酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2007年03月02日(金) 『ぼくが愛したサイコ』 吉村達也

 誠は真希子との結婚を前に気持ちが足踏みをしていた。真希子はイマドキ珍しいタイプで大昔の青春ドラマのヒロインのよう。その大袈裟な純情っぶりッ子が鼻につきだしたのだ。しかし、真希子の両親には気にいられ、新居マンションまで買ってもらう始末。あとは結婚するだけのある花火の夜、誠は素晴らしく美しい女にいきなり首筋にキスをされた。女の名は彩子。あやこではなくサイコという女。サイコと出会ったことにより、誠は恐ろしいジェットコースターに乗ったかのように・・・!?

 藤原伊織さんや五條瑛さんや柴田よしきさん・・・などなどの新刊も読みました。読みましたが、感想も書かないまま。うーん、我ながら重症。気持ちが元気じゃないとなかなか感想を書けないです。半端に書けませんからね。ソノ点、吉村達也さんは重宝します! 読みやすいし、書きやすい! 良くも悪くもお手軽です。でもでもあなどるなかれ、吉村達也。相変わらずアクロバッティな着地をしてくださいます。こうくるのか・・・とあきれます(笑)。煙に巻くのが本当にうまい方です。気分的にヘビィな時は吉村達也さんみたいな路線が気がラクです。大好きです。

『ぼくが愛したサイコ』 2007.1.20. 吉村達也 双葉文庫



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