だからなに。
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2004年02月14日(土) 強風と電話

本日二度目の日記
一度目は昨日の日付にさらっと書いてあるので
気が向いたら見てくださいまし。


ちっこいお嬢がひとりでお友達のところに行けないと言うので
しょうがないなぁ、と、起きたままの格好からジーンズに着替えて
玄関から出たら、うわああ何事か。
なぜそんなに風が強い!
玄関を出て右手の目の前はエレベーターだから、
まっすぐに外は見えないんだけど
その横っちょに見える外の、空気というのか、
見えている部分が埃で白っぽいじゃん・・・
エレベーターの前を通過する風も、真横に吹いてんのかこれは と
思えるような塩梅だった。
あんまり強くておかしくなって笑ってしまった。

***

夕方になって気がついた。
今日はバレンタインじゃないですか。あらあら。
チョコレートは結局用意もできずじまい。
なのでシャンパントリュフは来年に持ち越し決定。がーん。

一応ねぇ、外側だけは用意してあったのですよ。
わくわくしながらお買い物してあったのですよ。
あれを来年までとっておくなんてイヤなので
そのうち処分しちゃうのかもなぁ・・・

そんなことに気がついてしまう数時間前に、
珍しく家にいて珍しく掃除なんかをした仙人様の部屋で
嬢ちゃんたちが遊んでいる時に
今ならちょっと平気かと言わんばかりに携帯が鳴ったのだーウフフ。

スピーカーの上に置いてあった携帯、
鳴ってるんだけど、
これ 持ち上げちゃったら音でかくなるんだよなぁ と思って
置いたままパキと開けて
その着音は先生にしか設定してないから
見なくても誰からなのかわかるんだけど一応目でも確認して、
うーんどうしよう・・・

でもまぁとにかく通話ボタンを押して
「もっしもぉーーし」(やや小声)って出てみた。
出ながら窓のほうに移動しちゃったりして。

「いつまでも寝てると目が腐るよ」
なんだ鼻声だなぁ。久々に寝起きなのねぇ(嬉
「それ あなたでしょぉ・・
 あのね、今、向こうの部屋でちびっことパパが遊んでいるのだよ」
窓から覗いたら、さっき洗濯ばさみを外してそのままにしてあった
バスタオルが落ちていたから
ベランダに出て拾いながら伝えると、
「そうか でも急に切るのもヘンでしょ」
そうねぇ、と言いつつ「わぁ なんかオトナだなぁ」と思った。
さすが というか、遊びなれてる というか。
だけど、みんながそばにいる時に電話に出てしまって
慌てて切らなくても、結局ヘンなんだろうなぁ、とは思う。
「だれ、だれだれ?」って絶対にお嬢が聞くし。
はいはい、ママの(大事な)お友達ですう。

さすがでも遊びなれてもいない普通の男のそんな時は
「あ、まずい? じゃあ切るよ、うん、またね」とか言って、
とっとと切ってしまうものでしょ。
もうひと言ぐらい話そうよぅ っていうこっちの気は考えずに。

「こんな時間帯にいることもあるのね」
なんかね、最近は週末はいるみたいよ、
用がないのか何なのかわかんないけどフフフフ。
そしたら寝起きぼっけぼけ(たぶん)のボスは、
まぁ 用があるわけでもないから、また連絡するよぉ
じゃあねぇ、と言って
あたしは嬉しい顔して「はぁーい」と返事をして
短い電話終了。
いい天気だなぁ(まだベランダにいたの)

そのあと考えてた。
目が覚めて、何を思って電話してくれるんだろう?
嬉しい、という以外にそういうことはあんまり考えたことがない。
何かあったのかしら? とか思ってしまった。
とにかく喜んでおきましょ。わーい♪

逆はどうなのよ?

いつでも自由に電話でも何でもできる人だとしよう。
で、枕もとにアラーム代わりの携帯があるけど、
そしたら
目が覚めて、ボスに電話したりする?
お昼過ぎてたら「すんごい寝てる」心配は少ないだろうけど
出てくれないと寂しいからかけないのかも。

ずいぶん前に、どうしても話したかったのか、
コンビニかどこかに買い物に行くという口実で
夜の10時くらいだかに外に出て、
かけようかどうしようか
携帯を睨みつけながら30mぐらい歩いたところで
意を決してとうとうかけてみたことがあった。

出ないかもなぁ・・・ やだなぁ・・・

と思ってたら、しばらくして出ちゃった。
でもやっぱりというか案の定で
「うーん 今ちょっと仕事で手が離せないんだよな
 あとでもいい?」
それ見たことか、と思ったけど
重大な用事があったわけじゃないし、
わかったー と言って電話を切った。
先生の時間帯を把握してなかった頃なんだな・・・

自発的に電話をすると、大体そうなんだもん。
だから自分からかけたくなくなる。

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「待つ」ことに長けている女は、
電話もひたすら待つほうが自分のためなのだった。


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