ぐっどないとみゅうじっく
もくじきのうつぎの日社会の窓

林矢子ニューアルバム『唄箱』発売中!特集ページはこちら


2002年07月15日(月) 『私立探偵濱マイク』を観て

 『私立探偵濱マイク』を毎週観ている。結構テレビは観ているものの、ここ何年かは連ドラを全く観なくなった。だけど『濱〜』の番宣で観たシーンはそそられるものがあり、はじまる前から期待していた。音楽がエゴ・ラッピンと言うのにも惹かれた。
 今日で3回目の放送。正直、期待が大きすぎたのか面白くない。やたらと名の売れているキャストを使うと、却って観ていて画面がうるさくなる場合がある。これは岩井俊二の映画にも同じ事を感じた。何でもない脇役を使えばすうっとハマるシーンでも、その人のイメージが強すぎて役名でなく「〜が出てきた」と言う意識が先に出てきてしまう。これはもちろん観る側の僕の集中力のなさにも問題はあるのだけれど。

 この永瀬正敏の役にも全く魅力を感じない。それほど熱くもなく、それほどクールでもなく、それほど女ったらしでもないから、それほどカッコ良くも見えないのである。比べても仕様がないが、同じ日本テレビで探偵物の『探偵物語』(主演:松田優作)と比べてしまうと、あきらかにそれぞれ個性がなさ過ぎる。『探偵〜』の松田はあくまでも軽いノリで最終回直前まで通すが、最終回では今までとは打って変わって鬼のような形相で殺された仲間の敵討ちに出る。誰もが真似したくなるような仕草、ファッション、セリフが『探偵〜』にはあったが『濱〜』にはそれがない。僕が中学生でも次の日の朝、クラスで友達と挨拶代わりに話すようなそんなドラマにはならないだろう。
 永瀬が嫌いな訳ではない。まだ名前が売れる以前『ママはアイドル』(TBS出演:三田村邦彦、中山美穂、後藤久美子ほか)に出ていた。内容かはすっかり忘れてしまったが、最終回で永瀬が中山を怒鳴りつけるシーンがあり、それには魅せつけられた憶えがあるから。
 色々書いたが、それでも来週もきっと『濱〜』を観るだろう。何かを期待して。惰性か!?

 人と深く関わらないでいると、割りと物事が上手く運ぶ。「その人のことを思って」と色々言っていた僕は余計なお節介だったのだろうか。

↓クリックすると内容が変わります。



臨月 エイジ |お便り気付かない細道へ向かえ旧ぐっどないみゅうじっく

日記圏 日記リンク


My追加