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もくじきのうつぎの日社会の窓

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2004年09月25日(土) 東京の合唱〜ポラリス@日比谷野外音楽堂〜

ポラリス@日比谷野音。
夕方からの天気予報は降水確率40%。
昼間は少し晴れていたのになぁ。
7月のクラムボン同様、入り口でシャボン玉セットをもらう。
そしてビッケ発見!
この人は普段景色と同化し過ぎている…。
会場は早くもシャボン玉でいっぱいだった。

「スローモーション」でゆっくりはじまる。
永遠と続くギターのイントロ。
イントロだけで4分くらいはあるのに
長さは全く感じなく、ドラムのフィルインが入った時の
気持ち良さで客席が揺れだす。
「季節」「深呼吸」と続く。
今日はどの曲も割りとテンポ速めで音全体が攻撃的。
ドラムの坂田学師匠が歌うの「あかつき」が終わり
いったんメンバーが引っ込むと同時に
真ん中にあったセットが転換。
スペシャルゲストで茂木欣一(東京スカパラダイスオーケストラ)が登場!
ドラムに這いつくばった格好で現れて
またこれがアニキっ!って感じでカッコいいんだぁ。
サポートの宮田誠と共にトリプルドラムソロコーナーへ。
坂田師匠とは真逆を行くような欣ちゃんの熱いドラムが加わり
いつもに増して激しく入り乱れるドラム合戦。
石原裕次郎の映画を観てドラムを叩きたくなったように
これを聴いていたちびっ子は絶対ドラマーになりたいと思うだろうなぁ。
いや、僕もそう思った。
子どもに戻れるものならば…。
怒涛のドラムソロをひきずりながら「瞬間」。
髪の毛が逆立ち、聴いている体からドーパミンやアドレナリンや
色んなもんが出まくってだろう。
もう死んでもいいと思えるくらい瞬間の連続。
ライブでこういう感覚って久々。
僕は生でフィッシュマンズは聴いていないから
このリズム隊を体験できるのは何とも至福。
終わってからオオヤくんと郁子ちゃんが
演奏がすごすぎて泣き笑い転げていた。

ホーンセクションも加わり「太平洋」では
これがポラリスか!?ってくらい重厚な演奏。
続く「檸檬」と「コスタリカ」は両方ともサンバ調。
オオヤくんはギターを持たずに踊りながら歌う。
坂田師匠のドラムの他とは違うすごいところは
このリズムにあるとみた!
「流星」ではシークレットゲストでハナレグミこと永積タカシと
もう一回欣ちゃんが再登場。
会場全体で大合唱。
本編最後を締める何とも良いタイミングで「光と影」。
バックからの白いライトだけで暗い中での演奏。
ライトで照らされたシャボン玉が深海に浮かぶ
泡のようで何とも幻想的だった。

アンコールに応え「コスモス」。
歌いだそうとした瞬間に上空にヘリコプターが飛んでいて
一息ついて歌い出す。
最後に「星と願うなら」を3人だけで演奏。
最近は当たり前のようにサポートでギターや
郁子ちゃんの声が入っていたりしたけど
誰もがこの3人の音を好きになって聴き始めたのだと思う。
忘れていたわけじゃないけど
改めてそれを気付かされた3つの音だった。
この日、この場所に居られたことを
心から嬉しく思う。


セットリスト

1.スローモーション
2.季節
3.深呼吸
4.甘い海と記憶
5.あかつき
6.ドラムソロ
7.瞬間 introduction
8.瞬間
9.太平洋
10.檸檬
11.コスタリカ
12.流星
13.光と影


アンコール
14.コスモス
15.星と願うなら



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