酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2007年03月30日(金) 『京都迷宮事件簿 薄い月』 海月ルイ

 フリーライターの夏目潤子が警察の【見当たり捜査】を取材する。指名手配犯を自分の眼で見つけ出すというアナログで地道な捜査。絶対にアタリをはずさない男・稲垣にはりついた潤子は、稲垣の様子からアタリであるはずのターゲットを見逃したと感じた。何故、稲垣はアタリを見逃したのか。

 夏目潤子シリーズの第2弾です。これはスゴク面白いシリーズになっていく気がします。潤子の抱えるものが今回あきらかになっていき、事件とともに非常に面白い展開となっていました。京都を舞台にすればいいってもんじゃない。これくらいの力を見せていただくと楽しくて仕方ないです。

『京都迷宮事件簿 薄い月』 2007.2.28. 海月ルイ 徳間書店



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