冒険記録日誌
DiaryINDEX|past|will
2002年10月06日(日) |
メランコリック・オペレーション(ボビーデータ/角川mini文庫) その2 |
主人公は高校生活をおくる普通の男の子。 この設定は恋愛シュミレーションの王道ですが、ちょっと違うのはこの世界では魔法使いの住む「キングダム」と言うパラレルワールドが存在して、彼らと共存共栄している事。魔法の勉強をする学生は、こちらの世界にやってきた「キングダム」の住民と、ペアを組んでお互いに異世界を知り合う規則になっているのです。 恋愛対象となる女の子は、主人公とペアを組んでいる女の子の“スピカ”、クラスも違うのになぜか主人公に熱烈アタックを繰り返す“ミラ”、そして幼なじみの琴美の3人。 全パラグラフ148にしては良く詰め込んでいるなぁ。 そう思いながら取り敢えずプレイしてみました。 ・・・・・・・・・。 うーん。 ちょっとこれは駄目な感じかな。 いや、クリアが難しいわけじゃないです。逆にとても簡単にクリアしてしまったから駄目なのです。 なんか主人公は最初からもてもてで、自分の好みでデートしているだけで、どの女の子とも簡単にHAPPY ENDになっちゃうのです。 恋の駆け引きの要素は何もなし。 ドキドキ感もまったくなし。 はっきり言いましょう。
これは断じて恋愛ではない! 女なんてそんな甘いものではないぞ! 女なんて男をいかに飼い慣らすかを考えている生き物なのです! 女なんて自己中でわがままな生き物だと思い知るのが、恋愛なのです! 女なんて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(泣)。
それから簡単な内容の割に、ルールは複雑すぎる気がする。 チェックするのは、3つの能力値と、3人の女の子それぞれの好感度チェック。進行状況をチェックするメモ欄。 サイコロなどは使わないのですが、書き換えが頻繁にあったので携帯用のミニブックにしては非常に面倒くさい感じでした。 さらにイラストが少ない(全体でわずか3点のみ)のも、この手の恋愛シュミレーションゲームでは致命的なマイナス点でしょう。 出版のスタイルは割と面白かったのですがこれはチト残念でした。
|