ぐっどないとみゅうじっく
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2002年08月14日(水) |
『忘れてはイケナイ物語り オキナワ』を観る |
夕べは『忘れてはイケナイ物語り オキナワ』(監督:御法川修 2001年)@シネマ下北沢へ。野坂昭如の「戦争童話集 ウミガメと少年」を原作に黒田征太郎が絵を、喜納昌吉が音をつけ花を添えた。40分と短い作品の中にも、色んな視点からの戦争が語られており、観た後には口の中に砂まじりの余韻が残る。淡々と語られる松田美由紀のナレーションも良かった。
上映後、山田亜樹(TBSプロデューサー)のインタビューで野坂が「あの頃」について語る。はじめてきちんと彼の話を聞いたのだが、とても惹きつけられる話し方で、聞く者を厭きさせない。有名になるとすぐにやれ講演会だとかやれトークショウだとかやるが、それらの比ではない。難しい事もきちんと噛み砕いて話し、べらべらと喋り倒すのではなく、聞くものにも考える余地を与える。『TVタックル』初めとするバラエティーでは、訳の分からないことを云う、選挙に落ちた面白いじいさん、的な観られ方をしているのが、残念でならない。 本土上陸の沖縄戦の話から、今日の日本が核爆弾をを持たない(持てない)理由、有事法制に置ける軍隊とは本来どう言うものかなど、とても興味深い話が聞けた。野坂のHPから不定期でメールマガジンが送られてくるが、それ以上に生の彼の話が聞きたい。その話しが聞ける『野坂塾』なるものも開催している。是非それにも参加したいと思う。 一緒に観に行った矢ちゃんが書いた唄箱日記の感想も野坂と同様かなり分かりやすく、読み応えがある。こう書かれてしまうと、同じ内容を書く気も失せるが、彼女と文で争うのは端から諦めている。僕がどう足掻いても敵わないものを彼女は持っている。
今日はその矢ちゃんが椎名林檎を歌うと何故か山崎まさよしになる荒技を披露してくれた!ふたりの共通項と言えば、宇多田ヒカルが共に物まねをしているくらい…?なのに何故!? 昨日、会場前に並んでいる時に「助けて、パッション!」と言い放った渋谷くんのこれからの言動も気になる。最近、彼は益々面白くなって来ている。しかも意味不明だ…。
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