* * * 
憐凪



 We can't but walk


 向かい風が ボクを 吹き飛ばそうとしても
 ホラ あの 太い木々が 耐えている限り
 ボクは 向かっていくよ


 ボクの履く スニーカーの 裏側から
 釘が 刺さっていて 
 ボクは 歩く度に 血を 流すんだ


 茨の途 なんて もんじゃない
 何処を どう 通ったって
 容赦なく 釘が 刺さるんだ


  天から 雨粒が 落ちてきても
  雲で 覆われて あの空が 見えなくても
  あの上には いつも お陽様が 居るんだ


  どんな目に 遭おうとも
  雲の上に 突き出したら
  あの 心地いい 陽(ヒカリ)が 待っているんだ
  必ず いつも 此処に あるんだ


 想い出に 浸って 感傷的になったって
 哀しいかな 歳月(トキ)は 止まってはくれない

 あの砂時計の 砂の落ちる速さで
 刻々と 時間(トキ)は 過ぎていく 
 通り抜けていく


 キミは キミの 思うように 歩いて行けばいい
 過去という 呪縛から 逃れて
 現実という名の 人生を 
 毎日を 
 ただ 歩いて行けばいい




  ボクも 茂垣ながら 歩いて行くから

  
  顔を少し上げて 背中を 伸ばして

  歩いて行くから


  追い抜かれないように

  否 取り残されない様に。。。。。









2004年11月29日(月)
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