ぐっどないとみゅうじっく
もくじきのうつぎの日社会の窓

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2002年09月10日(火) ただいま!

 無事、北海道から帰ってきました。と言ってもツアーだったから、おんぶに抱っこで何も心配することはなかったんだけどね。
 出発の朝、妹からの電話で起こされまず一言「今、どこ?家!?バカッ!!」。時計を見ると待ち合わせの時間から30分が過ぎている。遅刻した…。ケータイで目覚ましをかけたのだけど、マナーモードになっていた。慣れないものを使うこと云々より、自分のだらしなさに厭きれる。飛行機の時間には間に合うものの、その前に駅で待ち合わせした祖母には本当に申し訳ないことをした。
 高校の修学旅行以来、約10年ぶりの北の大地。バスガイドが可愛かった以外殆ど覚えてない。トラピスチヌ修道院、元町散策など幾つか周り、ここに来てからはじめての食事。カニの食べ放題。皆、終始無言で食べ続ける。肉などの脂っこい食べ放題と違い、さっぱりしてるので後で凭れないのが良い。(どうせ肉でも食い続けるだろ!?と思ったあなたはするどい)食後、函館山で夜景鑑賞。高校生の時には「たいしたことないな」と思っていたのだけど、今回はとても心に沁みました。やっと僕も妖怪を経て、人間の心を手に入れたようです。っちゅうか単純に歳取ったのかな?


この異なる並びが1日目の思ひ出。


 2日目は北海道昆布館(本当に昆布だけ!)、昭和新山など周る。昭和新山を舞台にした『火の山』という手塚治虫のマンガがあるのを思い出す。戦時中、私財を投げ打ち身を挺して、噴火の記録と山の保存に奔走する男の話。札幌へ到着後、夕飯は寿司とジンギスカンの食べ放題。幾らなんでも欲張りすぎた。


昭和新山で熊に遭遇…と話したら笑われた。


 3か目、いよいよ念願の富良野。その前にラベンダーなどの花が咲く、色彩の丘など花畑を巡る。北の国からで言えば、玲子(いしだあゆみ)が五郎と正式に離婚するために、純と蛍に逢いに来たシーンなどで出てきた。しかし、今年のラベンダーは咲くのがかなり早かったらしく、もうすでに次の苗が植えられていた。それでもかなり色とりどりの鮮やかな花が咲き誇る。
 昼食後、いよいよ麓郷の森へ。行く途中に中畑木材や今回出てきた雪子おばさんの家など車中から観る。ドラマ放送直後と言うこともあり、かなりの観光客で賑わっていた。間近で観れないのがとても歯がゆい。それ以外にも町全体どこか観たことある風景ばかりで、居るだけで心が踊る。麓郷の森はあの全焼したはずの丸太小屋がある。実はあれは別のものを燃やしていたのだ。中へ入ると思ったよりも狭く、左程使われた形跡もない。今までのスチール写真が多く展示してある。ここでの自由時間はわずか20分なのだけど、時間を忘れて観賞に浸る。
 もうひとつは『'87初恋』『'89帰郷』で出てきた丸太小屋後の家。脇に草が生えた小道を抜けると、ひっそりとしたあの家が見えた。屋根には純が作った風力発電の風車。こちらは中へ入ることが出来ず残念だったけど、外見だけでも充分に堪能できた。しかし、見学は子の2箇所だけでお終い。もの足りない!時間も場所も。せっかく富良野に来ていると言うのに…。五郎の石の家も近くのあるらしいのだが、そこは残念ながらコース外。可愛げのないヒゲ面の27歳のおっさんが駄々を捏ねたところで、バスが連れて行ってくれるはずがない。「またきっと戻ってくるからね」とまるでドラマの中に入り切ったように心の中で約束をし、名残惜しげにバスに戻り富良野を後にした。そしてこの旅は終りを告げた。
 『北の国から』の名所だけを巡るツアーもあるらしい。誰か一緒に行ってくれませんこと?


邦衛と夕食…したかった。


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