2002年08月27日(火) |
徳安氏の長野レース報告 |
レース報告〜全日本実業団編〜
朝になって,天気が良く,2000M級の山々を見渡す. 空気が乾燥し,気温も低い.朝食を済ませて小川村へ.
小川村で,どうにかこうにかチェブロ加藤監督らと合流. 新しいジャージに着替え,チームと談話.
BR-3は午後3時45分スタート.2時間ほど昼寝をした後で 出走サインし,2度目のアップに向かう.出走は137名. コースは一周16kmの登り11km,下り5km.細い道が 延々と続く厳しいコースでした.試走すること無しにレース開始.
スタートし,4kmほどのパレードランを終えるとラバネロの選手 が1人飛び出した.自分は淡々と先頭集団で走る. 6%を超える本格的な登りに入ると周りが次々に脱落していく. チームチェブロも3人いたが集団には徳安1人.
頂上に着く頃には137人中,既に6人くらいになっていた. 下りを終え,2度目ののぼりに入るときに,先頭との差1分. 山岳賞が欲しかった僕は,ペースを上げた. 集団は縦に長くなって2人脱落.しかし頂上で先頭との差は 1分30秒.先頭の奴とは格が違うことを認め,2位を目指して走る.
2周目の登り頂上で,水の補給をする際にボロが出た. ボトルゲージをエリートの480mlのタイプのみにしていた. (普通のやつとは違ってかっこいいが不便.明らかにミス!) 水分補給のミス.足が攣り始める.
3周目の登りが最後になるが,攣った足が,腹筋にまで上昇. レース中に腹筋を攣ったのは初めての経験. 残り1kmくらいで集団から脱落して,5位でFinish.
レース報告 〜乗鞍編〜
昨年,一般男子16〜25歳以下で優勝した. タイムは1時間5分47秒だった. 今年は,チャンピオンクラスにエントリーした. 昨日BR-3で優勝した選手もチーム名は違ったが エントリーしていた.
朝起きると,昨日の疲れがドバッと放出. ため息付きながらスタートラインに収集される. 周りを見渡せば,乗鞍仕様のバイクばかり. バイク重量5.5kg,とか5.8kg,最軽量で5.2kg など話が飛び交っていた.僕の自転車は7.4kg. ロードレースでは軽量だが,乗鞍では重量車両.
九大自転車部の馬場君(壱岐50km一般優勝者)と リマサンズの織田さんとスタート地点で合流し, スタートを迎えた.
スタート直後,時速が40km近くに跳ね上がる. 後ろに着いているだけでも足が攣りそうだった. いきなりのペースアップに馬場君も織田さんも切れた.
4連覇チャンピオンの村山さんをマークしつつ.足が攣りそう. 3.5km地点.村山さんが先頭に立つ.キャノンデール(プロ選手) の小平選手を筆頭に6人くらいが追い出した. その瞬間,私の足は攣り,ケイデンス5をマーク.つまり足がとまった.
その後攣った足を強引にペダリングして,何とか第二集団に残る. 7.5km地点で6人の第2集団.その最後尾にいた. 11km地点で後ろから2人の選手が上がってきた. これで8人になった.13km地点のコンクリ激坂で 足が再び逝きました.しかし三度諦めず,こねくり回す.
現時点で11,12番目の順位でした. 残り3km地点で,青いジャージの外人が登ってくる. こいつにだけは負けてたまるかと,無い足に鞭を入れる. 残り1kmで奇跡的な回復が起きた.傾斜が緩くなったのか 応援者が給水所ならず,給酒所を勝手に作って応援してくれた からか,どうにか足が回りだし1時間4分ジャストくらいでゴール.
トップの村山選手は57分27秒.2位の小平選手は58分38秒. 10位の選手で1時間2分48秒.昨日BR-3優勝者の名前は10位 以内にはなく,自分よりも下だったと思る.彼も前日に燃え尽きていた と思われる.
入賞まで後2分ぶん根性が足りませんでした. 正式リザルトは未だわかりませんが,総合で15位くらいには 入っていると思います.
しっかし,本当に大変な2日間でした.
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