冒険記録日誌
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2002年04月16日(火) |
運命の森(社会思想社) |
善なる魔法使い、ヤズトロモの初登場でも印象深いこの作品。 初プレイの感想は一言で言うと地味。 冒険の目的は森の中で、ドワーフ達の宝である魔法のハンマーを探す事。 悪魔や魔法使いから奪い返すのではありません。探すのです。 ひたすら森の中を散策して歩き、最後まで見つからなければ森の外をグルッと回ってスタート地点からやり直し。 特別な敵はなし。サイドストーリーも特になし。やり直しができるので緊張感もなし。 そんなわけで当時はそんなに好みではなかった。 しかし最近やってみると、割と面白かったです。 こんな森林浴気分のゲームブックも、いいんじゃないかなって思う。
あと一つ考えるのは、「運命の森」「恐怖の神殿」「甦る妖術使い」の主人公は同じキャラクターらしいと言う事。 3冊はストーリー的にもつながっています。 ならば、スティーブ・ジャクソンの「ソーサリー」四部作に対抗して、イアン・リビングストンの「ヤズトロモシリーズ(仮題)」三部作として読んではどうでしょう。 「運命の森」で技術点のあがる兜や、使用しなかった魔法薬など、アイテムや能力値は「恐怖の神殿」そして「甦る妖術使い」へと持ち越すわけです。 これなら、「運命の森」は壮大な冒険のプロローグとして楽しめます。 さらに「甦る妖術使い」の凶悪なゲームバランスも、持ち越したアイテムで補正できて一石二鳥。 さあ、あなたもこの方法でリビングストンワールドへ行ってらっしゃい!
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