ぐっどないとみゅうじっく
もくじきのうつぎの日社会の窓

林矢子ニューアルバム『唄箱』発売中!特集ページはこちら


2002年09月27日(金) 男の子の一番大切なもの

 夕べはバヤヂと呑み。前々から呑もうとは言っていたのだけど、なかなか実現せず逢うのも久しぶりだった。新宿のタイ料理屋でしばし腹ごしらえ。後からどんどん辛さが利いて来て、甘い後味のタイビールも味が分からなくなるくらい。でも、美味しかったな。僕は僕で楽しかったのだけど、ちょっと仕事で疲れてしまっていて思うように喋れず、彼女にも悪いことしたかなぁと思う。それでも音楽談義は続き、終電で何とか帰宅。今朝はお腹をちょっと下し、昨日の辛さをお尻からも味わう事になる…。

「2年待って、わたしを信じて」とあなたは言った
必ず僕のもとに戻ると
でも、もう13年も待っている…

 夜に夕飯(豚肉野菜炒めに韓国の味噌風焼肉のタレ)を食べながら『真珠夫人 完結版』を観る。流石に話題になったメロドラマ。かつて結婚するはずだった男は女を待ち続けた。女も男を待ち続けた。その中で男を想いながらも結ばれず、色んな障害の乗り越え純潔を守り通した女を描く。何となく観ていたのだけど、夫の心変わりを知った妻が「冷めたコロッケです」と出されたタワシには声を出して笑った。出来るなら口に含んで「痛っ、何だこれは?」くらいやって欲しかった。それと妙に台詞がハキハキしすぎる子役はどうしても馴染めない。『北の国から』がああでなくて本当に良かった…。
 しかし主題は純潔=処女だけなのか!?本人同士だけならまだしも、周りもそのことを知っていたりするから可笑しなもんだ。山口百恵が「女の娘の一番大切なものをあげるわ」と唄ったが、それは処女ではない。聴く者はどう思ったが知らないが、少なくとも本人は「こころ」と思いながら唄っていたはず。

↓クリックすると内容が変わります。


購入CD
■小島麻由美『愛しのキッズ』…表題曲も勿論良いのだけど、2曲目の『恋はサイケデリック』の「うぅっ」には降参。この一言だけでも誰にも真似できるもんじゃありません。しかし、見事に作風変わらないなぁ。
■岡村靖幸と石野卓球『come baby』…ここ最近ないくらい岡村ちゃんがノリノリ。曲(卓球)は至ってシンプルなのだけど、いやらしさが溢れ出している。復活も近いのか!?
■曽我部恵一『曽我部恵一』…不幸者には眩しいくらいに幸せに溢れている唄たちなのだけど、聴いていて残る物がない。聴き込むとまた違ってくるのかな。
■中村一義『100s』…宅録から離れ、バンド100式での作品。本人は楽しそうなのだけど、やはり混沌として迷っているのが滲み出ている方が彼の場合は好き。同上な部分も多い。
■イースタンユース『世界は割れ響く耳鳴りのようだ』…上2つとは全く異なるほど、ひしひしと厳しさが伝わってくる。それは爆音の所為では決してない。塞いでも聞こえて来る耳鳴りにキリキリと歯軋りしながら生活している姿が唄から垣間見れる。


臨月 エイジ |お便り気付かない細道へ向かえ旧ぐっどないみゅうじっく

日記圏 日記リンク


My追加