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2002年10月09日(水) 初観戦の悩み〜大日本プロレスを観て〜

 夕べは職場の連中と大日本プロレス@後楽園ホール。なんとこれがプロレス初観戦。そして今回はご招待!椅子やカメラなど、スタッフが使うものを提供してくれるお店を探しているらしく、僕の職場にもその話が回って来て、とりあえずは試合を観て下さい、と言うことになった。しかし、プロレス好きとは言えど、大日本プロレスと聞いてピンと来る人は余りいない。僕も社長のグレート小鹿以外、全然知らない。聞くところによると、FMW(大仁田が居た所)のようにかなり激しく血の流れるような試合が多いらしい。
 少し遅れて後楽園ホールに着くと、もう2試合目が始まっていた。身体のでかい男どもがリングを所狭しとうろついていた。席に座って落ち着いたと思ったら、反対側の席の方でいきなりトペ!!(リング内からロープを潜って外へ飛ぶ)。客もいきなりだったので逃げ遅れてる人もいた。あぁ、これが大日本プロレスかと実感。
 次はグレート小鹿社長自ら参戦のタッグマッチ。選手が少ないからなのかな…。それはさて置き、赤い全身タイツのようなコスチュームに黄色いベルトには何故か「HAKODATE」と書いてある。出身地か?でも、わざわざ書くものでも…といくらでも突込みどころはあるのだけれど、そこはご愛嬌。試合は『ボブワイヤーボード・デスマッチ』と名付けられ、有刺鉄線を張り巡らせたボードを用意して、それを使うのだ。ここぞというタイミングで、ボードに叩きつけられる外人レスラー。ボードから離れた後でも鉄線が身体に付いていて痛そう。外人レスラーが持参してきた交通標識の看板も痛そう。社長もこれには参ったようで「かわいそうだろ、歳を考えてやれよ!」とタッグパートナーから野次で会場失笑。社長が技を繰り出すと会場から「シュッ、シュッ」と風切る音を手助けしているのも微笑ましい。
 次に出て来たのはブルーザー・ブロディもどき。見た目だけでなく、技もブロディのパクリで参った。もちろん本家ほど迫力ないし。この中途半端さが大日本プロレスなんだろうか…!?

 そして本日のメインイベントの『蛍光灯ボード・デスマッチ』。ボードの他にも束になった蛍光灯を持参。メインということもあって、これまでよりスピーディーに試合は運び、蛍光灯も序盤から使われる。頭に叩きつけられ「パコーン」と気持ち良い音がするだけど、その衝撃が凄まじい。しかしそれよりか、砕け散った蛍光灯の破片に身体を叩きつけられるほうが痛そうだ。案の定腕を切り、きれいな赤をしている血が痛々しい。
 試合も荒れに荒れ、場外乱闘が多くなりリングサイドのパイプ席の椅子は跡形もなく蹴散らされる。僕らはその後ろの木の椅子に座っていたので、被害はないだろうと思っていたのだが、場外乱闘になると椅子が飛んで来たり、すぐ鞄を持って移動できるようにしておかないと本当に危ない。最後は皆、その木の席に避難して立っている状態。お客もそれなりの覚悟は必要なのだ。用意してあった30本程の蛍光灯は全て使い果たされ終了。リング上はその残骸で埋め尽くされた。もちろん選手全員血だらけ。試合結果もどっちが勝ったなんて、よく分からない。他の試合もそんな感じだったなぁ。

 全部を観終わった感想としては「すげぇ!」というよりは「痛そぉ…」の連続。パイプ椅子で股を開きながら、股間を強打…なんて思い出すだけでも痛々しいのも多々あった。
 隣の東京ドームではスマップのコンサートが行われていたらしく、外へ出るとかなりの人に巻き込まれた。そのファンに向かって「どうだ、お前らは流血なんて観てないんだろ?」とカタルシスに浸りながら、水道橋の駅に向かう僕らであった。しかし、これが僕のプロレス初観戦で良かったかどうかは未だに悩むところ…。


失恋して落ち込む選手…ではなく場外乱闘の図


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