冒険記録日誌
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2008年08月22日(金) たけたろうの冒険 ──FF20・サムライの剣編 その10──

(ネタバレ注意!プレイ予定の人は読まないで下さい)

 闘技場の光景がチカチカと瞬いたかと思うと除々に消え失せる。気がつくと黒い大理石の柱並ぶ大広間の片隅にいた。なにか陰気な場所だ。広間の奥には大きな玉座があってそこに座っている頭巾をかぶった黒い人影から邪悪な気が漂っていた。言うまでもなくその正体はイキルだろう。
 玉座の前にその場の雰囲気にそぐわない、素晴らしい長太刀が刀掛にかかっていた。これこそ鍔鳴りの太刀では!?近づこうとすると人影が立ち上がった。
 「この鬼軽城に土足で押し入り、闇将軍イキルを怒らせるとはいい度胸だ」
 頭巾の中にはなにも見えず、ただ暗黒が広がっていた。歯の間からシューシューと息が漏れるのが聞こえる。ふん、まるでスターウォーズに登場しそうな敵だわ。あんた、生まれるところ間違ってるのよ。
 「知行合一!」
 私の叫び声は陰鬱な大広間にラッパのように響き渡った。イキルは怖れおののいて身をすくめる。鍔鳴りの太刀が光り輝いて私の手元に飛び込んできた。太刀を手にした途端、力と猛々しい闘争心が身を駆け巡った。(技術点2、体力点4、運点2が原点を超えて増える)
 イキルが影魔人を呼び出して私を襲わせる。(名誉点は5点以上か?YES!)鍔鳴りの太刀を上段から振り切ると影魔人はあっという間にバラバラに分解した。影たちは次々に登場したが、私が太刀を青眼に構えながらイキルに近づくと、どれも恐れをなして後退する。うっかり近づいた影は太刀に触れるや蒸発してしまった。いける!この勝負いけそう!
 イキルが指を刺すと黒い稲妻が飛び出し(名誉点は6点以上か?残念ながらNO!)私の足元に直撃した。(技術点1、体力点4、運点1を失う)私の苦痛の呻きに対してイキルは甲高い叫び声をあげる。よくもやったわね!鍔鳴りの太刀を持って突進した。

イキル  技術点12 体力点12
(特殊ルール)イキルへの攻撃が成功する度に運試しをせよ。凶ならそのまま戦闘を続けるが、吉なら鍔鳴りの太刀の力にイキルは消滅する。一方、イキル側の攻撃が成功したら通常のダメージ以外にもサイコロを2つ振れ。私の体力点以上の目が出たら私の技術点1と運点1を減らす。

 このルールなら、最初の数ラウンドが勝負だわ!
 1ラウンド目は攻撃を受けたが、2ラウンド目は攻撃が成功する。やったぁ!やっぱり今回は信じられないほどサイコロ運がいい。ところが運試しは痛恨の凶!3ラウンド目は攻撃が失敗。4ラウンド目も失敗。5ラウンド目も…。
 ここまでか。ここまで来て負けるなんて!あー、悔しいわ!

 END


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