元のお部屋に残してきた荷物を片付けている
今、手元になくても何も困らなくて、存在すら忘れている数々の細かいモノたちは
見れば何かを思い出して、ちょっとした思い入れがあるものばかりなんだけど
どうせあっても何も使わないし、本とかもすぐには読まないだろうし
大体全部いったん処分してしまうことにした
とても気持ち良い
ちょっと保留にしてあるのはCDとかDVD

だいじにだいじにしまってあるはずの、例のばんそこは
ちゃーんと無事にしまわれていて
これがあっただけでもう大満足だった
もしかしたら、このままずっと大事にしまっておいて
いつか死ぬ時が来たら柩に入れてもらって一緒に燃やしてもらうのかもなって
わりと真剣に思った
その程度には大事で執着ある記念のモノなのだよ
当時、ふつうにしまっておいたら、かわいいばんそこはお嬢らに使われて
いやいやいやだめだめだめって慌ててしっかり保管し直した
全部使われる前に気がついて本当によかった