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■ pain
とにかく車に乗って ちょっとでも遠くへ行こう こんなキモチのままじゃ きっともう生きられない こんな私のキモチを どんなに二人にも理解してもらおうとしても 理解仕切れない二人・・・ このキモチ伝えるのも難し過ぎるから 私が此処から去って行こう
高速も小さな路地も この街の地図は覚えてるから さぁ逃げ出そう だけど一体 何処へ逃げて行けばいいんだろう
今日ずっと抱えてたのが 私にしか解らない痛みなら 誰も気づかない場所に捨てて 何も無かったように 今すぐ笑えたら.....
随分見ていなかった 夕焼けみたいな色をして 朝焼けが私に云う 「もっと生きてまたボクを見てよ。」 もうすぐ車は 大きな橋を渡る 逃げ出した街へ帰るための 「虹の架け橋」皮肉みたいで少し笑えた
東京が朝靄の中で 何だか寝ぼけているように見える さあこの隙に忍び帰ろう 家出から舞い戻る子供の様に
今日ずっと抱え続けた 私だけにしか解らない痛みも 捨てずにこのまま持っていれば もうすぐ昨日の 痛みに変わるだろうか
見慣れない自転車が駅前に増えた 来る人 帰る人が持ち寄った夢を この場所で支えられる内は 私の郵便番号は“1”から始まる
今日ずっと抱え続けた 何処にもぶつけようの無いあの胸の痛みが 私の中で形を変えて いつかは 昔みたいに屈託なく笑える日が来るのだろうか
もうこんな痛み要らないよ
もうすぐ過去の痛みになる
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