朝焼けの詩
ふと見付けた風景とか
ふと気付いた思いとか

2003年05月21日(水) 明け方まで彷徨っていたあの頃

一年前まで
僕は不眠症で眠ろうとしても眠れなかった

明け方までよくネットの海を泳いでいたよ
気付いたら朝だったってことはよくあったりして

三時半を回ると段々薄明るくなって
新聞屋さんのバイクの音が聞こえるんだ

さあもういい加減に眠りなさい
そう言われているみたいなちょっとした合図だったんだ


それなりに辛くて
それなりに生きてて
眠ろうとしても眠れなかった


今はね
お薬の力で不眠症は治まってる
眠れるってことがこんなに素晴らしいなんて
あの頃はちっとも判って無かったよ


夜中はろくなことしか考えないって本当
この僕がまさにそうだったから

眠れない瞼をパッチリ開けて
色んな事を考えた


けれどあの頃は
明らかに
今より幸せだった

矛盾してる?
でもホントにそうだったんだよ

今の僕は魂が半分眠ったまま


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*Elly* [MAIL] [HOMEPAGE]
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