酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2007年03月09日(金) |
DVD『デスパレートな妻たち』シーズン1 |
郊外の裕福な住宅街ウィステリア通りでメアリー・アリスが拳銃自殺した。15歳の息子と夫を残して・・・。メアリー・アリスと仲の良かったスーザン、ブリー、リネット、ガブリエルの4人は彼女が何者かに脅迫されていた事を知り、それぞれの多忙な日常を過ごしながら、隣人たちの隠された秘密を知っていき・・・!?
“妻たち”なんて言葉がタイトルにつくのだから、どーせ不倫とか嫉妬とかそんなもんでしょー・・・みたいな偏見に満ちていた未亡人の私は(笑)、全く観る気なぞありませんでした。が、しかし、なにかについていた宣伝の煽り文句に【あのツイン・ピークスの謎】に匹敵するなどとあり、すっかりのせられてしまったのでありました。えへへへへ。そして観始めた途端に語り手が自殺しちゃうんです。もうまさにいきなりっ!・・・「えええーっ!?」と素直に驚いたが最後すっかりと虜になりました〜。 スーザンはバツ1の童話作家。可愛いくて出来のいい娘ジュリーと二人で暮らしている。高校時代はチアリーダーだったスーザンは正統派モテ女。欠点は禍を呼ぶ女であるドジな天然であること。ブリーは医者の夫と息子と娘を持つ完璧なカリスマ主婦。家庭もブリー自身もいつも完璧。ガブリエルは貧乏暮らしからはいあがり玉の輿にのった元モデル。夫は何でも買い与えてくれるが、暇を持て余したガブリエルは高校生と関係を持つようになる。リネットはバリバリのキャリアを捨て愛する夫と4人の子どものために専業主婦になった。ちびっこギャングと奮闘しながら愛する夫を繋ぎとめておくために必死に動く。 ・・・と、まぁ、死んじゃった語り手のメアリー・アリスは別としてヒロイン4人がそんな感じで、不倫に主婦売春に恐喝に薬に同性愛に・・・と、あるわあるわの事件のオンパレード。みんな幸せになりたくて必至に足掻いていて滑稽でいじましくて微笑ましくて。なんとも不思議な物語です。私としてはブラック・コメディかなと言う感じ。スーザンのライバルの色気むんむん女のイーディってのがヤナ奴なのに・・・段々と魅力を感じてしまったからあらら不思議(笑)。トンデモナイ終わり方をしたシーズン1ですが、どうやらシーズン2ではイーディが4人のヒロインに仲間入りできている模様。嬉しいなぁv この愛すべき愚かな崖っぷち女たちの中でイーディと同じく最初は嫌いだったのは完璧主義者のブリーでした。なんて言うかツンケンお高くとまっててヤナ女〜って見ていたのですが、シーズン1が終わって一番好きなキャラクターになってしまったことには自分でも驚きでした。超対照的なブリーとイーディが好きです。スーザンとガブリエルは美しいし、馬鹿だし、なんか好き。・・・で問題はリネット。どうもね、こいつだけが合わんかったですよー。なんて言うか痛い。痛すぎる。ある意味、等身大なのかもしれないですね。そんなことを言いながらシーズン2でまた見方や好き嫌いも変わるかもしれませんケレドモ。 とにかくなにやら楽しいDVDでありました。オススメでーすv
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