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| 2002年03月14日(木) | 変拍子の夕 |
今宵はシカラムータ＠初台DOORS。3年越しの想いを遂げてのライブ初体験。ずっと行きたいって思っていたのだけど、都合が全然合わなくて行けなかった。それで先日NHK-FMのライブ音源を聴いて、居ても経っても居られなくなり念願の初ライブとなったわけである。DOORSは去年の『girls talk』以来、2度目。しかし、まず初台に来るまでが大変だった。新宿から京王新線に乗り換えるのだが、JRからめちゃめちゃ遠い！東京駅の京葉線までとはいわないが、電車の乗るだけでも一苦労。で、階段降りている途中で電車が来たから乗ったら、反対方向だった…。だって、駅員が4番線に乗れば良いって言ったんだも〜ん。で、新宿3丁目から折り返して初台へ。初台へ着いたら着いたで、どうやら反対方向の出口に出てしまって、しばらく迷う。埒があかないので直接店に電話して教えてもらう。そして何とか到着。そう、ちゃんとした出口から出れば駅からすぐなんだよなぁ。
ライブはもちろん始まっていて20分くらい経っている。もう、1部の中盤から後半に差し掛かっているみたいだ。いつも彼らのライブは2部構成らしい。大熊ワタル(cl)太田惠資(vl)桜井芳樹(g)坂本弘道(vc)関島岳郎(tuba)ツノ犬(ds)吉田達也(ds,per)の編成。曲によってツインドラムにもなったりする。何曲か知らない曲が続く中、1部のハイライト『好きになってごめんなさい』タイトルも素敵だけど、それ以上に演奏がすごい。PAは余り良いと思えなかったけど、それでも伝わるものは充分伝わる。演奏も最高潮になったところで、坂本氏のチェロのが火を吹く！「あぁ、これが噂の…」と思いながら、漂う焦げ臭い匂いを楽しむ。しかし、この人は目立ちたがり屋だなぁ。本業のチェロより飛び道具の方が多いかも！？ここで1部終了。
しばしの休憩を挟み、2部がはじまる。新曲なのかCD未収録なのか、結構知らない曲も多い。それでも知らないからといって、何か困る事など一切ない。例えば、ひとつも曲を知らなくても充分楽しめる音が此処にある。そして、ひとつひとつの音がつぶになって生きている。
中盤からサックスに川口義之が入る。この間あがた森魚の時に観た、色んな楽器をこなす彼とは一味も二味も違った。大熊(cl))関島(tuba)ツノ犬(ds)と演奏した『鳥のうた』（確かこんなタイトル）もよかった。『アルバート・アイラーメドレー』。後半にはツノ犬vs吉田のドラムソロ対決もあった。対照的とまで行かないが、お互いのドラミングがはっきりしている。ドラムソロが好きな僕にはたまらない瞬間。そして一番聴きたかった『四丁目』。でも、期待しすぎたのか思ったよりも壊れ具合がまともだった気がした。「まだまだぁ〜もっともっと！」と思ってしまう自分が居た。
全体的にはもちろん良かったのだけど、もっと間髪入れずに曲と曲を繋げても良いかなと思った。変拍子も多いのだけど、自然と身体が揺れた。近々、いくつかのバンドで変拍子だけの曲でライブもするらしい…ついて行けそうにないかも。ずっとこのまま此処に居たいと思わせるライブだった。しばらくはワンマンは無いらしいのだけど、また観に行こうっと！
吉野屋の３枚集めて牛丼並無料券が期限切れてた…。ちょっと損した気分。うわ〜みみっちぃぃい！！
