酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2007年10月03日(水) 『陰陽屋へようこそ』 天野頌子

 東京都北区王子の王子稲荷神社の近くの古いビルに陰陽屋がオープンした。母のみどりが興味を示し、瞬太は店に足を踏み入れた。そこにいたのは長髪の美青年・安倍祥明。成り行きでアルバイトをはじめた瞬太は祥明のホストまがいの接客に振り回されていく。

 ドタバタと軽めに物語が進んでいく。その中にフワリと温かいものに触れることができて、なんだか嬉しかった。こういう温かな人情コメディってのは時代を超える気がするなー。祥明と瞬太のコンビにはまた会いたいものである。

『陰陽屋へようこそ』 2007.9.10. 天野頌子 ポプラ社



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