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もくじきのうつぎの日社会の窓

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2002年11月30日(土) 情け無用

 夕べは将司くんとデイト…じゃなく、デモを渡したり曲の打ち合わせ。「ここはこうした方が」とか「こうはどう?」などと次々とアイディアを考えてきてくれるのが頼もしい。やっぱりバンドってこうじゃなくっちゃ!と改めて思う。でも、結局行きつくところはバンド名。未だ決まらないのよね…。

 今日、昼間観た『PRIDE23』は実に良かった。見所は高田延彦vs田村潔司。そして今回で高田は引退。因縁対決の最後を飾るにはもって来いのカード。かつて高田と田村は同じ団体に居たが、師匠高田のやりかたに田村は反抗をしていた。そして、リング上での決着を挑んだが、試合は展開されることなく終わった。それが十数年を経て、叶ったわけである。
 1ラウンド。お互いけん制し合う中、田村がマウントポジションを取る。しかし、今この状態が信じられないのか、拳を握ったままパンチを繰り出すわけでもなく、只うつむいたままの状態を続ける。却って、下になっている高田の方からパンチが浴びせられる。田村の目にはうっすらと涙が浮かんでいた。
 2ラウンド目、田村のローキック連発で、高田の右ももが赤紫に変色してくる。闘争心がなくなったと高田自身もインタビューで話していた。それが影響しているのか、攻めより守りに徹している。そして高田が反撃をはじめた時、田村のカウンターの右パンチが高田の顎を捉える。そしてそのまま高田は起きあがれず、レフリーストップ。間接技で決めたいとお互い話していたが、意外な形で試合を終えた。

 試合後、勝ったはずの田村はまるで負けたかのように泣いている。高田はしばらくして起きあがり、感無量の顔。高田が退場する時、次ぎの試合の桜庭和志とすれ違う。桜庭もタイガーマスクの面を被っていたが、その下では泣いていた。そして高田の引退に勝利の花を添えた。
 最後には高田の前団体U.W.Fインターナショナルの選手を全員リングに上げ、胴上げで幕を閉じた。勝負の世界に情けは無用だが、こういう試合があっても良いと思った。

 相変わらず喉が痛く、乾燥しすぎるこの部屋のため加湿器を購入。ペットボトルを使う安〜いタイプ。これで朝、喉がつらくなけりゃあいいな。

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