ぐっどないとみゅうじっく
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2003年02月27日(木) |
ざらつき〜『ゆらゆら帝国のめまい』を聴いて〜 |
昨日はライブ前の最終リハ。なかなかよい感じの出来。あとは当日晴れてくれますように!う〜ん、しかし鼻がムズムズする。花粉症でも風邪にしろヤメテケレ、ズビズバァ。
ゆらゆら帝国『ゆらゆら帝国のしびれ』『ゆらゆら帝国のめまい』購入。前作から約2年振り。それぞれコンセプトが分かれているので、2枚組みではなく1枚ずつのリリース。坂本慎太郎いわく『めまい』は「名曲」、『しびれ』は「変態」だそうだ。ただ表裏一体、大きな流れとなって1つのアルバムとして聴ける。 『めまい』には坂本自身がヴォーカルを取っていない曲もある。客観視して他の人が歌った方が良いと思ったそうだけど、それは正解。他の人が歌うことで、ぼやけていた輪郭がよりはっきりしてくる。坂本の場合、作家性が出てきたと言うより、実験的な所と自分が楽しみたいだけな気がする。 この他の人に歌わせたい感覚は実は僕もある。作っていて何だか上手く出来過ぎた場合は、どうも他の人が歌った方が良いような気もしてくる。その方がよりこの唄の良さが伝わるんではないかと。う〜ん、おじけづいているだけかしら。しかし、いかんせんそんな機会も少ないし、誰も歌ってはくれないから自分で歌っている。たまに変な歌詞を付けられて替え歌で歌われることもあるけど…。もちろん自分でも歌いたい。
そもそも昔の歌謡曲はそんなざらざらとした作り手と歌い手感覚で歌われていた唄が多くあった。今はつるっとしていて喉に痛みも感じないが、飲んだことさえ忘れてしまいそうな唄が多い。この『めまい』全般、ギターの歪みを落としたスカスカの曲の中にも、そんなざらつきを感じる。しかし、明日はそんなゆら帝を蹴って小島麻由美@赤坂ブリッツ。
購入CD ■GO!GO!7188『髭』 ■THE GROOVERS『SETZNA』
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