ぐっどないとみゅうじっく
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『白い巨塔』を見ながら、田宮二郎についてぼんやりと考える。 先週、田宮主演の『裏階段』(65年大映)を見た。ストーリーよりも終始彼のスマートさに目が留まる。そのスマートさが鼻につかない。嫌味になるどころか、それがますます彼を引き立たせる。以前見た『高原へいらっしゃい』でも同じことを思った。演技は決して上手い方ではないし、圧倒的な濃さはないのだけど、どうしても好感を持ってしまう。 そこで思い出したのが村上春樹の作品(『ノルウェーの森』だったかな?)にも誰もが好感を抱いてしまう人物が出てくる。それは田宮二郎をモデルにしたのはではないかと(その後、彼も自殺したような…)。 そんなことを思いながら見ていた『白い巨塔』。前回のは見てないので比べようがないが、最近のドラマや映画にありがちな豪華キャストに嫌気がさす。ただオープニングのイメージトレーニングのシーンはぞくっとしたね。来週見るのもいいけど、その前に前回のをレンタルで見てみたい。
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