、老人は「5両で手をうとうじゃないか、お若いの」と言ってニッと笑いました。
 残念ながら3両しかないんですよね。もう少し安くなりませんか?
 途端に老人の顔色が変わります。
「人間の分際で、このわしを愚弄する気か。この中で10年程反省しておれ!」
 老人は小さな水瓶を取り出すと、不思議な力でその中に私を吸い込んでしまいました。


完(ま、まだ負けません。再々挑戦しますよ!)


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