ぐっどないとみゅうじっく
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2002年03月27日(水) |
SANUKI-UDON? |
今日は雨の中渋谷でリハ。そして駅でベースを担いだまま滑って大股開き。夏に履いてたサンダルといい下駄といい、この靴もすべるすべる。まぁ、気に入っているから良しとしましょ。 リハはアレンジでつまづく。ドラム、ベース、ギターバッキングなどのアレンジは得意なのだが、コーラス、ピアノなどの上物のアレンジは苦手。特に同じ楽器を重ねるとなると。そういえば、僕のデモってコーラス無いよなぁ…。うなだれたままリハを終える。
そんなにお腹も減ってはいなかったのだけど「あれば、食べるでしょ?」と矢ちゃんに言われるがまま、前から気になっていたうどん屋に入る。店内にはラテン系のおしゃれな音楽が流れ、夕方のこの時間には他にお客はいなかった。うどん屋というよりはカフェである。その時点で僕らは間違えに気付くべきであったのだ。僕は『温泉卵うどん』矢ちゃんは『ゴマもちうどん』を注文。しかし、待てども待てどもうどんは出てこない。厨房をのぞくといかにも手際が悪そうなお姉ちゃんが、のそ〜っと動いている。一体何をどう料理しているのか分からないほどの時間が過ぎる。いい加減文句を言って途中で帰ろうと思ったが、他に客が入ってきてしまった。そして20分以上(体感時間30分以上)待ったところでやっと来た。一口食べて、箸が止まる。うどんがカタイ…。どうやら僕のだけではなく、矢ちゃんのもそうらしい。そして不味い。非常に不味い。「マズ〜イ、もういっぱ〜い!」と青汁のCMとは訳が違う。間違ってもそんな言葉叫べないほどの味の悪さ。作った奴は味見も何もしていないし、自分で作ったのを食べた事が無いのだろう。それとも最近巷で話題の何にでもマヨネーズをつける味音痴なあの類か!?…と、そう思うことしか僕には出来なかった。
何にしろ腹が立って仕方が無かった。厨房を借りて自分で作った方が絶対美味い!いくら僕でもあんな不味いのは作った事が無い。それを人様に食べさせて金をもらうなんて酷いにも程がある。しかも、あれだけ待たされてだ。立ち食いそば屋なら、とっくのとうに食べ終わっている時間である。これには早食い&大食いのジャイアント白田(フードファイター)でさえも困惑してしまうだろう。何しろ食べ物が出てこないのだから…。もう1組の客にも感想を聞いてみたかった。ああ、この苛立ちは何処へ向ければいいのだろう。 店を出て看板を見てみると『SANUKI-UDON』とアルファベットで書かれている。これは讃岐うどんでもなく、うどんでもなく全く新しい食べ物なのだ。そう自分に言い聞かせるしかなかった。空を見上げると、春一番が吹いたと言うのに今日は何とも寒空が広がり、街には冷たい風が吹いていたのでありました。
※僕はグルメではないけど、まず食べ物で文句は言いません。好き嫌いは多いけど、そう言う次元のものぢゃなかったのです…。
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